1979年公演より初登場オーディエンス・マスターを収録したタイトルが登場します。「Backless」リリース後、約2年に渡り行われたツアーは78年の4ピース・バンドからスタートし、79年3月から6月迄はアルバート・リーを加えての5ピース・バンドへ、そして日本公演を含む10月から12月までのツアーではアルバート・リーを残しリズム隊とキーボードを入れ替えた純粋なブリティッシュ・バンドへと変貌、さらに翌年5月からのツアーではゲーリー・ブルッカーを加えての6ピース・バンドへと、4回に渡り大きなメンバー・チェンジが行われました。本公演はメンバーを一新して10月からスタートし、「JUST ONE NIGHT」へと続くヨーロッパ / ファー・イースト・ツアー初日となる1979年10月6日ウイーン公演を、オーディエンス録音でほぼ完全収録。全員がイギリス人によるニュー・バンドで行われたこの時期の演奏は、着実なバックに支えられた味わい深いプレイが展開され、メンバーチェンジ以前とは雰囲気を一変させた演奏を聴く事ができます。数多く配されたブルース・チューンではこの時期特有のクランチ・サウンドで、それを強調するペダル・ワウ、そしてこのサウンド故に強引にサスティーンに持っていく刹那的なスライド等、感情を自在に表現するフレーズの数々が展開されています。特に随所で聴ける狭いブロック・ポジションからの多彩なフレーズは、この時期のE.C.のセンスを象徴するプレイと言えるでしょう。音質はオープン・リールを持ち込んで録音されたマスターを使用し、この時期としてはかなりの高音質で収録されています。「Double Trouble」の曲間でテープチェンジによる最小限の途切れが有りますが、良好な音質のソースが殆ど発見されていない79年公演から、これだけのクオリティのマスターが発掘された事は驚きであり、印象の薄いツアーを再認識させてくれるタイトルとなります。Live at Stadthalle, Vienna, Austria 6th October 1979 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1 1. Badge 2. If I Don't Be There By Morning 3. Worried Life Blues 4. Tulsa Time 5. Early In The Morning 6. Lay Down Sally 7. Wonderful Tonight 8. Country Boy 9. Double Trouble Disc 2 1. Blues Power 2. Knockin' On Heaven's Door 3. After Midnight 4. Sign Language 5. Setting Me Up 6. La La La 7. Motherless Children 8. Cocaine 9. Further On Up The Road Eric Clapton - Guitar & Vocals Albert Lee - Guitar & Vocals Dave Markee - Bass Henry Spinetti - Drums Chris Stainton - Keyboards