最新技術による衝撃作を連発している新次元「REMASTER & REMIX」プロジェクト。その“ZOO TV Tour”篇となるオフィシャル級の超極上サウンドボード・アルバムが登場です。そんな本作に永久保存されているのは「1993年8月28日地元凱旋ダブリン公演」。その超極上ステレオ・サウンドボード録音です。「1993年のダブリン」というと昨年リリースされた公式EP『ZOO TV LIVE IN DUBLIN 1993』も記憶に新しいところですが、本作はその完全版とも言えるフル・ライヴアルバムなのです。その辺の状況をご紹介するためにも、まずは当時の活動概要から紐解いてみましょう。1992年・2月29日ー4月23日:北米#1(32公演←※ミラード録音・5月7日ー6月19日:欧州#1(25公演)・8月7日ー11月25日:北米#2(47公演)1993年・5月9日ー7月3日:欧州#2a(20公演)《7月5日『ZOOROPA』発売》・7月6日ー8月28日:欧州#2b(23公演)←★ココ★・11月12日ー12月4日:オセアニア(8公演)←※公式映像・12月9日+10日:日本(2公演)公式EPにもなった歴史的な凱旋コンサート これが“ZOO TV Tour”の全体像。このツアーの象徴と言えば公式映像作『LIVE FROM SYDNEY』が有名ですが、本作のダブリン公演はその3ヶ月前にあたる「欧州#2」の最終日でした。そもそも、このショウは“ZOO TV Tour”でも随一の超名演として有名。“ZOO TV Tour”自体が全世界のスタジアム・ライヴの基準を塗り替える世紀のツアーだったわけですが、その栄光を引っさげて故郷ダブリンへ凱旋。しかも、2夜連続公演の最終日はラジオで生中継され、世界中の7億人(推定)に届けられました。文字通り全世界の注目を集めたショウだけに、その放送サウンドボードは古くから定番中の大定番として愛されてきたわけです。それだけの歴史的な伝説公演だけに昨年の公式化も大いに話題となったのですが、ここで大問題だったのがEPというリリース形態。わずか数曲のリリースは、(凄まじい大名演だからこそ)かえってファンにフラストレーションを与えてしまったのは明らかでした。最新AI技術が可能にした異次元アップグレード そんな歯がゆさを晴らし、乾きを癒してくれるのが本作。伝説サウンドボードの最高峰をさらにAI技術でグイッと更新してしまったフル・ライヴアルバムなのです。AI技術とは言っても、流行りの生成AIによる作り物ではありません。奏でられる音自体はU2による生演奏100%でありつつ、それらを楽器毎に分解(ヴォーカル+ギター+ベース+ドラム×4トラック=合計7トラック)して各トラックごとにリマスター&リミックス。その上で公式アルバムがマルチトラックからミックスで組み上げられるのと同じように再構成したものなのです。こうすることで従来では不可能だった究極的な磨き込みが可能になる。例えば、ギター。この放送はアンビエント・マイクを大きめにミックスされており、ギターも過剰にリバーブがかかったようなサウンドでした、従来マスタリングでこれを処理しようとすると他楽器の音も変質させてしまうのですが、AIでトラック分解してあげればドラムやベースに一切影響を与えずギターの音だけを最適化できるわけです。もちろん、これは他楽器に関しても同じ。妙に軽い音で捉えられていたドラムも重心を低くしてガッシリしたビートに仕上げられているのです。公式EPを完全体にしたような伝説のフルショウ ここまでお読み頂いて「もしかしてテキトーに組み直してる?」と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、そうではありまぜん。各トラックをリミックスするにあたって指針となっているのが、前述した昨年リリースの公式EP『ZOO TV LIVE IN DUBLIN 1993』。正真正銘オフィシャルが制作した音楽作品のバランス/サウンドをフルショウ・サイズで再現した。これが冒頭でお話しした「LIVE IN DUBLIN 1993の完全版」の真意なのです!そんなオフィシャル準拠サウンドで描かれるのは、今や伝説となっているフルショウ。実は、公式EP全6曲(日本盤の場合。世界盤は5曲仕様)のうち、本作と同じ最終日(2日目)のテイクは2曲だけ。他4曲は前日公演のものでした。どの曲が公式採用されたかも含め、ここで記念碑的フルセットを整理しておきましょう。アクトン・ベイビー(9曲)・Zoo Station/The Fly(*)/Even Better Than The Real Thing/Mysterious Ways/One/Until The End Of The World/Tryin' To Throw Your Arms Around The World(★*)/Ultraviolet (Light My Way)(★)/Love Is Blindness その他(14曲)・ヨシュア・トゥリー:Bullet The Blue Sky/Running To Stand Still/Where The Streets Have No Name/With Or Without You・魂の叫び:Angel Of Harlem/When Love Comes To Town(★)/Desire(★)・その他:New Year's Day/Numb/Stay (Faraway, So Close!)/Satellite Of Love/Bad(★)/Pride (In The Name Of Love)/Can't Help Falling In Love ※注:「★」印は『ZOO TV: LIVE FROM SYDNEY』で聴けなかった曲。「*」印は公式EP『ZOO TV LIVE IN DUBLIN 1993』にも採用されたテイク。90年代に無数の既発群を生み出した伝説サウンドボード、その異次元アップグレード盤です。かつてダブリン公演サウンドボードをこよなく愛された方、公式EPの短さに切歯扼腕された方、そして初めて伝説のショウに触れる方。すべての方に絶大な自信を持ってご紹介する超極上の銘品!「1993年8月28日ダブリン公演」の超極上ステレオ・サウンドボード録音。公式EP『ZOO TV LIVE IN DUBLIN 1993』にも2曲採用されたサウンドボードの完全版で、最新AI技術を駆使して磨き上げられたサウンドはまさしく完全オフィシャル級。全6曲仕様だった公式EPとは比較にならない地元凱旋の大名演をフルで楽しめる絶対盤です。RDS Stadium, Dublin, Ireland 28th August 1993 STEREO SBD UPGRADE Disc:1 (65:33) 1. Introduction 2. Zoo Station 3. The Fly 4. Even Better Than The Real Thing 5. Mysterious Ways 6. One 7. Until The End Of The World 8. New Year’s Day 9. Numb 10. Tryin' To Throw Your Arms Around The World 11. Angel Of Harlem 12. When Love Comes To Town 13. Stay (Faraway, So Close!) Disc:2 (71:16) 1. Satellite Of Love 2. Bad 3. Bullet The Blue Sky 4. Running To Stand Still 5. Where The Streets Have No Name 6. Pride (In The Name Of Love) 7. ZOOTV Confessionals 8. Desire 9. Macphisto Speech 10. Ultra Violet (Light My Way) 11. With Or Without You 12. Love Is Blindness 13. Can't Help Falling In Love STEREO SOUNDBOARD RECORDING