Name: Kiss キッス/NJ,USA 1990 Complete
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Kiss キッス/NJ,USA 1990 Complete

難病に冒された８歳の女の子のため、チャリティ・コンサートに参加した1990年のKISS。その特別すぎるクラブ・ギグCDが登場です。そんな本作に刻まれているのは「1990年４月14日アズベリーパーク公演」。ブルース・スプリングスティーンやジョン・ボン・ジョヴィがキャリアをスタートさせたことでも知られる伝説クラブ“The Stone Pony”で記録された極上オーディエンス録音です。1990年のKISSと言えば、“HOT IN THE SHADE Tour”の年であり、『KISSOLOGY』で公式化されたデトロイト公演や『DETROIT MAY 1990 UPGRADE』辺りが定番。まずは当時の活動概要を俯瞰し、それぞれの位置関係を整理してみましょう。 1989年《10月17日『HOT IN THE SHADE』発売》1990年・３月11日ー４月25日：ウォームアップ（３公演）←★ココ★・５月４日ー８月８日：北米#1（64公演）←※DETROIT MAY 1990・８月16日ー11月９日：北米#2（57公演）←※公式映像 1991年《11月24日：エリック・カー死去》これが『HOT IN THE SHADE』時代のKISS。“HOT IN THE SHADE Tour”はエリック・カー最後のツアーでもあったわけですが、本作のアズベリーパーク公演はその開始前に行われたウォームアップ・ギグ。３回のうち２公演目にあたるステージでした。そんな激レアな現場を真空パックした本作は、クラブの密室感と極上級の聴き応えが両立した銘品。例によって当店の独自ルートでもたらされたベスト・マスターでして、とにかく極太ダイレクト。密室に閉じ込められた観客の熱量もリアルなのですが、それを完全に制圧して狂乱も遠く遠くのさざ波に感じさせてしまう演奏音が強烈。２本のギターは綺麗にセパレートしていますし、ドラムはドスドスと五臓を蹴り上げ、一粒一粒がゴリゴリとしたベースが六腑を揺らす。あくまでオーディエンス特有な音色と生々しさが揺るがないのでサウンドボードと間違えたりはしませんが、聴きやすさ／聴き応え自体はFM放送あたりと変わらないのです。その極太＆ダイレクト・サウンドで描かれるのは、貴重な『HOT IN THE SHADE』時代でも、さらに激レアなウォームアップ・ギグ。前述した『KISSOLOGY』や『DETROIT MAY 1990 UPGRADE』と比較しながらセットを整理してみましょう。HOT IN THE SHADE（３曲）・Rise To It（★）／Betrayed（★★）／Hide Your Heart その他（10曲）・70年代：I Stole Your Love／Deuce／C'mon And Love Me（★★）／Calling Dr. Love／Love Gun／Detroit Rock City／Black Diamond・80年代：Heaven's On Fire／Fits Like A Glove／I Love It Loud ※注：「★」印は公式『KISSOLOGY VOLUME TWO』で聴けなかった曲。特に「★★」印は『DETROIT MAY 1990』にもなかった曲。……と、このようになっています。やはり美味しいのは『HOT IN THE SHADE』の新曲群で、特に「Rise To It」「Betrayed」は、このツアーでしか演奏していない限定曲です。また「Fits Like A Glove」も意外と貴重。1995年にもアコースティックの“Konvention”で１回だけ演奏していますが、エレクトリックの通常セット入りは“HOT IN THE SHADE Tour”が最後でした。そんなセット以上にレア感たっぷりなのが演奏そのもの。何しろ、ライヴ自体が“CRAZY NIGHTS Tour”以来１年半ぶりでしたし、『HOT IN THE SHADE』ナンバーはどれも全世界初演。「I Stole Your Love」「C'mon and Love Me」辺りも70年代以来の大復活で、猛烈に新鮮なのです。さらにウォームアップ感が溢れ出てしまうのが「Fits Like A Glove」。お遊び「Heartbreaker」をイントロに軽快に始まるものの、ミスってあっと言う間に曲が崩壊。もう一度やり直している。はやる気持ちが先走ってしまう前のめりなムードがこぼれてしまう迷シーンなのです。アリーナ級のポテンシャルを無理矢理クラブに詰め込んだ灼熱のライヴアルバムです。さらにセットもレアなら演奏もミスも激レア。あらゆる点から貴重なフルショウをオーディエンス離れした極太サウンドで現場体験できるのです。まさにKISS史の文化遺産と呼ぶに相応しい１枚。「1990年４月14日アズベリーパーク公演」の極上オーディエンス録音。“HOT IN THE SHADE Tour”のウォームアップを兼ねたチャリティ・イベントで、独自ルートでもたらされたマスターはオーディエンス離れした極太サウンド。貴重な『HOT IN THE SHADE』ナンバーや70年代以来の復活曲「I Stole Your Love」「C'mon and Love Me」、ミスでやり直しになる「Fits Like A Glove」など、激レアなクラブ・ギグをフル体験できます。The Stone Pony, Asbury Park, NJ, USA 14th April 1990 TRULY PERFECT SOUND (57:36) 1. Intro 2. I Stole Your Love (fist time played live since 1978) 3. Deuce 4. Heaven's on Fire 5. Heartbreaker (intro)/Fits Like A Glove (interrupted)/Oh Susana★演奏中断 6. Fits Like a Glove (restart) 7. Rise to It (live premiere)★初演 8. Betrayed (live premiere)★初演 9. C'mon and Love Me (first time played live since 1976)　★1976年以来の演奏 10. Calling Dr. Love 11. Hide Your Heart (live premiere)★初演 12. Love Gun 13. Detroit Rock City 14. I Love It Loud 15. Black Diamond Paul Stanley - Vocal & Guitar Gene Simmons - Vocal & Bass Bruce Kulick - Guitar Eric Carr - Drums