“THE UNFORGETTABLE FIRE Tour”を代表する超名録音の大元マスターがまさかの新発掘。最新ハイレゾ・トランスファーによる最高峰更新サウンドを2CDで緊急リリース決定です。長尺版“LIVE AID”のようなフルショウ その大元マスターに吹き込まれていたのは「1985年6月22日ミルトン・キーンズ公演」。伝説フェス“THE LONGEST DAY”に出演した際の超絶級オーディエンス録音です。本作最大のポイントは海外のU2研究家から提供された究極ジェネのサウンドにあるわけですが、ショウ自体も特別。その意味をご説明するためにも、まずは当時の活動概要を俯瞰してみましょう。1984年・8月29日ー9月24日:オセアニア(19公演)《10月1日『THE UNFORGETTABLE FIRE』発売》・10月18日ー11月21日:欧州#1(21公演)《11月24日+25日:BAND AIDセッション》・12月1日ー16日:北米#1(10公演)1985年・1月23日ー2月10日:欧州#2(13公演)←※BOLOGNA 1985他・2月25日ー5月4日:北米#2(40公演) ・5月25日ー8月25日:欧州#3(10公演)←★ココ★ これが“THE UNFORGETTABLE FIRE Tour”の全体像。本作のミルトン・キーンズ公演は、その終盤「欧州#3」の一幕でした。この「欧州#3」はヨーロッパの夏フェスを巡るもので“LIVE AID”出演やキニー録音の名作『DUBLIN 1985』もこの時期でした。さらに日程をフォーカスし、それぞれの位置関係を確かめてみましょう。「欧州#3」の詳細・5月25日ー6月1日:西ドイツ/スイス(4公演)*6月22日:THE LONGEST DAY出演 ←★本作★*6月29日『DUBLIN 1985』・7月6日+7日:ベルギー(2公演)*7月13日:LIVE AID出演・8月25日:LARK BY THE LEE出演 ……と、このようになっています。「欧州#3」における英国公演は“THE LONGEST DAY”と“LIVE AID”の2回だけ。“LIVE AID”は20分にも満たないショート・セットでしたが、本作の“THE LONGEST DAY”は90分を超える“THE UNFORGETTABLE FIRE Tour”のフルセット。本作はその全貌を真空パックしているのです。ここで、その内容も整理しておきましょう。(6曲)・MLK/The Unforgettable Fire/Wire/A Sort Of Homecoming/Bad/Pride (In The Name Of Love) その他(11曲)・WAR(闘):Seconds/Sunday Bloody Sunday/New Year's Day/40 ・その他:11 O'Clock Tick Tock/I Will Follow/The Cry-The Electric Co./Rain(★)/October/Trash, Trampoline And The Party Girl(★)/Gloria ※注:「★」印はキニー録音『DUBLIN 1985』で聴けなかった曲。 悪天候が生んだ奇跡の「Rain」ドキュメント 同じく“THE UNFORGETTABLE FIRE Tour”仕様のフルセットだった『DUBLIN 1985』でも演奏しなかった「Rain」「Trash, Trampoline And The Party Girl」まで披露されている。特に伝説的なのがビートルズのカバー「Rain」。後の“THE JOSHUA TREE Tour”でも何度か歌うお気に入りでしたが、実はこの日が初演でした、しかも、そのきっかけがまたドラマティックなのです。実のところ、このショウは生憎の雨模様。本作のサウンドからも演奏からも雨の影響は感じられないのですが、機材はそうはいかなかった。「Bad」のイントロでシーケンサーが故障し、ショウが中断してしまうのです。ボノがMCで繋ぎつつ復旧を図るも、やはり途中で止まってしまう。ジョークでも繋げなくなったボノはリクエストを募り、そこで誰かが「Rain, The Beatles!!」と叫ぶのです。本作は、そんなスポンティニアスな現場ムードも、即席にも関わらず完璧な演奏も楽しめるのです。 研究家監修による究極の大元マスター・サウンド すっかり長くなってしまいましたが、そんなフルショウを伝える本作は、サウンドこそが衝撃的。当店では海外のU2研究家からの強力で最高峰更新マスターの数々をお届けしてきましたが、本作はその最新弾。もともと奇跡サウンドで知られる名録音だったわけですが、大元マスター・サウンドはやはり別格。さらにベールが何枚か剥ぎ取られたようなクリアさを誇り、FM放送級のオンなダイレクト感も、ベースの1音1音までくっきりしたディテールも格段にアップしているのです。“LIVE AID”では、わずか20分足らずのステージで伝説となりましたが、本作はそのフルスケール版と言っても良い。同時期・同等のバンド・ポテンシャルが90分以上のフルショウを貫き、その中には「Rain」のドラマも散りばめられている。“THE UNFORGETTABLE FIRE Tour”の代表作というだけでなく、「1985年の英国ロック」そのものの秘宝でもあるのです。そんな文化遺産級アルバムの究極形を体現した大元マスター。「1985年6月22日THE LONGEST DAY」の超絶級オーディエンス録音。海外のU2研究家から提供された伝説録音の大元マスター。以前から超極上級でしたが、本作はさらにベールが何枚か剥ぎ取られたようなクリアさを誇り、FM放送級のオンなダイレクト感も、ベースの1音1音までくっきりしたディテールも格段にアップ。“LIVE AID”を90分に拡張したような熱演で、機材トラブルから発生した「Rain」のカバーも感動的。まさに文化遺産以外の何物でもない絶対盤です。Milton Keynes National Bowl, Milton Keynes, UK 22nd June 1985 ULTIMATE SOUND(UPGRADE) Disc:1 (62:45) 1. 4th of July 2. 11 O'Clock Tick Tock 3. I Will Follow 4. Seconds 5. MLK 6. The Unforgettable Fire 7. Wire 8. Sunday Bloody Sunday 9. The Cry - The Electric Co. 10. A Sort of Homecoming 11. Rain★ 12. Bad Disc:2 (30:23) 1. October 2. New Year's Day 3. Pride (In the Name of Love) 4. Trash, Trampoline and the Party Girl 5. Gloria 6. 40