結成20周年にして、ノーメイク時代を締めくくった“KISS MY ASS Tour”。最高傑作と謳われた『BUENOS AIRES 1994 DAT MASTER』の姉妹作とも言うべき超極上サウンドボード・アルバムが誕生! 史上最長・最高峰を更新する新発掘マスターを2CDで緊急リリース決定です。そんな本作に刻まれているのは「1994年9月5日ブエノスアイレス公演」。そのステレオ・サウンドボード録音です。「1994年の南米」と言えば、ノーメイク時代末期の大定番。前述『BUENOS AIRES 1994 DAT MASTER』の他にも『MONSTERS OF ROCK BUENOS AIRES 1994』や公式化されたサンパウロ公演などの映像篇もひしめいています。活動の全体像は他作品の解説に譲り、まずは「南米」レッグに絞り込んでショウのポジションを確かめてみましょう。「南米」レッグの詳細・8月27日:サンパウロ公演 ←※公式KISSOLOGY・9月1日:サンチアゴ公演・9月3日『BUENOS AIRES 1994 DAT MASTER』&プロショット・9月5日:ブエノスアイレス公演 ←★本作★・9月8日:メキシコシティ公演・9月14日:ブエノスアイレス公演・9月15日:ブエノスアイレス公演・9月16日:ブエノスアイレス公演以上の全8公演。そのうち5回がブエノスアイレス公演でもありました。サウンドボード名盤『BUENOS AIRES 1994 DAT MASTER』やプロショットで有名なのは、その初日(9月3日)。それに対して本作は「2日目(9月5日)」にあたるコンサートでした。この「2日目(9月5日)」もラジオ放送が有名で、そのFMサウンドボードが数々の既発を生む大定番として君臨してきました。本作も同じサウンドボードでありつつ、その最長・最高峰を更新する新発掘マスターなのです。本稿に目を留められた方ならご存知の通り、当店では独自ルートの関係者マスターを次々とご紹介しておりますが、本作はその最新弾なのです。まず、サウンド。タイプとしては明らかにミックス卓直結系でして、ラフな演奏音が丸出しで耳に流し込まれ、猛烈な幅でパンするステレオ感も鮮烈です。もっとも、そんな個性は既発でもお馴染みだったわけですが、ナチュラル感は段違い。ひと口に「従来マスター」と言っても様々なジェネが出回っているものの、若ジェネでも激しくノイズ・リダクションがかけられて痩せていたり、細部が歪んでしまったものばかりでした。それに対し、新発掘マスターの本作は若ジェネな上に鳴りまでナチュラルな最高峰サウンドなのです。そんなサウンド以上に重大なのが過去最長を更新する長さ。開演パートや曲間が大幅に増量されており、「Unholy」前のMCも長く収録されている。さらに鮮烈なのが終盤でして、演奏パートも増量。従来マスターではイントロが欠けていた4曲「Lick It Up」「I Love It Loud」「Black Diamond」「Rock and Roll All Nite」も開始前からしっかり聴けるのです。その最長・最高峰マスターで楽しめるフルショウとはどんなものか。実は前日の『BUENOS AIRES 1994 DAT MASTER』とも微妙に異なっていますので、比較しながら整理してみましょう。70年代クラシックス(16曲)・地獄からの使者:Deuce/Cold Gin(★)/Firehouse(★)/Black Diamond(★)・地獄のさけび:Parasite(★)/Watchin' You/Got To Choose(★★)・地獄の軍団:I Was Made For Lovin' You/God Of Thunder(★)/Detroit Rock City・地獄のロックファイアー:I Want You(★)/Calling Dr. Love(★)/Makin' Love(★)・その他:Rock And Roll All Nite/I Stole Your Love(★)/Love Gun(★)ノーメイク時代(7曲)・暗黒の神話:Creatures Of The Night/War Machine(★)/I Love It Loud・その他:Lick It Up/Heaven's On Fire/Unholy/Domino ※注:「★」印は公式『ALIVE III』で聴けなかった曲。特に「★★」印は前日サウンドボード『BUENOS AIRES 1994 DAT MASTER』にもなかった曲。……と、このようになっています。基本的には前日『BUENOS AIRES 1994 DAT MASTER』で演奏していた曲はすべて披露しており、公式『ALIVE III』で聴けない曲も同一。そこに『HOTTER THAN HELL』からの復活曲「Got To Choose」まで盛り込まれているのです。ノーメイク時代末期を代表してきた南米の極上サウンドボード、その最長・最高峰更新盤です。今回もまた世界中のコレクターを震撼させること間違いナシの関係者流出マスター。「1994年9月5日ブエノスアイレス公演」のステレオ・サウンドボード録音。大ヒットした『BUENOS AIRES 1994 DAT MASTER』の次のショウで、本作も同じ関係者流出の最長・最高峰更マスター。従来盤は「Lick It Up」「I Love It Loud」「Black Diamond」「Rock and Roll All Nite」の冒頭や「Unholy」のMCが欠け、サウンドも激しいノイズ・リダクションがかけられていましたが、本作にはそうした欠点が一切ない。前日『BUENOS AIRES 1994 DAT MASTER』で聴けない「Got To Choose」も美味しいフルショウを脳みそに直接流し込んでくれる快感盤です。Estadio Obras Sanitarias, Buenos Aires, Argentina 5th September 1994 STEREO SBD(UPGRADE) Disc 1 (77:36) 1. Intro ★イントロ長い 2. Creatures of the Night 3. Deuce 4. Parasite 5. Unholy ★MC長い 6. I Stole Your Love 7. Cold Gin 8. Watchin' You 9. Firehouse 10. I Want You 11. Calling Dr. Love 12. Makin' Love 13. Got to Choose 14. War Machine 15. I Was Made For Lovin' You 16. Domino 17. Love Gun Disc 2 (40:22) 1. Lick It Up ★既発イントロ欠落 2. God of Thunder 3. I Love It Loud ★既発イントロ欠落 4. Detroit Rock City 5. Black Diamond ★既発イントロ欠落 6. Heaven's on Fire 7. Rock and Roll All Nite ★既発イントロ欠落 Paul Stanley - Guitar, Vocals Gene Simmons - Bass, Vocals Bruce Kulick - Guitar Eric Singer - Drums, Vocals STEREO SOUNDBOARD RECORDING