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Ozzy Osbourne オジー・オズボーン/CA,USA 1988 Complete

古馴染みのギーザー・バトラーと後半生の相棒ザック・ワイルドで両翼を固め、最強の布陣を従えていた1988年のオジー・オズボーン。その現場をリアル体験できるライヴアルバムが登場です。そんな本作に吹き込まれているのは「1988年12月31日ロングビーチ公演」。大晦日の年越しライヴを記録した強力オーディエンス録音です。『NO REST FOR THE WICKED』時代のライヴと言えば、何よりも2つの大定番プロショット『PHILADELPHIA 1989』『MOSCOW MUSIC PEACE FESTIVAL』が有名ですし、ザック初見参となった日本公演も思い出深いところ。まずは、新旧の相棒ザック/ギーザーが揃っていたワールド・ツアー全景を振り返り、本作のポジションを確かめてみましょう。1987年《5月:ザック・ワイルド加入》・7月17日+28日/12月15日:ウォームアップ 1988年《5月:ギーザー・バトラー加入》・7月7日ー23日:英国(12公演)《9月28日『NO REST FOR THE WICKED』発売》・11月16日ー12月31日:北米#1(29公演) ←★ココ★ 1989年・1月6日ー30日:北米#2(15公演)・2月27日ー3月10日:日本(7公演)・3月29日ー5月5日:欧州(27公演)・6月1日ー8月5日:北米#3(52公演)←※PHILADELPHIA 1989・8月13日『MOSCOW MUSIC PEACE FESTIVAL』《8月:ギーザー・バトラー脱退》これがザック加入からギーザー離脱に至るまでの歩み。ザック加入直後の1987年にもウォームアップ的なギグを行ったようですが、本格ツアーはギーザーが加入した1988年になってから。本作のロングビーチ公演はツアー前半にあたる「北米#1」の最終公演でした。そんなショウを真空パックした本作は、瑞々しい空気感を力強い芯が貫く名録音。決してサウンドボードと間違えるようなタイプではなく、むしろオーディエンスらしいリアリティが美味しい。何より空気感が澄んでいて、ディテールまでしっかり分かる。特に肝心のヴォーカルとギターが鮮明。オジーは歌詞の一語一語まで鮮やかに聞こえ、ホール鳴りによって伸びまくる歌声は絶好調そのものです。そして、ザック。常に激しく情熱的に弾き倒す人ですが、その頂点は間違いなく“NO REST FOR THE WICKED Tour”でした。本作は、その荒ぶるピッキングの1つひとつがえらく鮮明。猛烈に速射しようと、大胆なチョーキングで軋ませようと、ハーモニクスをド派手に轟かせようと、その1音1音が潰れもせずにくっきり・はっきり味わえるのです。そんな鮮やかフレッシュなサウンドで画かれるのは、マニア筋でも人気の高い“NO REST FOR THE WICKED Tour”のフルショウ。本稿に目を留められた方ならセットもお馴染みとは思いますが、念のためここで整理しておきましょう。ノー・レスト・フォー・ザ・ウィケッド(4曲)・Bloodbath In Paradise(*)/Tattooed Dancer(*)/Fire In The Sky(★)/Miracle Man その他(11曲)・サバス時代:Sweet Leaf/War Pigs/Iron Man/Paranoid・ランディ時代:I Don't Know/Flying High Again/Mr. Crowley/Suicide Solution/Crazy Train・ジェイク時代:Shot In The Dark/Bark At The Moon(★)・その他:Auld Lang Syne(★:蛍の光)※注:「★」印は大定番プロショット『PHILADELPHIA 1989』で聴けない曲。「*」印はこのツアーだけの限定曲。……と、このようになっています。新時代のリフ・マスターを知らしめた『NO REST FOR THE WICKED』ナンバーや意外とレアな「Sweet Leaf」などが耳を惹きますが、それ以上にフルショウの流れが眩しい。若きザックの緩急?んなもん知るか!と叫ぶようなギターの猛ラッシュ。しかもスラッシュメタルとは違ってアグレッシヴではあってもキャッチーなフレーズが絶え間なく途切れない。その後もオジー&ザックの録音は無数に生まれていったわけですが、“NO REST FOR THE WICKED Tour”は特別であり続けているのです。さらに「この日だけの特別ポイント」なのがアンコール。ステージに再登場したオジーはおもむろにカウントダウンを開始し、年明けと共にシンセで「Auld Lang Syne(『蛍の光』の原曲)」が演奏されるのです。幾多のギターヒーローを発掘・共演してきたオジーのキャリアにあって、トニー・アイオミ/ランディ・ローズと並ぶ特別な存在となり得たザック・ワイルド。“NO REST FOR THE WICKED Tour”はそんな盟友との出会いであり、「終生のオジー・スタイル」の完成の場でもありました。その歴史的なツアーにリアル・サウンドで立ち会える新名盤。「1988年12月31日ロングビーチ公演」の強力オーディエンス録音。瑞々しい空気感を力強い芯が貫く名録音で、ディテールまでしっかり分かる。オジーは歌詞の一語一語まで鮮やかに聞こえ、ホール鳴りによって伸びまくる歌声は絶好調そのもの。ザックも猛烈に速射しようと、大胆なチョーキングで軋ませようと、ハーモニクスをド派手に轟かせようと、その1音1音が潰れもせずにくっきり・はっきり。貴重な年越しカウントダウン・ライヴを本生100%体験できます。Long Beach Arena, Long Beach, CA, USA 31st December 1988 PERFECT SOUND Disc:1 (65:00) 1. Intro / Carmina Burana 2. I Don't Know 3. Flying High Again 4. Mr. Crowley 5. Shot in the Dark 6. Bloodbath in Paradise 7. Zakk Wylde guitar solo 8. MC / guitar solo 9. Sweet Leaf 10. War Pigs 11. Tattooed Dancer 12. Randy Castillo drum solo 13 Tattooed Dancer (reprise) Disc:2 (39:36) 1. Fire in the Sky 2. Miracle Man 3. Suicide Solution 4. Iron Man 5. Crazy Train 6. Countdown to 1989 / Auld lang syne 7. Bark at the Moon 8. Paranoid Ozzy Osbourne - Vocal Zakk Wylde - Guitar Geezer Butler - Bass Randy Castillo - Drums John Sinclair - Keyboards

Ozzy Osbourne オジー・オズボーン/CA,USA 1988 Complete

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