言うまでもない事ですがグラスゴー73は二日目もオーディエンス録音が存在します。むしろリリースされる正真正銘グラスゴー初日音源が発掘されるまではこちらが初日だと思われていたのも今となっては懐かしい。その音源は2020年版『GLASGOW 1973』においては二日分カップリングでリリースされています。実際、今回のリリースに際してもオーバーホールを担当した「GRAF ZEPPELIN」はそれぞれを独立したリリースを想定していました。しかし…初日と比べてがっくり落ちる音質なのは事実。確かにヨーロッパ73の新発掘音源ということからマニアが色めきだち、2009年版『GLASGOW 1973』といったアイテムが当時は生み出されたものでした。しかしビンテージ・オーディエンスと言えば聞こえがいいのですが、2023年のレベルからするとこれは厳しい感が否めない。既にマニアならご存じかと思われますが正に「団子状」という表現がピッタリくる音質でして、例えば「Midnight Rambler」の激しいパートなどになると何をどう演奏しているのか分からない箇所まである。ましてや初日があれほどすっきりクリアーな音質であるからして、その差はいかんともしがたい。それでも「GRAF ZEPPELIN」は新たなオーバーホールを敢行。お得意のモノ化によってビンテージ・オーディエンスなりに安定した状態を実現。その他にも細部の調整を施しており、抜かりはありません!そして何よりグラスゴー初日とセットで持っておきたいのがマニアというもの。おまけに粗い音質ではあるものの、それでもヨーロッパ73らしい振り切れた演奏ぶりはこの日も健在。正に決定版と呼ぶに相応しい今週リリースの『GLASGOW 1973 1ST NIGHT』のお供として是非ともお見逃しなく!(リマスター・メモ)元々16日として出てたものだが、近年ホントの16日公演が出て17日へ日付け修正となった方の音源。位相ズレを修正のうえ完全モノ化(元々モノラルAud) 既発では音量差があったりしましたので、定位がバッチリ 帯域もEQで幾分調整(但し大きく変わっていません) 時折パチパチ入っていたノイズを除去 Live at Apollo Theatre, Glasgow, Scotland 17th September 1973 TRULY AMAZING SOUND(UPGRADE) (78:33) 01. Intro. 02. Brown Sugar 03. Gimme Shelter 04. Happy 05. Tumbling Dice 06. Star Star 07. Dancing With Mr.D. 08. Doo Doo Doo Doo Doo 09. Angie 10. You Can't Always Get What You Want 11. Midnight Rambler 12. Honky Tonk Women 13. All Down The Line 14. Rip This Joint 15. Jumping Jack Flash 16. Street Fighting Man