悲願の日本武道館で23年ぶりとなるマーティ・フリードマンとの共演も実現した最新のMEGADETH来日。その現場を2公演丸ごと極上体験できるオリジナル録音が登場です。そんな本作に吹き込まれているのは「2023年2月27日:日本武道館」公演と翌「2月28日:グランキューブ大阪」公演。その双方を完全収録した極上オーディエンス録音セットです。今回の来日は、6年ぶりの新作『『THE SICK, THE DYING... AND THE DEAD!』に伴うツアーの第一報も兼ねています。まずは、その活動概要も俯瞰しておきましょう。2022年・4月9日ー5月19日:北米#1(26公演)←※U.S. TOUR 2022・5月28日ー7月2日:欧州#1(23公演)←※HELLFEST 2022他・8月19日ー9月2日:北米#2a(10公演)《9月2日『THE SICK, THE DYING... AND THE DEAD!』発売》・9月4日ー10月15日:北米#2b(26公演)・12月4日:トルーカ公演 2023年・2月24日ー28日:日本(3公演)←★ココ★・3月21日ー26日:豪州(5公演)・3月31日/7月16日:北米#3(2公演)・7月23日ー8月25日:欧州#2(12公演)・9月1日:アラスカ公演 これが現在までに公表されている2022年/2023年のMEGADETH。「北米#2」からが新作ツアーなのですが、昨年秋には一段落。年の改まった2023年は日本から再スタートとなりました。本作に収められているのは、その2公演目/3公演目にあたるコンサートです。そんな2公演を真空パックした本作は極上級のオーディエンス録音。何しろ、両公演を手掛けたのは“西日本最強テーパー”氏。本稿に目を留められた方なら何らかのタイトルで“最強”氏の作品に触れられたと思いますが、本作はその最新弾。今回の日本武道館は配信もあったために軽々に「まるでサウンドボード!」と喧伝するわけにもいきませんが、ゴリゴリと骨太な芯が目の前に迫るド迫力はオーディエンス離れしているのも確か。特に大阪録音(DISC 3-4)は会場のサイズもあって格段にダイレクト。音色的にサウンドボードと間違えたりはしませんが、オンで距離感のない密度や詳細なディテール、見事なセパレート感はあえて間違えてあげたくなる素晴らしさです。そんな達人サウンドで画かれるのは、奇跡が起きた日本武道館を含むメモリアルな2夜。ここで曲数も異なっていた両公演のセットをまとめて整理しておきましょう。クラシックス(11曲)・ラスト・イン・ピース:Hangar 18/Tornado Of Souls(★)/Holy Wars... The Punishment Due・破滅へのカウントダウン:Sweating Bullets/Countdown To Extinction(★*)/Symphony Of Destruction(★)・その他:Peace Sells/Angry Again/A Tout Le Monde(*)/Trust/Dread And The Fugitive Mind キコ・ルーレイロ加入後(5曲)・ディストピア:The Threat Is Real/Conquer Or Die!/Dystopia・ザ・シック、ザ・ダイイング:Soldier On!(*)/We'll Be Back ※注:「*」印はは日本武道館(DISC 1-2)のみ。「★」印は日本武道館でマーティ・フリードマンと共演した曲(DISC 2)。……と、このようになっています。日本武道館(DISC 1-2)の方が4曲も多く、「Countdown to Extinction」「Tornado of Souls」「Symphony of Destruction」では(事前告知の通り)マーティ・フリードマンも登場。マーティのラスト・ショウは2000年1月14日シアトル公演でしたので、23年44日ぶりとなる共演が実現したのです。もうご存知の方も多いと思いますが、「Countdown to Extinction」のドラマティックなイントロに合わせ、デイヴ・ムステインがつぶやくように「Ladies and gentlemen, please welcome my dear friend, Marty Friedman!」とコールする。その噛みしめるような声の深みと言ったら……。現場では目眩でしてよく覚えていませんでしたが、改めて本作で触れても鳥肌が収まりません。そもそも「Countdown To Extinction」自体がマーティのためにセレクトされたのでしょう。この日が10年ぶりの復活でした。曲数も共演も美味しい日本武道館の影に隠れそうですが、実はライヴアルバム的には大阪公演(DISC 3-4)の方が優れている。サウンドのダイレクト感も上回っていますが、それ以上に大きいのはムステインの歌声。明らかに武道館よりも調子が良く、短めのセットをビシッと決めてくれる。もちろん、久々の復活で話題になった「Dread And The Fugitive Mind」もサウンドボード裸足の極上サウンドで楽しめます。1993年に告知されつつ、来日中止で幻となった日本武道館公演。あれから30年、遂に幻が現実のものとなりました。しかも、そこにはマーティ・フリードマンもいた。そんなメモリアルすぎる日本武道館公演と、サウンドとムステインの好調でベストショウとも言われる大阪公演。本作は、その双方を達人サウンドで極上体験できる超・お得セットです。まさに「数十年に1本」の最重要作。「2023年2月27日日本武道館/2月28日グランキューブ大阪」の極上オーディエンス録音セット。“西日本最強テーパー”氏によるオリジナル録音で、ゴリゴリと骨太な芯が目の前に迫るド迫力サウンド。特に大阪録音(DISC 3-4)は会場のサイズもあって格段にダイレクト。23年ぶりにマーティ・フリードマンとの共演が実現した武道館、サウンドとムステインの好調でベストショウとも言われる大阪公演。その双方を達人サウンドで極上体験できる超・お得セットです。Budokan, Tokyo, Japan 27th February 2023 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Grand Cube, Osaka, Japan 28th February 2023 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Budokan, Tokyo, Japan 27th February 2023 Disc:1 (46:23) 1. Intro 2. Prince of Darkness 3. Hangar 18 4. Dread and the Fugitive Mind 5. The Threat Is Real 6. Angry Again 7. Soldier On! 8. Sweating Bullets 9. Trust 10. Conquer or Die! 11. Dystopia Disc:2 (47:42) 1. A tout le monde 2. Countdown to Extinction (with Marty Friedman) 3. Tornado of Souls (with Marty Friedman) 4. Symphony of Destruction (with Marty Friedman) 5. We'll Be Back 6. Peace Sells 7. Holy Wars... The Punishment Due 8. Outro (Silent Scorn) Grand Cube, Osaka, Japan 28th February 2023 Disc 3 (50:30) 1. Intro 2. Prince of Darkness 3. Hangar 18 4. Dread and the Fugitive Mind 5. The Threat Is Real 6. Angry Again 7. Sweating Bullets 8. Trust 9. Conquer or Die! 10. Dystopia 11. Tornado of Souls Disc 4 (31:54) 1. Symphony of Destruction 2. We'll Be Back 3. Peace Sells 4. Holy Wars... The Punishment Due 5. Outro (Silent Scorn) Dave Mustaine - Lead Vocals, Guitar Kiko Loureiro - Guitar, Backing Vocals James LoMenzo - Bass, Backing Vocals Dirk Verbeuren - Drums