ランディ・ローズ時代を代表してきた伝説録音がまさかのアップグレード。”最強オーディエンス決定戦”に決着を付ける最高傑作アルバムとして永久保存決定です!ランディ時代の最高傑作を競い合ってきた名録音たち そんな本作に刻まれているのは「1981年8月7日プロヴィデンス公演」。その極上オーディエンス録音です。もうピンと来ている方も多いと思いますが、このショウは以前からランディ時代でもトップ・クラスの超名録音が残された事で知られ、当店でも『HOWLING BLIZZARD(の一部)』が大定番として君臨してきました。本作は、そんな伝説録音のアップグレード・マスターなのです。しかも、本作の意義は単なるアップグレードだけでもない。本作の登場により「ランディ時代のNo.1録音」が決定したのです。もちろん、ひと口に「ランディ時代」と言っても時期によって意義が異なりますし、それぞれに王者録音が存在する。その辺が整理しながらでないと「王者録音や最高傑作ばっかりやん」となってしまいがち。では、本作のポジションや意義はどんなものなのか。いつものように、活動全景から始めましょう。1980年《Bデイズリー、Lカースレイク、Lブリッジウォーター》・9月3日ー11月8日:英国(37公演)←※TRIBUTE 1981年《Rサーゾ、Tアルドリッジ、Lブリッジウォーター》・4月22日ー9月13日:北米#1(93公演+英国1)←★ココ★・11月1日ー12月2日:欧州(11公演)《Rサーゾ、Tアルドリッジ、Dエイリー》・12月30日+31日:北米#2a(2公演)1982年・1月1日ー3月18日:北米#2b(45公演)《3月19日ランディ・ローズ死去》これがオジーとランディがステージを分け合った1年半。メンバーも細かく入れ替わっていたわけですが、メイン・レッグにして音源の宝庫なのが「北米#1」。幾多の名作オーディエンスがひしめき、公式の象徴盤『TRIBUTE』もこの時期に製作されました。当店コレクションも大量にありますが、今回のポイントは「王座決定戦」。代表サウンドボードとオーディエンスの最高峰レースにノミネートされている名盤に絞り込んでコレクションを整理してみましょう。「北米#1」の詳細《3月:トミー・アルドリッジ/ルディ・サーゾ加入》・4月22日ー4月28日(6公演)*4月29日『THE CRAZY GANG(ロチェスター)』・4月30日+5月1日(2公演)*5月2日『PALLADIUM 1981 1ST SHOW』・5月3日ー10日(6公演)*5月11日『DEFINITIVE TRIBUTE(クリーヴランド)』・5月13日ー7月27日(41公演)*7月28日『DEFINITIVE TRIBUTE(モントリオール)』・7月31日ー8月6日(6公演)*8月7日:プロヴィデンス公演 ←★本作★*8月8日『SOUTH FALLSBURG 1981』・8月9日ー12日(3公演)*8月14日『NASSAU COLISEUM 1981』・8月15日ー9月13日(23公演)※注:「*」印は名盤コレクションで聴けるライヴ。……と、このようになっています。サウンドボードはさておき、この中で「ランディ・オーディエンスの王」を競い合ってきたのがサウス・フォールズバーグ録音と本作のプロヴィデンス録音でした。長い歴史の間、プロヴィデンス録音が1枚上手という時期が続いてきたのですが、3年前に発掘されたアップグレード盤『SOUTH FALLSBURG 1981』の登場により、2つの王者が並び立つ2大連合制が確立されました。ところが、その2大体制を崩壊させたのが本作。新発掘されたプロヴィデンス録音の若ジェネ・マスターなのですが、そのサウンドはグッと瑞々しく、ダイレクト感まで向上。『SOUTH FALLSBURG 1981』を再び引き離しての単独王者に君臨することになったのです。王座に返り咲いた伝説録音の新発掘マスター 実際、あまりにオンな芯は録音ポジションまで近くなったように感じられ「実は別録音?」と思ったほどです(実際には同じ録音でした)。全体的に若ジェネの旨みが感じられるのですが、特に要となるのが右チャンネル。ダビングかデジタル化かは分かりませんが、従来マスターは右チャンネルが劣化しており、全編の左右バランスが崩れていました。もちろん、長年「そういう録音」と思われてきたのですが、今回の新マスターによって「右チャンネルも鮮やかだった」と分かったのです。ここでポイントなのが「ギターが右チャンネルに寄っている」という事。そう、単に右側が鮮やかになったのではなく「ランディの演奏が激しくアップグレードした」のです! その威力は絶大にも程がある。そもそもサウンドボード級に鮮やかだったのに、大気の存在を感じさせないほどにオンになったギターは「これがサウンドボードじゃない?」級。もちろん、長年聴き倒した録音ですから今さらサウンドボードとは思いませんが、初体験だったら間違いなく思っていたことでしょう。そしてギターのインパクトに耳が慣れてくると、他楽器もスゴいと気づく。特にベース。従来マスターでは遠くで鳴っていたベースがグッと近寄ってきてラインも1音1音がくっきり聞こえる。さらに言えば、オジーのヴォーカルまでスゴい。この日はオジーが絶好調でランディ時代トータルでも「オジーが凄い日」として知られているのですが、本作はその機微がさらにはっきり。声の伸びや思い切りの良さまで肌感覚で味わえる。本作最大のポイントは音の良さではあるのですが、実はライヴ内容も「王」と呼ぶに相応しい大名演なのです。「ランディ客録の王」……それこそが本作の真価です。近年は他録音のアップグレードに追いつかれ気味でしたが、やはり真の意味で王を超えられるのは王自身だけだったのです。天才ギタリスト:ランディ・ローズの生演奏を現場体験するなら、本作以上のライヴアルバムは存在しません。そんな次元に立つ王者の1枚。「1981年8月7日プロヴィデンス公演」の極上オーディエンス録音。かつてランディ時代を代表していた超名録音で、最近発掘された若ジェネ・マスターによるアップグレード盤。これまで劣化していた右チャンネルが鮮やかになった事でランディのギターが格段にビルド・アップ。「ランディ時代のNo.1録音」に返り咲いた王者のライヴアルバムです。Ocean State Theatre, Providence, RI, USA 7th August 1981 TRULY PERFECT SOUND(UPGRADE)(64:30) 1. Carmina Burana 2. I Don't Know 3. Crazy Train 4. Believer 5. Mr. Crowley 6. Flying High Again 7. Revelation (Mother Earth) 8. Steal Away (The Night) 9. Drum Solo 10. Suicide Solution 11. Guitar Solo 12. Iron Man 13. Children of the Grave 14. Paranoid Ozzy Osbourne - Vocals Randy Rhoads - Guitar Rudy Sarzo - Bass Tommy Aldridge - Drums Lindsey Bridgewater - Keyboards