オアシスのアメリカにおけるライヴ・デビューは1994年7月21日ニューヨークの小さなライヴ・ハウス「ウェットランズ・プリザーブ」であった(Bayswater "FROM ENG. FIRST USA SHOW" 収録)。そして1994年Definitely Maybeアメリカ・ツアーの最終日に選ばれたのも、このデビューと同じ会場であった。本作は1994年10月29日この年のアメリカ公演最終日ウェットランズ・プリザーブ公演をサウンドボードで収録している。この公演は古くからサウンドボード音源が流出しており、コンサート自体は有名なものの、既発盤をお持ちの方はご存知の通り、楽器の音が極端にオフになっており、ボーカルだけが前面に出た、あたかもアカペラのようなバランスの悪いものであった。また、同日のオーディエンス録音も存在するが、時代を考慮しても音質的にいまひとつであった。本作はサウンドボード音源を楽器ごとに分離させ、それぞれにマスタリングし、それらをバランスを整えて再構築するという、AIマルチバンド・リマスターの手法で収録されている。これまで埋もれていた当日の音が見事に蘇り、既発盤とは一線を画す素晴らしい音に仕上がっている。WETLANDS, NEW YORK CITY, NY U.S.A. October 29, 1994 01. Introduction 02. Rock 'n' Roll Star 03. Columbia 04. Fade Away 05. Digsy's Dinner 06. Shakermaker 07. Live Forever 08. Up In The Sky 09. Bring It On Down 10. Slide Away 11. Cigarettes & Alcohol 12. Married With Children 13. Supersonic 14. I Am The Walrus 15. Rock 'n' Roll Star 16. All The Young Dudes (PA)