今回「見事なクリーン・トランスファーが実現した「ターコイズ・ロゴのファースト」with「無修正マト」LPですが、同盤に限らずZEPファーストのリアタイ・リリース盤はどれも人気が高い。もちろんUSオリジナル盤も同様でして、ビートルズやローリング・ストーンズのようなグループのLPなどと同様、UKオリジナルとはまるで音質が違う。ZEPのファーストアルバムに関して言えばターコイズ&無修正マトが圧倒的な人気を誇る訳ですが、それがアナログならではの繊細な高音の響きをたたえてプレスされていたとすれば、USオリジナルはアナログもう一つの長所であるウォーミーさが全開。それが顕著なのは「Dazed And Confused」に「How Many More Times」あたり。また元々の音質が良くない「Communication Breakdown」などはUKオリジナル盤よりもこちらを好む方がいてもおかしくないほど。このように演奏の激しめな楽曲、さらにはボンゾのドラムが目立つ楽曲ではUKオリジナルとは違った味わいと魅力がはっきり感じられる。もちろん現行のリマスターCDとも感触はまるで違うのです。「ターコイズ・ロゴのファースト」with「無修正マト」のような高騰こそないものの、名盤のオリジナルですのでこちらも良コンディションでの入手を求めるとなると容易ではない。何より初週オンリーのギフトという形ではありますが、こちらのトランスファーに関しても「GRAF ZEPPELIN」は抜かりなく…というより徹底してクリーンな状態での収録を実現。そうです、単にUSオリジナル盤の音が簡単にCDで楽しめるというだけでなく、巡りあうのが容易でないクリーンな状態での再生も実現してくれたという。もはやハイクオリティーにて、同じリリースの英米オリジナル盤が生み出すそれぞれの質感を手軽にプレイバック。Taken from the original US LP (Atlantic SD 8216)* This Weekend Only Available (45:13) 01. Good Times Bad Times 02. Babe I'm Gonna Leave You 03. You Shook Me 04. Dazed And Confused 05. Your Time Is Gonna Come 06. Black Mountain Side 07. Communication Breakdown 08. I Can't Quit You Baby 09. How Many More Times