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Prince プリンス/MI,USA 4.9.2015 Soundboard Edition

15年のツアーがサウンドボードで登場するなんて、びっくり仰天です。実際オーディエンス録音でさえ暫く登場していなかったのですから。プリンスが発信してくれる音源も良いけども、このような流出サウンドボード、最早ライブ・アルバムとしてオフィシャルでリリースしてもおかしくないほどのベスト・クオリティーです!Detroit Fox Theatre 2015.4.9 (2CD)です。やや音のレベルが低いように感じますがやはりバキバキのサウンドボードです。DAT IntroからLet's Go Crazyは入念にプレイされ、Take Me With Uはリヴのプロフェッショナルなデュエット力が素晴らしいものになってます。Raspberry Beretがセットに入っているもののU Got The LookまでHit And Run 2015典型セットという感じ。しかしMusicologyはサウンドボードで聴くとベースがグルービーだし、ホーンがいるので重厚なファンクでとても迫力のある演奏です。サイーダの洗練されたボーカルのMama Feelgoodも感動的。そしてサンプラーセットがかなり早い段階で登場します。When Doves Cryは変わったフレーズのコール・アンド・リスポンスがあり、Sign O' The Timeはベースがとても前に出ている音質なのでファンキーに聴こえます。Hot Thingは後半で登場するキーボードのオーケストレーションが素晴らしい。Housequakeは壮絶とまで形容したくなるチョッパーベース・ソロ、これに尽きます。CoolとDon't Stop 'Til You Get Enoughのマッシュアップはホーンがいてスリリングさが増したバージョンに。コンファンクシャンのFfunのホーン・フレーズ等も後半に登場して艶やか。そしてCoolのリズム・ギターをプリンスは1人で弾き、ファンク・スクールだと語り、そこからThank Youのカッティングとなり、バンドとホーンが入ってきて本格的に演奏が始まります。そして更にファンク・スクールは続きPlay That Funky Musicと変化。ここではソリッドなギター・ソロが秀逸です。しかし最後は締りが悪く終了となってしまいますが。エレクトロなイントロからのControversyはリヴらのコーラスとホーンが煽るハイパーなバージョン。その分カッティングの妙は少ないです。1999もファンファーレのような冒頭のホーンからして同様ハイパー。しかしLittle Red Corvettteに繋がらずまたもや締りが悪い終わり方です。そしてHow Come U Don't Call Me Anymoreがプレイされますが、もしかするとバンドをわざと止めて、歌いたくなったのでこの位置でプレイしたのかもしれません。確かに情感こもった素晴らしいピアノとボーカルが楽しめます。そしてドラムから入るLittle Red Corvetteをこの位置でプレイ。Nothing Compares 2 Uはとても落ち着いていつつ貫禄のプリンスの絶好調なボーカルを堪能できます。Kissも完全にノリノリのプリンスがいます。what's my name?と叫び、プリンス!と観客が叫んでいるのでしょう、でも歓声がゼロなので結構むなしい感じに。サウンドボード音源に慣れすぎの自分がいたりします。贅沢な悩みだ。そんなことをいっている場合ではありません、遂にレア・プレイCloudsですよ。リアン・ラ・ハヴァスが歌っている部分はリヴ・ウォーフィールドが担い、グルービーなベース、そして何よりピアノの調べが軽やかに滑り込んでくるのがとても心地良い最高のライブ・バージョン。しかしメドレーの内の1曲として2分少しで終わってしまうのが残念です。リヴが紹介されポインター・シスターズのYes We Can Canが初カバー演奏されます。イーダも紹介され彼女の歌もハモルように入ってきますが、これが素晴らしくイーダは歌の才能もあることはこの演奏で確認して欲しい所です。そしてメドレーは続き、In Timeのホーン・フレーズも絡むThankful N' Thoughtfulに。プリンスがAメロ、サビをリヴらが歌い、ホーンもここぞというタイミングで入りとてもファンキーです。スライがプロデュースしたリトル・シスターのYou're The Oneをリヴらがかなり忠実なバッキングと共に歌い(ドリフでお馴染みのホーン・リフも登場しますよ)、プリンスもyou're the one now、と合いの手を入れます。そしてLarura MvulaのGreen Gardenは満を持して登場なのでしょう、ジュディス・ヒルのソウルフルなボーカルで堪能できるます。バッキングはカリンカリンと鈴のように鳴るエフェクトがあり、ホーンの煽りを含めアップテンポのファンクで、プリンスが弾いているのでしょう、リズミカルなカッティングが印象的で、ロッキッシュなギターソロも入ります(これはドナでしょうか?)。プリンスも後半にコーラス参加します。ぶっつりと終りますが、このメドレーはとにかく素晴らしく、いきなりサウンドボードで楽しめてしまったその喜びは一入です。She's Always In My Hairはベースが前に出たミックスですが、ギターも同様轟いており迫力十二分のプレイ、でも5分弱でこの曲の演奏にしてはいつもの半分程の未熟なもの。そして結構急いでいる感じがするPurple Rainはリヴらのコーラスもあってソウルフルさが楽しめます。プリンスのボーカルは絶好調なので情感もたっぷりあって8分弱とこの曲にしては短めの演奏ですがが満足度は多分にあります。そしてこのメドレーもまたサウンドボードで聴ける、Act Of Godは冒頭からホーン・セクションが暴れ、プリンスも素晴らしいボーカルを聴かせてくれます。以前はシェルビーが目立っているイメージでしたが、ここではリヴらコーラスが適度に歌入れし、プリンスがよりセンター的になり、その状態でここぞで吼えるリヴのパートがあって、棲み分けがより明確になっています。What Have You Done for Me Latelyも同様で、プリンスのボーカルが上手くコーラスと溶け込んでいます。Northsideもやはり素晴らしいですが、続くTheme Song From Which Way Is Upもホーンと相まってリヴのソウルフルで活気のあるボーカルワークが頼もしく感じさせてくれます。コーラスが一丸となったDancing Machineからプリンスのパワフルなボーカルが痺れるPartymanも最高です。It's Alrightもプリンスは軽やかに歌い、イーダのチョッパーベースもブリブリと良い音を奏でます。そして喉の調子が良いプリンスのピアノセットはやはり最高でDiamonds And Pearlsを無難に歌うと、タイム感を持って焦らしつつThe Beautiful Onesを進行させるのか、と思えばDarling Nikkiをサンプリングとして流し巧妙に裏切る、サンプラーセットに突入させる絶妙な展開があります。Forever In My Lifeは歌われますが短く切り上げ、Alphabet St.のバッキングが被さります。スタジオ・バージョンからのサンプルではなく新しく作ったバージョンでとてもファンキーなものです。The X's Faceは殆ど判別できないほど短く(13秒)、U Knowもアハアハンと言っているのが聴こえる程度。Pop Lifeこそ歌うも1分少し、777-9311は1分過ぎた辺りでプリンスのブリブリのベースが絡んできて、ブレイクを入れてまた別のフレーズに変化したりと素晴らしい時間(2分程ですが)を過ごせます。そしてラストがThe Love We Make。ピアノが正に弾かれるのを待っているかのように音を鳴らし、遜色皆無の見事な演奏を繰り広げます。ドナのギター・ソロも完璧に決まり、プリンスが賞賛の声を上げています。女性コーラスも後半にジャストで入ってきて、最後にプリンスが締めるようにゆったりとボーカルを入れ、感謝の言葉を述べきっちりとライブを終了させています。Detroit Fox Theatre 2015.4.9 CD1 1.Intro 2.Let's Go Crazy 3.Take Me With U 4.Raspberry Beret 5.U Got the Look 6.Musicology - Mama Feelgood 7.When Doves Cry 8.Sign O' the Times 9.Hot Thing 10.Nasty Girl 11.Housequake 12.I Would Die 4 U 13.Cool - Don't Stop 'Til You Get Enough 14.Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin) 15.Play That Funky Music 16.Controversy 17.1999 18.How Come U Don't Call Me Anymore 19.Little Red Corvette 20.Nothing Compares 2 U 21.Kiss CD2 1.Clouds 2.Yes We Can Can - Thankful N' Thoughtful - You're The One - Green Garden 3.She's Always in My Hair 4.Purple Rain 5.Act of God 6.What Have You Done for Me Lately - Northside - Theme Song From Which Way Is Up - Partyman - Dancing Machine 7.Diamonds and Pearls 8.The Beautiful Ones 9.Darling Nikki 10.If I Was Your Girlfriend 11.Forever in My Life 12.Alphabet St. 13.The Most Beautiful Girl in the World 14.A Love Bizarre 15.The X's Face 16.U Know 17.Pop Life 18.777-9311 19.The Love We Make

Prince プリンス/MI,USA 4.9.2015 Soundboard Edition

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