JEMSがグレアム・ナッシュ1973年の素晴らしいライブ音源を発掘してくれていたことがすっかり見過ごされていました。それが1973年9月のニュージャージーで行われた彼のソロ・ライブを捉えてくれた驚きのオーディエンス録音。おまけに音質がびっくりするくらいイイ。モノラルながら弾き語りライブの音像を大きく捉えてくれた録音。1973年というビンテージな時期、なおかつこれほど音質の良いオーディエンス録音が残されていたとは。それがまたCSNYやクロスビー&ナッシュではなく、ナッシュのソロ・ライブというのがまた輪をかけて貴重。しかもアコギとピアノのシンプルな弾き語りライブでありながら、盛り上がりがもうアホじゃないか?と思うほど凄まじい。CSNYや盟友ニール・ヤングの弾き語りでも、これほど盛り上がっているライブは無いだろうと思えるほどの激しさ。この最高にハッピーな状況のライブのオープニングとなったのが、アコギ・バージョンでの演奏が非常にレアな「Pre-Road Downs」で、これの盛り上がりがまた壮絶。本当に凄い臨場感です。こんな状況、しかもライブの中盤で「Teach Your Children」を演奏しようものなら、もう会場は爆発しそうなほど。ここまでだけでも素晴らしいライブであることを実感してもらえたはずですが、終盤にサプライズ・ゲストとして登場したのは何とデイヴ・メイスン!もっともCSNYを敬愛するメイスンは以前からナッシュのアルバムに参加していましたし、半年後にリリースされるアルバム『WILD TALES』でもメイスンは「Oh! Camil (The Winter Soldier)」でギターを弾いていました。反対にナッシュもメイスンが数か月後にリリースする名盤『IT'S LIKE YOU NEVER LEFT』の数曲にバックコーラスで参加しており、むしろ、こうして彼がナッシュのライブに呼ばれるのも極めて自然な流れだったのです。そうしてナッシュとメイスンが最初に披露したのは新曲「Every Woman」。後にメイスンの代表曲となりますが、恐らくこれがライブ初演、しかもアルバムでもバックコーラスを務めていたナッシュを伴うという極めて貴重な場面。続いて披露されたのが先の新曲「Oh! Camil (The Winter Soldier)」というのがまた実に自然な流れ。そして締めはメイスンの「Only You Know And I Know」が披露されると、もう彼が場を持って行ってしまうのでは?と思えるほど凄まじい盛り上がり。しかしナッシュの人徳故、気持ちよくその場をメイスン譲りつつ、彼をバックコーラスで支えています。あまりにも弾き語りライブらしかぬ盛り上がりの最後はこれまた必殺の「Chicago」。こうなると会場は大合唱の嵐。完全に盛り上がりが振り切れてしまいます。そんな最高の演奏と選曲に、まさかのメイスンまで登場というサプライズに音質まで素晴らしい。JEMSによる掛け値なしにナッシュ史上最高の発掘!Walsh Auditorium, Seton Hall University, South Orange, NJ, USA 30th September 1973 TRULY PERFECT SOUND (55:46) 01 Pre-Road Downs 02 Southbound Train 03 Bus Stop (teaser fragment) 04 Man In The Mirror 05 I Miss You 06 Immigration Man 07 Another Sleep Song 08 Prison Song 09 Grave Concern 10 Close Your Eyes 11 Teach Your Children 12 Military Madness 13 Our House 14 Every Woman (Dave Mason with Graham Nash) 15 Oh! Camil (The Winter Soldier) (Graham Nash with Dave Mason) 16 Only You Know And I Know (Dave Mason with Graham Nash) 17 Chicago





























