惜しまれつつこの世を去ったデイヴ・メイスンにとって正に絶頂期の真っただ中であった1975年の激アツなステージを捉えてくれた最高のステレオ・サウンドボード録音。この年の彼は自身のプロモーション用にライブを積極的に放送されており、アルバム『SPLIT COCONUT』リリース後になると、さらにライブの中継を敢行。それが懐かしの名盤『FEELIN' ALRIGHT』でした。しかし今回リリースするのは同じ1975年でも半年前のニューヨーク、しかも『SPLIT COCONUT』はリリース二か月前というタイミングのライブを完璧なステレオ・サウンドボード録音で捉えてくれた素晴らしいラジオ放送。この時点でメイスンの代表作となる後の公式『CERTIFIED LIVE』のバンド・メンバーがほぼ固まっていますが、キーボードだけは、いつものマイク・フィニガンでなく、先の『SPLIT COCONUT』に全面参加していたマーク・ジョーダン。確かにアルバムのリリース後にフィニガンが戻って『CERTIFIED LIVE』のメンバーが揃う訳ですが、むしろこのライブは『SPLIT COCONUT』モードのバンドを完璧なステレオ・サウンドボードで記録しているというのが貴重。実際セットリストや内容も『CERTIFIED LIVE』とまるで違っており、いきなりオープニングにリリース前のアルバムからタイトルトラックを演奏するという攻めっぷり。それどころが『CERTIFIED LIVE』に含まれていないレパートリーだらけ 中でもトラフィック時代の「You Can All Join In」ではメイスンとジム・クリューガーのギターバトルが炸裂。もうこれだけで『CERTIFIED LIVE』とは違った演奏が楽しめる最高の場面です。「Baby…Please」でも二人のソロ回しが炸裂。この後メイスンは技量的に上回るクリューガーにギターソロをどんどん任せるようになり、実際『CERTIFIED LIVE』でも自身はアコギと歌に専心している場面が捉えられていましたが、二人のギターのせめぎあいという点では、この放送と比較にならない。それどころか、リリース前の新曲であった「Save Your Love」でも二人のギタリストによるソロ回しが圧巻。とにかくライブ全編に渡ってエッジのあるライブサウンドが冴え渡っており、全体を通して洗練されたサウンドにまとめられていた『CERTIFIED LIVE』とは違った魅力が満載。同ライブアルバムに洗練されたアコースティックなアレンジで収録されていた「Every Woman」が、ここではレイドバックしたエレクトリックなバンドアレンジで披露されているのもまた魅力。ありとあらゆる面で『CERTIFIED LIVE』とは違ったサウンドのライブとなっているのです。このように『CERTIFIED LIVE』と同じくメイスン絶頂期の記録でありながら、まるで別のバンドかと見まごうばかりの荒々しくて激アツなライブを捉えた『SPLIT COCONUT』リリース直前のライブ。何ならこちらの方がレイドバック寄りな演奏で好みだ…と感じるマニアが少なくないであろう、最高のステレオ・サウンドボード・アルバム!Calderone Concert Hall, Hempstead, NY, USA 5th July 1975 SBD WLIR-FM REEL MASTER Disc:1 (51:09) 1. Intro 2. Split Coconut 3. Waitin' On You 4. Show Me Some Affection 5. You Can All Join In 6. Tuning 7. Crying Waiting Hoping 8. Every Woman 9. World In Changes 10. Band Introductions 11. Save Your Love 12. Talk Disc:2 (43:39) 1. Long Lost Friend 2. All Along The Watchtower 3. Only You Know And I Know 4. Baby...Please 5. Feelin' Alright 6. Bring It On Home To Me 7. Outro SOUNDBOARD RECORDING Dave Mason - Guitar & Vocal Mark T. Jordan - Keyboards Gerald Johnson - Bass Jim Krueger - Guitar Rick Jaeger - Drum





























