1993年のその年の幕開けとなる貴重な最初のライヴが初登場!!「ケルン・コンサート」のような静謐で叙情的なゆったりとした演奏から始まる、キースのファンには堪らないライヴとなっています!!ソロ、トリオ含めて1992年は僅か12公演、1993年は13公演とキースは年間を通してかなり少ないコンサート活動でした。因みにソロ・コンサートは1992年は8公演、1993年は3公演となっています。1993年のやはり最初のコンサートとなる2月20日アムステルダム・コンセルトヘボウ公演が、レーベル独自の丁寧なマスタリングを施した高音質で完全収録したタイトルか入荷しました!!「ケルン・コンサート」を彷彿とさせる、最初のインプロビゼーションのスタートからキースらしい奥底から湧き出る美しいメロディの一音一音を噛み締める様に紡いでいく。キースの多くのソロ・コンサートを聴いていると、その日のキースのコンディションは演奏の最初の入りが大事だと思う。そこから思いつくままに自由に展開して見事なまでに起承転結を繰り広げていく。特に美しいメロディから始まる時のインプロビゼーションは完成度が高い、と感じる。長尺にしろ、スタンダードにしろ、即興で生み出されたとは思えないほど完成度の高いキースの演奏は、息を呑むほど美しく聴くものの胸をかき乱す。身体から絞り出すようにして生まれたイマジネイティブなキースのピアニズムに、皆ただただ呆然とするばかり…