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Rolling Stones ローリング・ストーンズ/Satisfaction Guaranteed 1978 IMP LP Edition

ローリング・ストーンズ1978年ツアーの横綱アナログと言えば今もラジオ放送の集大成『LACERATED』な訳ですが、この歴史的名盤を出したレーベルが今度はオーディエンス録音にてツアーの集大成を企画したのが『SATISFACTION GUARANTEED』。複数の公演からツアーの1ステージを再現するという編集コンセプトでまとめられており、なおかつ『LACERATED』では聞かれなかった「Far Away Eyes」、さらにはツアーでの演奏そのものが希少だった「Satisfaction」を収録するなど見事に『LACERATED』と対をなす内容でまとめられていたのです。また『LACERATED』が白黒ジャケットだったのに対して『SATISFACTION GUARANTEED』の方は両面がフルカラー・ジャケットだったこともまた対をなしていた。もっともオーディエンス録音の編集盤というコンセプトが災いして『LACERATED』ほど高い評価を受けることはできなかったのですが、そこに散りばめられたオーディエンス録音はどれも音質が良く、マニアには充分に愛されたタイトルでした。そのリリースから30年近い歳月が経て、当時ストーンズ・リリースで独走状態にあったVGPレーベルがCD版『SATISFACTION GUARANTEED』をリリース。既に単体でリリースされていたオークランドを除き(シカゴもリリース済だったが別音源を採用)同LPに採用されていた公演をそれぞれ完全収録したバージョンアップというコンセプトはCD時代に相応しいもので、実際この豪華なセットのおかげで本家『SATISFACTION GUARANTEED』LPは役目を終えたかのように思えたのです。ところがどっこい、メイン・フィーチャーとなる7月4日のバッファローと11日のセントルイスに関しては本家LPの方が音が良かったという大どんでん返し。まずバッファローに関しては使われているオーディエンス録音そのものが違っており、LP版の方が明らかに音質が良いのです。VGP版の音源と比べて圧倒的にクリアー。むしろマニアからすればLPのあの音が遂にCD化されたのかと喜んだのも束の間、別の粗いオーディエンス録音が使われて肩透かしを食らったのでした。さらにセントルイスに関しては同じ音源が使われていたものの明らかにジェネ落ちしたバージョンが使われており、これもまたマニアからすると残念な点でした。LP版の方が圧倒的に鮮度が良い。さらにシカゴの「Sweet Little Sixteen」も他では聞けない音源が使われているなど、実はLP版の価値が未だに落ちていないというまさかの展開。そして海外のマニアの間では特にLP版の人気が高く、実際「これまでリリースしてきたアナログ復刻タイトルのように『SATISFACTION GUARANTEED』もCDに復刻してもらえないだろうか」という声が寄せられていたほどでした。そこで今回は『NASTY MUSIC』を始めとしてローリング・ストーンズ名盤LPの復刻に尽力してくれている「GRAF ZEPPELIN」が再びトランスファーを担当。実のところ『SATISFACTION GUARANTEED』LPは全体的にピッチが高かった上に、公演ごとに高さの度合いも違っていたことからソースが切り替わる度にピッチを調整しなければいけないという再生上のストレスを抱えていた。せっかく音質の良いオーディエンス録音でまとめておきながら、それでいて『LACERATED』ほどの評価を得られなかった原因がそこにあるのです。「GRAF ZEPPELIN」はこの問題を完璧にアジャストしてみせた上で、なおかつスクラッチノイズのないクリーンな状態でのCD化をも実現。もはやオリジナルのLPとは比べ物にならないほど聞きやすい状態へと生まれ変わってくれました。特にバッファローは78年らしいストーンズの荒々しさが随所に、しかもクリアーな音質で捉えられており、正にマニアが聞きたかった音がようやくCD化されたことになります。懐かしさいっぱいな78年ツアーの名盤が遂に本来の形で蘇りました!リマスター・メモ '78年北米ツアーの2LPコンピ盤からダイレクトにデジタル化のうえリマスター! 当時のライブのセットリストにならいつつ各公演からのAud音源がピックアップされており、意外と飽きずに一気に楽しめ、気軽に聞くにはもってこいのアイテム。7月4日のパートはVGPとは別の音源ですが、本盤の方がキンキンもしてなく耳当たりが良く歓声も少なめ 7月11日のパートはVGPの同音源のテープよりも本LPの方が鮮度が良かったりするなど、意外と侮れません! 全体に早かったスピードを補正 Taken from the LP (Idle Mind Productions / IMP 1123) Disc 1 (54:41) 01. Don't Look Back (St. Louis 11th July) ★前座ピータートッシュの演奏にMickが飛び入り参加 02. Let It Rock (Buffalo 4th July)★VGP-378とは別音源 03. All Down The Line (Buffalo 4th July)★VGP-378とは別音源 04. Honky Tonk Women (Oakland 26th July)★オリジナルLPのジャケ裏はクレジットミス・VGP-269盤と同日別音源 05. Starfucker (Buffalo 4th July)★VGP-378とは別音源 06. When The Whip Comes Down (Buffalo 4th July)★VGP-378とは別音源 07. Beast Of Burden (St. Louis 11th July)★VGP-378は同音源のテープから・但しVGPはコモリ気味 08. Lies (St. Louis 11th July)★VGP-378は同音源のテープから 09. Miss You (St. Louis 11th July)★VGP-378は同音源テープのから・序盤で音像が広がるのも同じ 10. Just My Imagination (St. Louis 11th July)★VGP-378は同音源のテープから Disc 2 (47:47) 01. Shattered (Greensboro 26th June)★SOUTHERN QUOTATIONS(LP)[SE 2-7722]と同じ音源 02. Respectable (St. Louis 11th July) 03. Far Away Eyes (St. Louis 11th July) 04. Tumbling Dice (Buffalo 4th July)★VGP-378とは別音源 05. Love In Vain (St. Louis 11th July) 06. Happy (Greensboro 26th June)★SOUTHERN QUOTATIONS(LP)[SE 2-7722]と同じ音源 07. Sweet Little Sixteen (Chicago 8th July)★VGP-378、145とは別音源 08. Brown Sugar (Buffalo 4th July)★VGP-378とは別音源 09. Jumping Jack Flash (Buffalo 4th July)★VGP-378とは別音源 10. Satisfaction (Oakland 26th July)★オリジナルLPのジャケ裏はクレジットミス・VGP-269盤と同日別音源 War Memorial Coliseum, Greensboro, NC, USA 26th June 1978 Rich Stadium, Buffalo, NY, USA 4th July 1978 Soldier Field, Chicago IL, USA 8th July 1978 Kiel Opera House, St. Louis, MO, USA 11th July 1978 Alameda Coliseum, Oakland, CA, USA 26th July 1978

Rolling Stones ローリング・ストーンズ/Satisfaction Guaranteed 1978 IMP LP Edition

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