オリメン時代でも屈指の大名盤をモノにしながらライヴ音源の秘境でもある『FAIR WARNING』時代。その現場を伝える最高峰録音が登場です。そんな本作に吹き込まれているのは「1981年6月19日ロサンゼルス公演」。その大傑作オーディエンス録音です。“FAIR WARNING Tour”は、VAN HALEN史上もっとも録音に恵まれていない事でも知られる時代。録音自体はそれなりの数が存在するのですが、クオリティ的に厳しい物がほとんど。傑作級以上の録音をセットした5枚組の大作『THREE WARNING』が定番ではあるものの、それ以外にはほとんど全滅状態が続いてきました。本作は、そんな状況に終止符を打つ極上ライヴアルバムなのです。まずは、当時の活動全景で『THREE WARNING』との位置関係を確認してみましょう。《4月29日『FAIR WARNING』発売》・5月12日:ハリファックス公演*5月15日『THREE WARNING(Disc 1-2)』・5月16日ー6月18日(20公演)*6月19日:ロサンゼルス公演 ←★本作★・6月20日ー7月31日(24公演)*8月2日『THREE WARNING(Disc 3)』・8月3日ー10月6日(28公演)*10月7日『THREE WARNING(Disc 4-5)』・10月9日ー25日(9公演)※注:「*」印は、当店コレクションのある公演。これが1981年のVAN HALEN。公演国が省略されていますが、実はすべて北米。オリメン時代で唯一、海外公演のない北米限定ツアーだったのです。本作のロサンゼルス公演は、その23公演目にあたるコンサートでした。そんなショウを真空パックした本作は、コアなコレクター感で伝説的な人気を誇ってきたアナログ・ブートレッグ『HOME GROUND』でも知られる伝統録音。本作は、その『HOME GROUND』の極上クオリティ盤から精緻にデジタル化された銘品なのです。実際、そのサウンドは“FAIR WARNING Tour”の最高峰となるもの。ホール鳴りも吸い込んだオーディエンスらしいサウンドではあるものの、その空気感を貫く芯は力強く、ディテールも繊細なのです。そして、特筆すべきは鳴りの美しさ。伝説のアナログ盤から起こされているだけにダビング劣化/経年劣化がまるでなく、機微の機微まで歪みもヨレもなく艶やか。クリスタル・クリアな空気感のド真ん中を真っ直ぐに伸び、エッジを曇らせるどころかシャープに輝かせている。もちろん、アンサンブルにダイナミックな厚みや一体感も与えており、「オーディエンスだからこその美」を体現してくれる名録音でもあるのです。そんなシャープ・サウンドで画かれるのは、秘境の“FAIR WARNING Tour”。他のどのツアーとも異なるフルセットを整理してみましょう。戒厳令(6曲)・Sinner's Swing!(★★)/Hear About It Later(★)/So This Is Love?/Sunday Afternoon In The Park(★★)/Mean Street/Unchained クラシックス(10曲)・炎の導火線:On Fire/Jamie's Cryin'/Runnin' With The Devil/Ice Cream Man/Feel Your Love Tonight/You Really Got Me/Ain't Talkin' 'Bout Love・その他:Dance The Night Away/Romeo Delight/Everybody Wants Some!!※注:「★」印は30年以上封印される曲。特に「★★」印はこのツアーだけの限定曲。……と、このようになっています。『炎の導火線(7曲)』と『戒厳令(6曲)』が2本軸。ゲイリー・シェローン時代まで封印される「Feel Your Love Tonight」辺りも意外と貴重だったりしますが、やはり必聴なのは『戒厳令』ナンバーでしょう。特に、このツアーの後は演奏されなくなる「Sinner's Swing!」「Hear About It Later」「Sunday Afternoon In The Park」は激レアです。それでも「Hear About It Later」は再結成時代に何度か演奏されるものの、名曲「Sinner's Swing!」はこのツアーでしか演奏されていません。また、同じく限定曲なのが「Sunday Afternoon In The Park」。シンセがうねるインスト序曲だけに貴重なだけで面白くはない……かと思いきや、「One Foot Out the Door」ではなく「Romeo Delight」に雪崩れ込む流れが異様にカッコイイ! これもまた“FAIR WARNING Tour”を象徴する名シーンであり、それを胸のすくクリア・サウンドで体験できるのです。シングル・ヒットもないのに、歴代屈指の人気を誇っている『FAIR WARNING』。あの大名盤を創り上げたバンド・ポテンシャルで貴重なレパートリーをブチかましてくれるライヴアルバムの最高峰です。知る人ぞ知るツアーの旨みを体験するのに絶好の伝統録音。「1981年6月19日ロサンゼルス公演」の大傑作オーディエンス録音。伝説のアナログ盤『HOME GROUND』からデジタル化された銘品で、そのサウンドは“FAIR WARNING Tour”の最高峰。瑞々しくクリスタル・クリアな空気感が素晴らしく、そのド真ん中を真っ直ぐに伸びる演奏もエッジがシャープに輝いている。激レアな「Sinner's Swing!」「Hear About It Later」「Sunday Afternoon In The Park」も美味しい“FAIR WARNING Tour”のフルショウを極上体験できます。Los Angeles Sports Arena, Los Angeles, CA, USA 19th June 1981 TRULY PERFECT SOUND Disc:1 (43:15) 1. Intro 2. On Fire 3. Sinner's Swing! 4. Drum Solo 5. Hear About It Later 6. So This Is Love? 7. Jamie's Cryin' 8. Bass Solo 9. Runnin' With the Devil 10. Dance the Night Away 11. Sunday Afternoon in the Park 12. Romeo Delight Disc:2 (48:03) 1. Everybody Wants Some!! 2. Ice Cream Man 3. Mean Street 4. Guitar Solo 5. Feel Your Love Tonight 6. You Really Got Me 7. Unchained 8. Ain't Talkin' 'bout Love David Lee Roth - Lead Vocals Eddie Van Halen - Guitars, Vocals Michael Anthony - Bass, Vocals Alex Van Halen - Drums