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Weather Report ウェザー・リポート/NY,USA 1983

驚異の才能を持つ若獅子オマー・ハキムとヴィクター・ベイリー在籍の全盛期に天下のニューヨークで爆発した最終ラインナップのウェザーピカイチの大名演の本邦初登場となるマスターを使用したモーレツなタイトルが入荷!!83年ニューヨーク公演は、ジャズ/フュージョン・シーンでは珍しく長期に渡り活動を共にしてきたジャコ時代もそろそろマンネリ化を避けられず、遂にジャコが自身のバンド/ソロ活動のためウェザーを辞し、アースキンもジャコのバンドに参加するため脱退を表明する。そこで新リズム・セクション候補としてザヴィヌルとショーターが白羽の矢を立てたのが、デューク・エリントンやカウント・ベイシー楽団でトロンボーン奏者として活躍したハンサン・ハキムの息子で、独特の高いチューニングを施したスネアとビリー・コブハム顔負けの手数の多さを誇り稀に見るドラムスの逸材と呼ばれていた若干23歳のオマー・ハキムだった。さらにハキムとは顔見知りだった、バークリー音大卒業後巨匠ソニー・ロリンズやロイ・ヘインズ、ビリー・コブハム、マイケル・ブレッカーとの共演でメキメキと頭角を現していた、これまた若干22歳のヴィクター・ベイリーとパーカッションのホセ・ロッシーをハキムが連れてきて、ここに新生ウェザーが誕生する。この新体制にしてウェザー最後のメンバーとなって1年、黄金のラインナップと呼ばれたジャコ時代をも凌駕する強烈な演奏でさらに多くのファンを魅了した1983年3月19日ニューヨーク州ビーコン・シアター公演を、有名テーパーのオリジナル・ファースト・マスターテープにレーベル独自の丁寧なマスタリングを施した極上高音質サウンドにて捉えた2枚組初登場!!リリース間もない新作の評判も上々で、前年に少数回ながらライヴを行いそのパフォーマンスも話題になっていたウェザーが遂に本格的なライヴ・ツアーを行うという事で、発表されたライヴ会場各地のチケットが発売直後に早々とソールドアウトしたというこのツアーでは、新作リリース直後にも関わらずもう翌年発表の次作「ドミノ・セオリー」のレコーディング・セッションも開始され、いかにこの時期のウェザーが充実していたかを裏付けており、今公演では早くも次作「ドミノ・セオリー」からの楽曲も披露され、さらに「プロセッション」からの「モラセズ・ラン」もセットリストに加え、その演奏もさらに磨きがかかり、ウェザー後にマイルス・デイヴィス、ハービー・ハンコック、渡辺 香津美、マドンナ、マライア・キャリーからSMAP、嵐まで引っ張りだことなるハキムの甲高い目にも止まらぬ早さを誇る手数の多いテクニカルなドラムスと、やはりウェザー後はファースト・コール・ベーシストとなるハード・スラップから繰り出されるR&Bテイストの効いたファンキーかつグルーヴィーなベイリーのベースに、ザビヌルが望む最良の民族音楽的な要素を加味した多彩なパーカッションを操るロッシーを擁するリズム隊がまるで生き物のように躍動し、ザビヌルもショーターも素晴らしいプレイで応戦する理想的なバンド演奏を堪能していただけます!ニューヨークでのパフォーマンスということもあり、特にこの日のショーターはキレてます。「ファスト・シティ」での壮絶なブローなど神懸かってます!

Weather Report ウェザー・リポート/NY,USA 1983

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