1981年待望のカムバック・ツアーはクラブ・ギグを経て夏から本格的に北米ツアーがスタート。その初日となる7月28日ワシントン公演を、当時としては良好オーディエンス・マスターに2023年最新リマスタリングも施し1時間17分にわたり収録。こちらはもともといくつか存在していたオーディエンス・テープから最良なソースを元に、ヒスノイズ等が少し気になったところなども、今回最新機器を用いてノイズ軽減やバランス調整も施し、また管楽器のトーンがきつく耳に刺さったパートもリマスタリングでかなり聴きやすくすることに。そしてこの後最悪のコンディションの中敢行されたジャパン・ツアーではボロボロだったマイルスの様子が心配もされた中で、この北米ツアーでは初日ということもあり手探り感の強いライブとなっており、それでもセカンド・セットあたりからはかなり熱い演奏を展開。そのあたりはマイク・スターンをはじめとした、見事にそれらをフォローするカム・バック・バンドの素晴らしいプレイが光っており、演奏の内容云々よりも記録的音源として聞いておきたいアイテム。Recorded at Warner Theatre, Washington DC, USA July 28th 1981 : Audience Recording / 2023 Remaster (First Set) 1. Band Warming Up 2. BACK SEAT BETTY 3. MY MAN'S GONE NOW (Second Set) 4. Band Warming Up 5. KIX 6. AIDA Miles Davis - trumpet, electric piano / Bill Evans - tenor saxophone, soprano saxophone, electric piano / Mike Stern – guitar / Marcus Miller - electric bass / Al Foster – drums / Mino Cinelu – percussion