2001年10月19日、イギリス、ロンドンでのクラブ・ギグを、近年テーパーにより公開された良好オーディエンス・マスターから1時間42分にわたりフル収録。とにかくクラブならではの親密な臨場感とサウンド・バランスが素晴らしく、特にテイラーのギターはサウンドボードかと錯覚しそうなほど。そしてこの年は精力的なライブ活動を行っており、しかもツアーが進むごとにセットリストやライブ内容が変化し、春先はフュージョン・ブルース的アプローチだったのが、ここでは本来の姿とも言うべきブルース色を強めたセットリストへと進化。それが顕著なのが「Blues In The Morning」で、ここでのテイラーは弾きまくっており、そもそもこの日はオープニング「Twisted Sister」からしてキレキレで、また「Can't You Hear Me Knocking」では恒例のバンドメンバーによるソロ回しも披露され、ここでの黒人ドラマー、ゴドフリー・マクリーンのソロもこれまた圧巻。さらに「Red House」ではジミヘンが弾いたフレーズも再現しつつ自身のソロを弾いていたり、終盤ではスライドが光る「You Gotta Move」、ジャジーでスイングするラストの「No Expectations」と、ストーンズ・ナンバーも意表を突いたアレンジで披露しており、とにかく聴きどころ多数のファン必聴アイテム。Live at Worcester Park Club, London, UK 19th October 2001 : Original Audience Masters Disc 1 : 1. Intro 2. Twisted Sister 3. Secret Affair 4. Losing My Faith 5. Late At Night 6. Blues In The Morning Disc 2 : 1. Can't You Hear Me Knocking 2. Red House 3. Goin' South 4. You Gotta Move 5. No Expectations Mick Taylor - Guitar, Vocal / Robert Ahwai – Guitar / Max Middleton – Keyboard / Micheal Bailey – Bass / Godfrey McLean - Drums