新作『66』の発売も間近に迫り、俄然熱気を帯びてきたポール・ウェラー。そんな彼の最新ステージを体験できる極上オリジナル録音が到着です。そんな本作に吹き込まれているのは「2024年4月20日アリスバーリー公演」。その淡麗オーディエンス録音です。ウェラーと言えば、パンデミックもものともせずに精力的に作品を送り出し、つい先日も6年ぶりの来日公演が実現したばかり。そんな彼の近況を確認するためにも、まずは進行中の活動概要をおさらいし、本作のポジションも確かめてみましょう。・1月26日ー2月4日:日本(6公演)・2月9日ー12日:豪州(3公演)・3月24日ー4月21日:英国#1(16公演)←★ココ★《5月24日『66』発売》・7月3日ー13日:英国#2(4公演)・9月6日ー27日:北米(15公演)・10月17日ー11月8日:英国#3(17公演)これが現在までに公表されている2024年のスケジュール。日本/豪州を巡った後は母国に戻って『66』を完成させ、さらに「英国#1」を実施しました。本作のアリスバーリー公演は、その終盤である15公演目のコンサートでした。そんなショウを真空パックした本作は、クリアにして美麗な銘品。録音した本人から譲られた本作だけのオリジナル録音で、その録音家がただ者ではない。当店では“英国の巨匠”としてお馴染みのテーパーで、80年代からロンドン近郊で英国シーンを記録し続けてきた達人の最新コレクションなのです。そして、そのサウンドはまさ絶品。サウンドボード的なド密着感ではありませんが、だからと言って遠さも感じさせない。瑞々しくクリアな空気感を貫く芯はレーザー光線のように真っ直ぐ耳元に届き、それに伴ってディテールも繊細。端正な鳴りは芯に絶妙な艶と厚みを与えつつ、曇りを起こさない。この感覚を喩えるなら、日本の名門キニーでしょうか。オーディエンス的だからこそのリアリティや美しさを追究したサウンド。サウンドボード代わりのオーディエンスではなく、空間録音でしか表現できない音世界を突き詰めたライヴアルバムなのです。そんな客録だけの美音で描かれるのは、66歳を目前にして進化を続ける最新型ポール・ウェラー。ここで日本公演とも似て非なるセット・リストを確認しておきましょう。80年代(6曲)・THE JAM:That's Entertainment(★)/Start!・THE STYLE COUNCIL:A Man Of Great Promise/Shout To The Top!/Headstart For Happiness/My Ever Changing Moods 90年代(9曲)・ワイルド・ウッド:All The Pictures On The Wall/Hung Up/Wild Wood・スタンリー・ロード:Stanley Road/You Do Something To Me/Broken Stones/The Changingman・その他:Above The Clouds/Peacock Suit 21世紀(12曲)・オン・サンセット:More/Village/Rockets・ファット ポップ:Cosmic Fringes/That Pleasure/Glad Times/Fat Pop・66:Soul Wandering(★)/Jumble Queen/Nothing・その他:Rip The Pages Up/Nova※注:「★」印は日本公演で演奏しなかった曲……と、このようになっています。ショウの基礎は先日の日本公演に準じていますが、そこにTHE JAMのクラシックス「That's Entertainment」と新曲「Soul Wandering」を追加したスタイル。特筆すべきは禁煙曲のボリュームでしょう。この日は全27曲が披露されたわけですが、そのうち1/3を超える10曲が2020年代のレパートリー。大ベテランでありながら現在進行形を貫く気迫が漲るフルショウなのです。ほとんどのベテラン勢が懐メロに終始する中、新作アルバムを連発しては英チャートNo.1に送り込んでいるポール・ウェラー。その現役感が滲んで溢れてこぼれ出す最新ライヴアルバムです。あの素晴らしかった日本公演が甦りつつ、さらに一歩進んだ「今のウェラー」を絶品の美サウンドで現場体験できるライヴアルバムです。他のどこでも聴けない本作だけの音世界。「2024年4月20日アリスバーリー公演」の淡麗オーディエンス録音。当店お馴染みの“英国の巨匠”による最新作で、本作だけのオリジナル録音。瑞々しくクリアな空気感を貫く芯はレーザー光線のように真っ直ぐ耳元に届き、それに伴ってディテールも繊細。オーディエンスならでは美を追求したサウンドで、来日公演では演奏しなかった「That's Entertainment」から新曲「Soul Wandering」まで、幅広い名曲群をたっぷりと楽しめます。Aylesbury Waterside Theatre, Aylesbury, UK 20th April 2024 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc:1 (55:44)1. Intro Music 2. Rip The Pages Up 3. Nova 4. Cosmic Fringes 5. Soul Wandering 6. That Pleasure 7. A Man Of Great Promise 8. All The Pictures On The Wall 9. Stanley Road 10. Glad Times 11. Above The Clouds 12. More 13. Village 14. Fat Pop Disc 2 (60:22) 1. Hung Up 2. Shout To The Top3. Jumble Queen 4. Nothing 5. You Do Something To Me 6. That's Entertainment 7. Start 8. Peacock Suit 9. Headstart For Happiness 10. Wildwood 11. Broken Stones 12. Rockets 13. My Ever Changing Moods 14. Band Introductions 15. The Changingman Paul Weller - vocals, guitar, piano Steve Cradock - guitar, backing vocals Steve Pilgrim - drums, backing vocals Ben Gordelier - percussion, drums, samples Tom Van Heel - keyboards, backing vocals Jacko Peake - saxophone, flute Jake Fletcher - bass, backing vocals