大名盤『ACHTUNG BABY』の全曲演奏と新会場の異次元エンターテインメントで全世界のド肝を抜いたU2の“U2:UV Achtung Baby Live”。その最高傑作となる超極上サウンドボード・アルバムが誕生。IEMともラジオ放送とも異なる、史上最高サウンド2CDで緊急リリース決定です!そんな本作に刻まれているのは「2024年3月2日ラヴェガス公演」。新時代のコンサート会場“Sphere”で記録されたステレオ・サウンドボード録音です。“U2:UV Achtung Baby Live”は通常のコンサート・ツアーとは異なり、1ヶ所の会場で何度も公演を繰り返す興行コンサート・レジデンシー。“Sphere”のこけら落としとして、2023年9月から約半年で40公演が実施されました。本作が記録されたのは、その最終日である40公演目なのです。このショウは千秋楽としてゲスト共演やレア曲も話題になったのですが、それ以上に極上ライン録音が残された事でも話題となりました。IEM音源も出回っておりますが、さらに決定的なのがデジタル衛星局“Sirius XM”によるラジオ放送。本作は、その放送マスター………ではなく、放送サウンドボードをさらにリミックスして磨き上げた最高峰更新盤なのです。完全オフィシャル級放送音源のリミックス盤 ここでポイントなのは「リマスター」ではなく「リミックス」ということ。やや今さら話ではありますが、基本的にライヴアルバムは「ミックス→マスタリング」という段階を踏みます。「リマスター」はマスタリング作業のやり直すことで、ノイズ処理やピッチなど音の仕上げを調整することは出来ますが、演奏を差し替えたり、各楽器のバランスやステレオ配置といった根本要素を変えることは出来ません。それを変えるのが「リミックス」。楽器毎にバラで録音されたマルチ・トラックから組み直す必要があるわけです。通常、当店でご紹介しているのは「リマスター」物ですが、本作は「リミックス」からやり直されているわけです。なぜ、「リミックス」が必要だったのか。“Sirius XM”による放送音源を体験された方ならピンと来ると思いますが、この放送は全体的にリバーブがキツめにかかっており、ファンサイトなどで「音が溺れていて不自然」と不評を買っていたのです。全楽器が組まれた段階からのリマスターでは、リバーブを取り除くことは出来ませんから、分解されたマルチ・トラックで素の演奏音を取り戻し、組み直さなくてはいけない。つまり、リミックスが必要だったわけです。ここで「生々しい音が良いならIEM音源でも良いんじゃないか?」と思われるかも知れませんが、U2の場合はそうもいかない。彼らのショウは、世紀の一大スペクタクル。膨大なスタッフが緻密にタイミングを合わせて作業を行い、凝りまくりの映像表現を駆使する。IEM傍受はその作業用ですから、ガイド音声やクリック音が多く含まれる。こうした作業音は舞台裏を覗き込む意味では面白いものの、音楽作品としては邪魔にしかならないわけです。そうして生まれた本作は、まさに完璧。元々の放送からしてクオリティ的には「完全オフィシャル級」だったわけですが、さらにリバーブに埋もれていた演奏の機微もくっきりハッキリ。オフィシャル作品群と変わらぬサウンド・クオリティを誇りつつ、生演奏の熱量が鮮やかに浮かび上がり、4人の呼吸感と全身がシンクロする快感を味わえる。その上で、IEMとは違って邪魔になる作業音に集中力を削がれることもなければ、各楽器のバランスも音楽トータルの均整を湛えている。あまりにも完璧なアルバムを前にすると、全力でアラを探しても何も見つからず、美辞麗句だけが並んでしまう。本作は、その極地のようなアート作品なのです。ゲストもセットも特別な千秋楽のフルショウ そんな究極クオリティで描かれる本作は、ショウ内容も特別すぎる。本作は将来にわたって“U2:UV Achtung Baby Live”を象徴していくライヴアルバムでもありますので、ここでセットに俯瞰しておきましょう。DISC 1・アクトン・ベイビー(第一部):Zoo Station/The Fly/Even Better Than The Real Thing/Mysterious Ways/One(ダニエル・ラノワ共演)/Until The End Of The World/Who's Gonna Ride Your Wild Horses/Tryin' To Throw Your Arms Around The World・アコースティック:All I Want Is You(★)/Desire(★)/Angel Of Harlem(★)/Don't Dream It's Over(★:ニール・フィン共演)DISC 2・アクトン・ベイビー(第二部):Acrobat/So Cruel/Ultraviolet (Light My Way)/Love Is Blindness・アンコール:Elevation/Atomic City(新曲)/Vertigo/Where the Streets Have No Name/With or Without You/Beautiful Day/40(★)※注;「★」印は日替わり曲。……と、このようになっています。“Achtung Baby Live”のショウ構成は一定していて、名盤『ACHTUNG BABY』を二分割し、その間に日替わり曲による「アコースティック」セクションを挟むものでした。最終日のポイントは、CROWDED HOUSEのカバー「Don't Dream It's Over」。“Achtung Baby Live”の全40公演中9回演奏された曲ですが、この日は当のニール・フィンも登場。豪華共演が実現しました。もう1曲、ゲスト共演が実現したのは「One」。『ACHTUNG BABY』のプロデューサーでもあったダニエル・ラノワがギターで参加しています。そして、最後のサプライズだったのが大ラスの「40」。本作は“Achtung Baby Live”のの千秋楽であり、トータル40公演目。歴史的な巨大レジデンシー・プロジェクトを締めくくる最後の1曲として、特別演奏されました。 巨大な映像演出でエンターテインメントの新時代を見せつけた“U2:UV Achtung Baby Live”。しかしサウンド面でも世界最先端であり、演奏内容も大名盤『ACHTUNG BABY』の全曲演奏という歴史的なものでした。本作は、世紀の一大プロジェクトを「音楽」の側面で切り取ったライヴアルバムです。ミックスが不評だった放送版よりも遙かに自然で、IEMとは別次元の完成度。究極のショウに相応しい、究極のライヴアルバム。「2024年3月2日ラヴェガス公演」のステレオ・サウンドボード録音。リバーブが強くて不評だったラジオ放送をリミックスしたもので、完全オフィシャル級のクオリティはそのままに生演奏が鮮烈に甦っています。大名盤『ACHTUNG BABY』の全曲演奏だけでなく、ゲスト共演も豪華な「One」「Don't Dream It's Over」や最終日だけの「40」も美味しいフルショウを伝える究極の絶対作です。Sphere at The Venetian Resort, Las Vegas, NV, USA 2nd March 2024 STEREO SBD BEST VERSION!!!Disc:1 (70:54) 1. Lemon (New Remix) 2. Brian Eno Choral Intro 3. Zoo Station 4. The Fly 5. Even Better Than the Real Thing 6. Mysterious Ways 7. One 8. Love Me Tender (Snippet) 9. Until the End of the World 10. Who's Gonna Ride Your Wild Horses 11. Tryin' to Throw Your Arms Around the World 12. Bonologue (Bono talking) 13. All I Want Is You 14. Desire 15. Angel of Harlem 16. Don't Dream It's Over Disc:2 (62:10) 1. Acrobat 2. So Cruel 3. Ultraviolet (Light My Way) 4. Love Is Blindness 5. Intermission Viva Las Vegas 6. Elevation 7. Atomic City 8. Vertigo 9. Where the Streets Have No Name 10. With or Without You 11. Beautiful Day 12. 40 STEREO SOUNDBOARD RECORDING