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Van Halen ヴァン・ヘイレン/CA,USA 5.20.1984 Complete Upgrade

「1984時代の最高傑作」と呼ばれた伝説名盤がブラッシュアップして復刻! ベスト・マスターを「GRAF ZEPPELIN」の細密マスタリングで磨き込んだ2CDが登場です。そんな本作に刻まれているのは「1984年5月20日サンディエゴ公演(初日)」。その極上オーディエンス録音です。『1984』時代と言えば英雄VAN HALENが一大全盛を極めていたにも関わらず、公式ライヴアルバムはおろかフル・サウンドボードも存在しないロック史最大の残念期。それだけに音源入門者からコア・コレクターに至るまであらゆる層のマニア達が「オフィシャル代わり/サウンドボード代わり」の頂点オーディエンスを追い求めてきました。40年を経た現在でもなお、「唯一神のツアー最強録音」は決まっていないのですが、本作はその最有力候補なのです。最高傑作が追い求められてきた発掘史「最高傑作」となるための最大条件は「音の良さ」にあるわけですが、『1984』時代の場合はショウのポジションも重要。その意味をご説明するためにも、まずは絶頂の風が吹き荒れていた当時の活動概要を振り返っておきましょう。《1月9日『1984』発売》“1984 Tour・1月18日ー2月23日:北米#1(25公演)←※CHARLOTTE 1984他・3月7日ー4月6日:北米#2(22公演)・4月14日ー5月22日:北米#3(24公演)←★ココ★・6月2日ー7月16日:北米#4(30公演)←※DEFINITIVE MADISON 1984 “MONSTERS OF ROCK Tour”・8月18日ー9月7日:欧州(5公演)←※DEFINITIVE STOCKHOLM 1984他 これが1984年のVAN HALEN。上記は各レッグの代表名盤です。そんな中で本作のサンディエゴ公演は「北米#3」の22公演目にあたるコンサートでした。ここでポイントなのは北米の“1984 Tour”であること。欧州編の“MONSTERS OF ROCK Tour”は歴史的に高名ですが、こちらは何組ものバンドが出演するフェス・ツアーであり、ヘッドライナーはあくまでAC/DC。VAN HALENは短めのセットであり、『1984』時代の芯鳴る本領はヘッドライナーだった北米“1984 Tour”の方なのです。ただし、“1984 Tour”はサウンド面でやや難しいところもありました。屋内会場はホール鳴りで曇りやすく、絶頂人期は凄まじいオーディエンス・ノイズで演奏を隠してしまいかねない。反響ゼロの野外だった“MONSTERS OF ROCK Tour”より名録音音律が低いのです。しかし難しいからこそ、ハイクオリティ録音の価値は高い。その録音王者レースで一歩抜きんでていたのが名盤『SAN DIEGO 1984 1ST NIGHT』だったのです。実のところ、先日発掘されたイングルウッド公演の大名盤『MOTHER'S DAY』は安定感で『SAN DIEGO 1984 1ST NIGHT』をも上回るのですが、サンディエゴ録音の強みは収録時間。『MOTHER'S DAY』はアナログ起こしのために曲間などがカットされて約96分なのに対し、『SAN DIEGO 1984 1ST NIGHT』は約109分という通し録音でした。前述のように“1984 Tour”はフルセットのスケール感が強みですので、この長尺の体験感も重要なのです。歴史的な現場音を再現する細密マスタリング そんな「サンディエゴの初日」は古くから名録音が知られてきたわけですが、その基準が一段上がったのが2020年のこと。「1stジェネ・カセット」が発掘され、一気に最高傑作の最有力に登り詰めたのです。そして、その1stジェネ・サウンドを永久保存したのが前作『SAN DIEGO 1984 1ST NIGHT』だったわけです。実のところ、今なお「1stジェネ」は最高峰に君臨しているわけですが、本作はその原音にまで立ち返り「GRAF ZEPPELIN」が磨き直したものなのです。実際、そのサウンドは「最高傑作」の名に相応しい。実のところ、冒頭では曇りがちでパッと聴くと『MOTHER'S DAY』の方に軍配が上がるのですが、それはあくまで序盤だけ。1曲目「Unchained」の途中からグングン向上し始め、ドラムソロの明けた「Runnin' With The Devil」に来る頃には『MOTHER'S DAY』に勝るとも劣らないゴリッゴリの超クリア・サウンドに生まれ変わるのです。しかも、本作はそんなベスト・マスターを磨き上げた最高峰更新盤。前作『SAN DIEGO 1984 1ST NIGHT』も全力マスタリングを施していたので大化けとはいきませんが、頂点なのは確かに本作の方。そのポイントは「ヒスノイズ」と「ナチュラル感」。まずヒスですが、この録音はテープ由来のヒスがうっすらと残っていました。今回はそれが格段に軽減されている。実のところ、耳が慣れるとヒスも脳内変換されて気にならなくなったりするのですが、いきなり静かな曲間から再生するとわかりやすいかも知れません。前回盤よりも綺麗な静寂にクッキリとした演奏音がそそり立つ立体感を味わえるのです。そして、ナチュラル感。これはもう「GRAF ZEPPELIN」の独壇場。調整する際の目標は「出音の再現」であり、下手な音圧稼ぎもせず、ストイックなまでに帯域バランスを整えて現場音の再現に注力している。そのため、前回盤の方が明るく派手に感じられるかも知れませんが、本作の方がレンジが広くピークの潰れもない。聴き込めば聴き込むほど楽器自体の鳴りや細やかなディテールを発見できるサウンドなのです。大名盤『MOTHER'S DAY』の登場によって王座決定戦も決着かと思われましたが、それに待ったがかかりました。サウンドクオリティは互角ながらトータルの安定感まで強力な『MOTHER'S DAY』と、長尺の体験感で圧倒する本作。真なる「1984時代の最高傑作」は果たして……。リマスター・メモ1st Gen音源からの最新リマスター 高域のヒスが若干少ないマスタリングとなっております。その分前回盤より落ち着いたサウンドです「1984年5月20日サンディエゴ公演」の極上オーディエンス録音。ベストの誉れ高き1stジェネ・マスターを「GRAF ZEPPELIN」が磨き直した最高峰更新盤。現場音の再現を目指したマスタリングは極めてナチュラルで、ヒスも拭われた美音。イングルウッド公演の名作『MOTHER'S DAY』と「1984時代の最高傑作」の座を競い合う大名盤です。Sports Arena, San Diego, California, USA 20th May 1984 TRULY PERFECT SOUND UPGRADE Disc 1 1. Intro 2. Unchained 3. Hot For Teacher 4. Drum Solo 5. On Fire 6. Runnin' With The Devil 7. Little Guitars 8. Cathedral 9. House of Pain 10. Bass Solo 11. Jamie's Cryin' 12. I'll Wait 13. Dave's Dance 14. Everybody Wants Some Disc 2 1. Girl Gone Bad 2. 1984 3. Jump 4. Edward Van Halen Guitar Solo 5. (Oh) Pretty Woman 6. Panama 7. You Really Got Me 8. Ain't Talkin' 'Bout Love David Lee Roth - Lead Vocals Eddie Van Halen - Guitar, Vocals Michael Anthony - Bass, Vocals Alex Van Halen - Drums

Van Halen ヴァン・ヘイレン/CA,USA 5.20.1984 Complete Upgrade

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