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Cream クリーム/London,UK 1967 Upgrade & more

クリーム伝説のクラブギグ音源がセカンドジェネレーションリールにて登場!クラプトンの秘蔵音源ではお馴染みの、イギリス在住の重鎮テーパーより、とんでもないマスターが届きました! 1967年5月23日、ロンドンにあった伝説のクラブ、マーキーでのギグの、大元の7インチテープに録音されたセカンドジェネレーションリールマスターという触れ込みです。当音源にはブートレッグの他、ハーフオフィシャル盤「LONDON GEARS」(恐らくブートレッグから落としたもの)という既発盤もありますが、今回のマスターは何と言っても驚愕のセカンドジェネマスターにつき、音の鮮度がまったく違います。広がりのあるモノラル録音で、オーディエンス録音なのに、聴けばまるでサウンドボードのようなこの音質での録音が、この時代に行なわれていたという事実に驚愕します。まるでクラブの前列中央でクリームを体験しているような怒涛の音像です。そして何よりも伝説のトリオ、クリームの演奏の新鮮なこと!まだ当時の人気はイギリス国内に留まっており、この月にニューヨークのアトランティックスタジオでレコーディングしてきたばかりのナンバーを早くもお披露目しているという、非常に貴重なギグの様子が捉えられています(クラプトンがその旨をMCで語っています)。いよいよこのアルバム「DISRAELI GEARS」にて、アメリカを席巻しようかという野心とやる気に満ちた、初々しくもド迫力のパフォーマンスが収められています。このリールマスターの出現は「事件」と言ってもいいでしょう。60年代のブリティッシュロックをこよなく愛するロックファンには必聴の音源です。全米制覇前夜のクリームを捉えた超貴重な音源 さて、この「1967年5月23日」がクリームにとってどんなタイミングだったのかを解説していきましょう。まだリバプールサウンド(マージービート)が存続している中、66年7月にウィンザーで開催された「第6回ナショナル・ジャズ・アンド・ブルース・フェスティバル」(現在のレディング・フェスティバルの原形)にて衝撃的なデビューを果たしたクリームは、当時のクラブシーンではジャズロックバンドとして最高峰に君臨していたグラハム・ボンド・オーガニゼーション在籍のジャック・ブルース(ベース)、ジンジャー・ベイカー(ドラム)とブルースバンドとして同じく最高峰にいたジョン・メイオールズ・ブルースブレイカーズ在籍のエリック・クラプトン(ギター)によって結成された世界初の「スーパートリオ」と謳われたバンドでした。彼らの演奏力は、三人の高度なテクニックに裏付けられた非常にアグレッシヴなもので、当時は誰も実践し得ない、どのジャンルにも属さない革新的な音楽でした。渡英してきたあのジミヘンがクリームのステージを観て、同じトリオバンド結成に突き動かされたというレベルだったのですから。しかし当時のイギリスでは、まだ大ホールの数は少なく、専ら国内に点在するクラブ(現在で言うライブハウス)を巡るツアーに終始し、地道にライブでの評判を高めていき、シングルやアルバムのセールスに繋げるという活動が主でした。そのため、鳴り物入りで結成されたクリームでもクラブ回りに終始していた時代です(クラブツアーは当時「クラブサーキット」と呼ばれました)。それと並行してBBCラジオのスタジオライブ番組に出演するというのが、当時のバンドの重要なプロモーションの一つでした。それにも出演しながら、クリームもリバプールやポーツマス等の地方のクラブにも足を向けましたが、やはりメインは文化の中心である首都ロンドンに点在するクラブでした。66年12月にデビューアルバム「FRESH CREAM」をリリースし、67年になると、ここにドイツやスカンジナビアでのギグがブッキングされるようになり、クリームの活動も広がりを見せてきます。そんな中、マネージャーが獲ってきた仕事が、67年3月25日~4月3日までのニューヨーク遠征でした。これはクリーム単独のギグではなく、当時ニューヨークで人気を博していたDJ、マレー・ザ・Kが主催する「フィフス・ディメンション・ショー」という出し物にザ・フーと共に出演したものでした(現地からの出演は、ウィルソン・ピケット、ラヴィン・スプーンフル、ミッチ・ライダーらでした)。クリームもブルースとジャズの本場、初めてのアメリカ体験で刺激を受けたのですが、地元の音楽界もクリームに刺激を受けたのでした。このショーに絡んだきっかけで、クラプトンのプレイを生で聴いたアトランティックレコードの社長、アーメット・アーティガンがマネージャーを口説き、半ば強引にクリームをニューヨークにあった自社のスタジオに招きます。アメリカ滞在のためのビザがあと2日で切れるというタイミングの中、クリームはここで数曲をレコーディングします。これが後に名盤「DISRAELI GEARS」への足がかりとなりました。プロデューサーはフェリックス・パパラルディ、エンジニアはトム・ダウドでした。そして5月9日、ニューヨークを再訪し、クリームは彼らの下でレコーディングを継続したのです!本作は、「DISRAELI GEARS」の完成が視野に入った端境期、そして全米進出と制覇前夜という、非常に貴重な時期のライブと言うことができます。前半4曲が「DISRAELI GEARS」に収録される予定だった新曲、後半4曲はデビューアルバム「FRESH CREAM」からのナンバーで、ちょうどファーストとセカンドアルバムの中間期に位置していたわけです。クリームとしては、新曲を早く演奏したくてうずうずしていたのでしょう。この時期クリームは、優れたレコーディングスタッフを得て、一介のブルースロックバンドから、個性的なサイケポップロックバンド、アートロックバンドへと進化しようとしていました。アメリカ制覇という野心に燃え、世界的なバンドへと飛躍しようとしていた三人の凄まじい演奏をお聴きください。とにかくこのセットリストは、クリームのライブ音源の中でも唯一のレアなものです(Crossroads以外でクラプトンのリードボーカルがライブで聴けるステージは珍しいです)。心憎いボーナストラック 本作のラストにはボーナストラックを収録しました。これは、今年の5月12日に82歳で逝去した作詞家ピート・ブラウンの遺作として7月にリリースされた彼の遺作「The Shadow Club」に収録された、エリック・クラプトン参加のタイトルチューンです。ピート・ブラウンと言えば、クリーム結成当初からジャック・ブルースのソングライティングパートナーとして作詞を手掛け続けた詩人です。有名な二大ヒット曲Sunshine Of Your LoveとWhite Roomでも作詞を担当しました。本作収録のDance the Night Awayもブラウンの作詞です。この遺作はデジタル配信のみのリリースとなっておりました(一般には入手しにくい超限定メディアリリースもあるようですが)ので、手軽にメディアで聴けるのは本作のみということになります。クラプトンがクリームでの思い出に立ち返り、参加したこの曲。ブラウンが数年前から癌との闘病生活を送っていたことも承知の上でクラプトンは参加したようです。結果として、ブラウンへの格好の追悼チューンとなりました。曲中ではクラプトンとすぐ判るプレイを聴くことができます。クリームの激レアクラブギグのボーナス曲のタイトルがThe Shadow Club 。ブラウンの心にもクラブの思い出が詰まっていたのでしょう。若々しいクリームの凄まじい演奏の後に、是非ブラウンを追悼していただきたいと考え、収録したボーナストラックです。 当時のイギリスの音楽シーンを垣間見させる貴重かつ最高音質のクリームのクラブギグ。しかも当時、バンドの登竜門として名高かった伝説のクラブ、マーキーでのギグを収録したセカンド ジェネのリールマスターです。Marquee, London, England 23rd May 1967 PERFECT SOUND(from Original Masters)Taken from the original 2nd Generation Reel UPGRADE (40:04) 1. Tales of Brave Ulysses 2. World of Pain 3. Outside Woman Blues 4. Dance the Night Away 5. Sleepy Time Time 6. Sweet Wine 7. Rollin' and Tumblin' 8. N.S.U. Bonus Track Pete Brown with Eric Clapton 9. The Shadow Club

Cream クリーム/London,UK 1967 Upgrade & more

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