1975年6月10日より3日間行われたニューヨーク、ボトムライン公演の2日目の模様を、最新マスタリングも施したベスト・クオリティーで最長収録。まず故中山康樹氏を含め全てのマイルス愛好家から絶大の信頼を受け、数々の名盤を生み出した伝説のレーベル完全監修を受けて、2020年末より限定リリースされている本シリーズは、内容クオリティーの素晴らしさはもちろん、海外ファンの間でもすでに大きな話題を呼ぶことに。そして今回はあの『アガルタ』や『パンゲア』を生んだ1975年マイルス・バンドの、伝説の来日公演後となる6月にニューヨークはボトムラインで3日間行われたライブから、2日目11日の模様を、現存する音源の中で最も音質が良いロング・バージョンをマスターに改めて再構築。とにかく音圧のすごさがハンパなく、このバンドの最大の魅力である、聴く者を圧倒する迫力が鳥肌もので、またマスター起因で数か所欠けていた個所も別音源から補完し、そのあたりもプロユース編集にて違和感なくスムーズに。そして演奏の方も「アガパン」以降を象徴するフォーマットと方向性で、序盤こそ抑えめながら、『アガルタ』のオープニング・パターン以降のメドレーから大爆烈となり、また終盤では先の日本公演ではまだ演奏されていなかったメロディアスな「MOTHER DEAREST MOTHER」や「LATIN (aka MINNIE)」が演奏されているのも要チェック。他にも3月まで在籍していたソニー・フォーチュンに替わり、サム・モリスンが短期間参加していた時期であったりと、それらも含めて1975マイルス・バンドの終焉時期でもあった超絶演奏を、2022年最新の丁寧なマスタリングによる最上級グレードによるサウンドで再現。Recorded at Bottom Line Club, NYC, NY, USA June 11th 1975 / Original Remastered by VDD 2022 DISC 1 : (First Set) 1. TURNAROUNDPHRASE 2. TUNE IN 5 3. TURNAROUNDPHRASE 4. FOR DAVE (MR. FOSTER) 5. MOTHER DEAREST MOTHER DISC 2 : (Second Set) 1. FUNK (PRELUDE Part 1) 2. IFE 3. MAIYSHA 4. RIGHT OFF Miles Davis - trumpet, organ / Sam Morrison - soprano saxophone, tenor saxophone, flute / Pete Cosey - guitar, percussion / Reggie Lucas – guitar / Michael Henderson - electric bass / Al Foster – drums / James Mtume Foreman - conga, percussion