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Over the Rainbow オーヴァー・ザ・レインボー/Osaka,Japan 2009 Complete

リッチーの息子ユルゲン・ブラックモアと元RAINBOWメンバーによって結成されたOVER THE RAINBOW。その来日公演を伝えるオリジナル録音が新発掘です。そんな本作に吹き込まれているのは「2009年4月27日なんばHatch公演」。その一部始終を完全収録した極上オーディエンス録音です。OVER THE RAINBOWと言えば、来日は果たしたものの、オリジナル作品は何一つ残さずに泡沫に終わった幻プロジェクト。触れる機会もあまりないバンドでもありますので、まずは活動全景も俯瞰してみましょう。2009年・2月14日ー27日:欧州#1(8公演)・4月27日ー5月1日:日本(3公演)←★ココ★・6月4日:Sweden Rock Festival出演・7月3日ー10日:北米(4公演)・9月5日ー10月31日:欧州#2(21公演)2010年・4月15日ー23日:欧州#3(7公演)・6月7日ー10月10日:欧州#4(9公演)これがOVER THE RAINBOWの活動略歴。ただし、彼らの資料は少なく、同じ時期にはジョー・リン・ターナーのソロ公演も同時並行。資料によっては同じショウがOVER THE RAINBOW名義やジョーのソロ名義で記載されているなど、あやふやな点も多く(2010年9月にはVOICE OF RAINBOWとして来日もしていますし)、上記はあくまでざっくりとしたスケール感としてご覧ください。それはさておき、彼らは日本向けの限定プロジェクトだったわけではなく、欧州を主戦場として活動していたのがご理解頂けると思います。そんな中で来日公演は活動開始から間もない初期に行われ、本作の大阪公演はその初日にあたるコンサートでした。そんなショウを真空パックした本作は、極上の銘品。何しろ、本作をモノにしたのは当店お馴染みの“西日本最強テーパー”氏なのです。2009年は”最強”氏コレクションでも初期なのでオーディエンスらしさ感じられるのですが、それも音色止まり。オンな芯のダイレクト感、キリッと鮮やかな輪郭、楽器1つひとつの1音1音に至るまで綺麗に分かれたセパレート感……各項目をチェックしていくとどれもサウンドボード級なのです。音色にしても空間感覚はあるものの、そこは狭いクラブ規模の“なんばHatch”。遠さではなく、エネルギーが密封された密室感になっているのです。そんな極上クリア・サウンドで画かれるのは、RAINBOW栄光の名曲群。『銀嶺の覇者』から『孤高のストレンジャー』まで、全アルバムを濃縮した豪華さは、かつてないものでもありました。そのゴージャス感を実感していただくためにも、ここでセットを整理してみましょう。ジョー・リン・ターナー時代(7曲)・Street Of Dreams/Death Alley Driver/Power/Can't Happen Here/Jealous Lover/Stone Cold/I Surrender その他(10曲・ロニー時代:Tarot Woman(★)/Kill The King(★)/Man On The Silver Mountain/Stargazer/Long Live Rock 'N' Roll・グラハム時代:Eyes Of The World(★)/Since You Been Gone/All Night Long・ドゥギー時代:Ariel(★)/Wolf To The Moon(★)※注:「★」印はRAINBOW時代にジョーが歌ったことのない曲。……と、このようになっています。さすがに軸となっているのはジョーの持ち歌ですが、それ以外も山盛りのグレイテスト・ヒッツ。中にはジョーがRAINBOW時代に歌ってなかったレパートリーもある。いきなり本家ではやらなかった「Tarot Woman」でスタートしますし、「Kill The King」もジョー時代RAINBOWはインストでしたが、ここではしっかりヴォーカル入り。2006年のシンフォニー共演から歌うようになった「Eyes Of The World」もバンド・バージョンで披露しています。また、グレッグ・スミスがいるとは言え「Ariel」「Wolf To The Moon」でも何の気負いもなく歌うのもジョーらしい。尻軽とそしる向きもあるかも知れませんが、ドゥギー時代の曲がなくてもショウは成立するわけで「ファンが喜ぶならどんな曲でも歌うよ」の言葉はやはりポリシーなのでしょう。実際、サービス精神に裏打ちされた「虹色ジューク・ボックス」は最高に楽しいのも事実なのです。そんなセットを綴るパフォーマンスも聴きどころ。歴代メンバーが勢揃いし、柔軟なジョーが歌うアンサンブルは紛れもなく虹色。実のところ(活動開始直後だったせいか)ユルゲンのギターは「大丈夫?」と言いたくなるシーンもあるのですが、曲間にも父親を意識したフレーズを爪弾くなどイメージを崩さないスタイルは憎めない。「虹の彼方に」を盛り込んだ「Death Alley Driver」のアレンジなど、リッチーがやりそうなアレンジもニクい(どっちやねん)です。まさに「虹色のジューク・ボックス」。極めつけのベスト選曲を当事者達が甦らせたライヴアルバムです。ある意味で21世紀RAINBOWよりも聴き応えがあるかも知れない「番外編RAINBOW」。ジョー・リン・ターナーやリッチーの息子ユルゲン・ブラックモアによる「2009年4月27日なんばHatch公演」の極上オーディエンス録音。“西日本最強テーパー”氏による未発表オリジナル録音で、オンな芯のダイレクト感、キリッと鮮やかな輪郭、楽器1つひとつの1音1音に至るまで綺麗に分かれたセパレート感……すべてがサウンドボード級。本家ではやらなかった「Tarot Woman」やドゥギー時代の「Ariel」「Wolf To The Moon」も美味しい「虹色ジュークボックス」です。Live at Namba Hatch, Osaka, Japan 27th April 2009 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1 (51:16) 1. Intro 2. Tarot Woman 3. Kill The King 4. Street Of Dreams 5. Man On The Silver Mountain 6. Death Alley Driver 7. Keyboard Solo 8. Eyes Of The World 9. Ariel 10. Wolf To The Moon 11. Power Disc 2 (56:05) 1. Band Jam 2. Can't Happen Here 3. Jealous Lover 4. Drum Solo 5. Stargazer 6. Long Live Rock 'N' Roll 7. Since You Been Gone 8. Stone Cold 9. I Surrender 10. All Night Long Joe Lynn Turner - Vocals Jurgen Blackmore - Guitar Tony Carey - Keyboards Greg Smith - Bass Bobby Rondinelli - Drums

Over the Rainbow オーヴァー・ザ・レインボー/Osaka,Japan 2009 Complete

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