50年代の貴重なライブ音源として知られる1957年12月8日オランダ、アムステルダム公演の模様を、マスター・サウンドボード音源に2023年最新リマスタリングも施し57分にわたり収録。 まずこの音源は古くはアナログ・ブートレグ時代から有名だったもので、それかが2023年にさらにクオリティーの高いオープン・リール・マスターが流出し、そこにヒスノイズの軽減やピッチ修正等も施し、そのマスターにさらに磨きをかけたものが本アイテム。 なお「死刑台のエレベーター」でも知られるこのカルテットには、ケニー・クラークやパルネ・ウィランも在籍していたものの、当時はまだ若手でほとんど知られておらず、しかも急遽決まった組み合わせのため、リハ不足を補うべく、全曲おなじみのヒット・チューンのオンパレードというセット。 よってテーマやソロのパターンも定番的にも関わらず、マイルスは妙に楽しげなノリで、“A Night In Tunisia“では新しいフレーズも飛び出したり、おなじみ“Round About Midnight“も情感たっぷりに。さらに同ナンバーではバルネ・ウィランがいつものブリッジのパートを吹かずにマイルスが一人でプレイしており、自分のソロを、自分のパターンでしめるというレアな演奏も聴けるあたり、ファンは要チェック。 Recorded at Concertgebouw, Amsterdam, Netherlands, December 8th 1957 : Soundboard Recording / 2023 Remaster (First Set) 1. WOODY 'N' YOU 2. BAGS' GROOVE 3. WHAT'S NEW? 4. BUT NOT FOR ME 5. A NIGHT IN TUNISIA 6. FOUR 7. THE THEME (Second Set) 8. WALKIN' 9. WELL, YOU NEEDN'T 10. 'ROUND MIDNIGHT 11. LADY BIRD 12. THE THEME Miles Davis – trumpet / Barney Wilen - tenor saxophone / Rene Urtreger – piano / Pierre Michelot – bass / Kenny Clarke - drums