パリ五輪の開会式でヘヴィ・サウンドをブチかまし、全世界に衝撃与えたGOJIRA。彼らの貴重なライヴ・イン・ジャパンが楽しめる極上オリジナル録音がリリース決定です。そんな本作に吹き込まれているのは「2015年10月6日:なんばHatch公演」。その極上オーディエンス録音です。これまでGOJIRAが大怪獣のふるさとに上陸したのは二度。良い機会でもありますので、そんな来日史を俯瞰してみましょう。2015年・10月6日:なんばHatch ←★本作★・10月8日:STUDIO COAST・10月10日:LOUD PARK 15 2022年・11月24日:Zepp Osaka Bayside・11月25日:豊洲PIT 以上の全5公演。初来日は“LOUD PARK 15”出演の他、帝王SLAYERのオープニング・アクトとして2公演を実施。7年後の2022年は待望の単独来日でした。そんな中で本作の大阪公演は、イの一番となる初来日の初日。後にも先にも一度しかない日本初ステージでした。そんな歴史的な現場を捉えた本作は、極上の銘品。記録したのは当店お馴染みの名手“西日本最強テーパー”氏でして、同日SLAYER篇の名盤『REPENTLESS IN OSAKA』と同時録音されたものなのです。さすがに前座のGOJIRAまで永久保存は無理でしたが本作のサウンドも極上。SLAYER本編とは分離、エッジの鋭さが違いますが、これがテクニカル・デスなGOJIRAスタイルにやたら似合っている。ギター&ベースが作る音の“壁”が迫り、それをブラストビートがかき回して“音の渦”にしていく。その渦の中心から噴き上がるジョー・デュプランティエのデス・ヴォイス……この感覚は、ちょうど80年代末期に登場したDEATH、MORBID ANGEL、OBITUARYのニュアンスさえ感じさせる。そんな極太サウンドで描かれるのは、GOJIRA初上陸の現場。直近のライヴと言えば、オフィシャルの『LES ENFANTS SAUVAGES』が一番有名ですので、比較しながらセットもチェックしておきましょう。FROM MARS TO SIRIUS(4曲)・Ocean Planet(★)/The Heaviest Matter of the Universe/Backbone/Flying Whales その他(6曲+α)・L'ENFANT SAUVAGE:The Axe/L'Enfant Sauvage/The Gift of Guilt・その他:Love (Remembrance)(★)/Wisdom Comes/Vacuity(★)※注:「★」印は公式『LES ENFANTS SAUVAGES』で聴けなかった曲。……と、このようになっています。そして、この歴史的ステージを綴るパフォーマンスこそが圧倒的。初来日ではありましたが、GOJIRAは当時でも既にデビュー15年。そのアンサンブルは十二分に熟しており、ブルータルでありながら難解なリズム、変拍子を巧みに操る。そして、その嵐のごとき猛攻の中からも、フランスのバンドならではの美しさとプログレッシヴなエッセンスまでも聴かせてくれる。特に、ド迫力・多彩なリズム・凄まじいスピードのまま、延々と叩き続けるマリオ・デュプランティエのドラミングは圧巻。押しに押しまくる中でも、そんな機微にまで耳が行くのは、オーディエンス・ノイズがほぼ皆無な本作のサウンドならではです。日本の大怪獣を由来にしつつ、デビューから15年で初上陸を果たしたGOJIRA。その唯一無二の初ステージを真空パックしたライヴアルバムです。ヘヴィメタルを録らせたら右に出る者はいないと言われる名手“西日本最強テーパー”氏による文化遺産アルバム。初来日の初日を真空パックした極上ライヴアルバムがリリース。西日本最強テーパー氏による本作だけのオリジナル録音で、まるでSBDを地で行く極太サウンド。パリ五輪の開会式で話題となっている今だからこそ体験していただきたい歴史的名盤です。断首されたマリー・アントワネットも、このGOJIRA 初来日・初演のリリースに喜んでおられることでしょう。。。Namba Hatch, Osaka, Japan 6th October 2015 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) (58:07) 1. Intro 2. Ocean Planet 3. The Axe 4. The Heaviest Matter of the Universe 5. Backbone 6. Love / Remembrance 7. L'Enfant Sauvage 8. Flying Whales 9. Wisdom Comes 10. Vacuity 11. The Gift of Guilt Joe Duplantier - lead vocals, guitar Christian Andreu - guitar Jean-Michel Labadie - bass Mario Duplantier - drums, percussion