出た!!脅威の未発表サウンドボード、なんと81年11月20日、ピッツバーグ公演、今から35年以上も前のコントラバーシーツアーのライブです!しかもリリースする予定にしていたのではないか、と思わせるほどの最高の臨場感、若きプリンスがそこで演奏しているのではないか、と絶対に思ってしまう極上のサウンドボード録音です!フェードイン気味に入りますが、神々しいほどに音が良いギターカッティングで迫る一曲目のSexualityから思わずニンマリ、Controversyツアーでサウンドボードはありますが、ライブ・アルバムを聴いているかのようなバランスの良い、それでいて個々の楽器の音が聴こえて来る音質は無かったのでは、あのRoyal Badness*にも勝ると言えるサウンド・クオリティーです。凄い!レアナンバーのJack U Offのロッキッシュさも、When U Were Mineのポップさも、音の良さからとても際立ちます。白眉と言えるI Wanna Be Your Loverでは崩して歌いながらもしっかりと完成されたバージョンで、音が良いことで個々のサウンドがとても理解でき楽しめます。リサの妖しげなコーラスがエッチなファンクHeadも同様で、ドクターの突き刺すようなキーボード、プリンスの艶かしくもかっこよいボーカルが目の前で演奏してくれているかのように出現します。Do Me Babyも貫禄さも感じさせ、Let's Workでは大団円と言ってもおかしくない演奏です。しかしそれでは終わらず、Controversyのブラウンマークとプリンスのグルービーなアンサンブルでファンキーに跳ねるバージョン、7分も演奏される、スリリングな後半のギター・ソロが秀逸な完成されたバージョンのUptown、そして何度かのアンコールの後に演奏されたラストがParty Upで、全くだれることのない、それどころかこれからまたライブを始める、そんな気概を感じさせる大疾走のプレイです!81年のサタデイ・ナイト・ライブでの演奏をロング・バージョンにしたかのような11分の激演奏!リアルに最高のクローズです!そしてボーナス・トラックが2曲あるのですが、二つとも驚愕です!I Would Die 4 Uのアーリー・バージョン、バッキングが異なり、ギターでザクザクと刻んだサウンドがとても斬新です。中間のバースがまだなく、イエイなどの声で埋められています。時期は83年のファースト・アヴェニューのライブよりも絶対に前で、もしかすると今回の音源と同時に発掘されたので81年頃の録音なのかもしれません。なぜならその後にUptownの演奏が続くのですが、この頃のツアーの演奏のようなのです。プリンスがリサを呼んでいるのと、デズの声が聞こえるのでまず間違いないでしょう。もう一つのボートラはこれは時期が87年、なんとジェシー・ジョンソンのアルバム・タイトルを聞いてプリンスが先に曲を作ってしまった、というエピソードがある、Shocadelicaのリハーサルです。ピアノのフレーズが入り、フリーキーさもあり、面白いエフェクトもあり、Shocadelicaのジャムのような雰囲気でもあるのですが、しっかりと進行を含めて考えられているようで、じわじわとファンキーに盛り上がっていく素晴らしいバージョンです。ウォーリーの声やキャットもいることからサイン・オブ・ザ・タイムズ・ツアー中のリハーサルであることは明白です。そのツアーでプレイされることを想定していたのでしょう、しかしプレイされることはありませんでした。それがここで聴ける、大変貴重な音源と言えるでしょう。Live at the Stanley Theatre, Pittsburgh, PA, 20 November 1981 Disc 1 01. Sexuality 02. Why You Wanna Treat Me So Bad? 03. Jack U Off 04. When You Were Mine 05. I Wanna Be Your Lover 06. Head 07. Annie Christian 08. Dirty Mind 09. Do Me, Baby 10. Let’s Work Disc 2 01. Controversy 02. Uptown 03. Partyup bonus: 04. I Would Die 4 U/ Uptown (Rehearsal 1981) 05. Shocadelica (Rehearsal 1987)