偉大なる音楽家チャーリー・ヘイデンの長いキャリアの節目毎に革新的な作品を発表していた、ヘイデンのライフワークといえるリベレーション・ミュージック・オーケストラの1990年発表の3作目「ドリーム・キーパー」ツアーから録音メンバーと同じ伝説のアミナ・クローディン・マイヤーズはじめ、ミック・グッドリック、ポール・モチアンら参加の最終盤の名演奏が初登場!!故ヘイデンのリーダーシップの元、牧歌的な哀愁を伴うフォークをルーツに、ジャズ、ブルーズ、スピリチュアルから、ラテンアメリカ、カリブ、アフリカまでをも網羅する幅広い音楽性と、作品によって異なる個性的なソロイスト達が綴る壮大なサウンドで革新的な音楽の創造を続けた稀有なプロジェクト、リベレーション・ミュージック・オーケストラによる、グラミー賞ノミネート、ダウンビート誌アルバム・オブ・ジ・イヤーに輝く、ブルーノートから発表された1990年録音のL.M.O.3作目の名盤「ドリーム・キーパー」の楽曲を中心に、レコーディングにも参加したケン・マッキンタイヤー、アミナ・クローディン・マイヤーズ、ミック・グッドリック、ポール・モチアンらが参加した1994年7月21日ドイツ、ハンブルクのフェステバルツェルト・アム・フィッシュマルクト公演をレーベル独自の丁寧なマスタリングを施した極上高音質ステレオ・サウンドボードにて収録したマスト・アイテムが入荷しました!!!2014年に惜しくも76歳でその生涯を閉じてしまった、ジャズという範疇を超える名ベーシスト/作曲家のヘイデンが、自己の中心に据えていたリベレーション・ミュージック・オーケストラ3作目の作品となった「ドリーム・キーパー」。盟友カーラ・ブレイのアレンジ/指揮による表題曲はじめ、チャーリー最高のオリジナル作品の一つ「スピリチュアル」他、L.M.O.の諸作の中でも最も原始的なサウンドと哀愁を持つ力強い作品で、全編どこか懐かしさを覚える美しい旋律と全ての音楽の原点となるブルーズ/ゴスペルな雰囲気を伴いながら優雅にゆっくりと時が流れていく…大傑作!その名盤をライヴでほぼ完全に再現したのが本公演で、バックでもソロでも特徴的な温かい音色で朴訥とした叙情的なメロディーで全体的な流れを作るヘイデンと、カーラは居ないが傑作「ドリーム・キーパー」の主役ともいえるアミナ・クローディン・マイヤーズが兎に角素晴らしい。アミナはピアニスト/オルガニスト/シンガー/作曲家で、先鋭的なAACMの数少ない女性メンバーの一人として自身のバンドを率いた活動の他、ヘンリー・スレッギル、レスター・ボウイ、ジェームズ・ブラッド・ウルマーなどとの共演や、ビル・ラズウェルとの日本公演でも知られる。また1920年代から活動していた偉大なるブルーズの女王ベッシー・スミスのカヴァー・アルバムという隠れた大傑作も残している。その気高く凛とした黒人女性の力強さを感じさせるピアノ演奏とアフリカの大地に根ざしたおおらかで優雅で美しい旋律、スピリチュアルな歌声と、まさにこの時代のL.M.O.の核となる存在感を発揮している。さらにエリック・ドルフィーに見出されたマッキンタイヤーのアルト、グッドリックの多彩なギター、二人が一緒に演奏するだけで独特のスピリチュアリティは生まれるといわれるチャーリーにとって唯一無二のドラマーのモチアン他、腕利きのメンバー達が個性的なソロを歌い上げ、皆一丸となった統制のとれた壮大なサウンドを形成する、しかしライヴならではの昂揚と熱気を孕みながらまるで一遍の物語のように紡いで行く…全編にヘイデンの深い愛に根ざした暖かな音楽が充満した魅了されっぱなしの美しすぎるパフォーマンスです!!!