歴史的な大名盤を連発し、絶頂の真っ直中にいた1983年のY&T。その灼熱のクラブ・ギグを伝えるサウンドボード・アルバムが登場です。そんな本作に記録されているのは「1983年10月27日バッファロー公演」。そのFMサウンドボード録音です。この放送自体は古くから有名で、コレクター間で長く親しまれてきた定番中の定番。本作は、その最高峰をグイッと更新させた新マスターです。その気になるクオリティの前に、まずはショウのポジション。1983年と言えば、“BLACK TIGER Tour”と“MEAN STREAK Tour”が切り替わる年。わずかな時期の違いでライヴの意味自体が変わってしまいますので、まずは当時のスケジュールで確認しておきましょう。1983年 “BLACK TIGER Tour” ・1月21日~4月12日:米国#1(9公演)・6月11日:サンタクララ公演 “MEAN STREAK Tour” ・7月9日:サンノゼ公演・8月19日~11月11日:米国#2(29公演)←★ココ★・11月19日~12月22日:欧州(25公演)・12月28日~31日:米国#3(3公演)1984年・1月22日:サンノゼ公演 “IN ROCK WE TRUST Tour” ・6月11日~7月21日:米国#4(3公演)・8月18日:MONSTERS OF ROCK出演・8月24日~12月31日:米国#5(49公演)定番FM放送の最高峰更新した新マスター これが1983/1984年のY&T。本作のバッファロー公演は"MEAN STREAK Tour"にあたる「米国#2」の一幕でした。1983年というと、昨年リリースの発掘盤『LIVE AT SHERWOOD HALL: SALINAS, CA 10/01/1983』も記憶に新しいところですが、本作はその約3週間後でもあります(なお、バッファロー公演には“10月21日”説や“10月22日”説もあります)。そんなショウを伝える本作は「発掘オフィシャル級」の銘品。今回の新マスターは当店でもお馴染みの著名コレクター「GManOF」氏のコレクションから発掘されたもので、具体的なジェネレーション情報こそないものの、サウンドは明らかにアップグレード。従来マスターに付きまとっていたゴワゴワとした質感が一掃され、ヨレや歪みの類もない。あくまでFM放送らしいミックスバランスではあるものの、隅々まで艶やかなマスター鮮度が行き渡る。実際、デイヴ・メニケッティのギターもトレードマークのサスティンの伸びが滑らかさを増し、高域のハーモニクスまで潰れることなく響き切る。ジョーイ・アルヴェスとのツインギター・アタックはFM放送の帯域制限の中にあっても鋭角さを失わず、フィル・ケネモアのベースラインは中低域にどっしりとした厚みを添える。レナード・ヘイズのドラムも、スネアのアタックからシンバルの余韻まで、従来盤では埋もれがちだったディテールが明瞭に浮かび上がってくるのです。停電で幕を下ろす伝説のクラブ・ギグ そんな最高峰更新サウンドで描かれるのは、全盛のバンド・ポテンシャルで紡ぐ名曲選。約1時間の放送枠に沿った内容ではありますが、直近の発掘盤『LIVE AT SHERWOOD HALL』とも異なるセレクトが嬉しい。ここで比較しながら整理しておきましょう。ミーン・ストリーク(4曲)・Hang'em High/Take You To The Limit/Midnight In Tokyo/Mean Streak その他(2曲+5曲)・アースシェイカー:I Believe In You/Hungry For Rock(★)・ブラック・タイガー:Barroom Boogie/My Way Or The Highway(★)/Black Tiger(★)/Hell Or High Water/Forever(★)※注:「★」印は発掘盤『LIVE AT SHERWOOD HALL: SALINAS, CA 10/01/1983』で聴けなかった曲。……と、このようになっています。選曲/編集は放送局によるものだと思いますが、大名盤『BLACK TIGER』『MEAN STREAK』を2本軸としたレパートリーは特濃。『LIVE AT SHERWOOD HALL』になかった「My Way Or The Highway」「Black Tiger」「Forever」「Hungry For Rock」の4曲がFM放送クオリティで味わえる醍醐味は何物にも代え難い贅沢です。そして本作だけの語り草となっているのがラストの「Hungry For Rock」。演奏がブツ切れでDJの語りに戻るのですが、これは録音漏れではない。なんとY&Tが会場の電源を飛ばしてしまって停電。約2分で強制終了してしまったのです。そんなアクシデントまで放送されるとは……。他ではちょっとお目にかかれない、かなり貴重な珍シーンです。定番FM放送が「発掘オフィシャル級」の鮮度でよみがえった最高峰更新ライヴアルバムです。メニケッティのギターが艶やかに歌い、ツインギターの切れ味が隅々まで冴え渡る。停電というハプニングまで含めて、1983年Y&Tのクラブ・ギグの生々しさを丸ごと封じ込めた必聴・必携の1枚。「1983年10月27日バッファロー公演」のFMサウンドボード録音。著名コレクター「GManOF」氏のコレクションから発掘された定番放送の最高峰更新マスター。従来盤のゴワゴワ感が一掃された「発掘オフィシャル級」の艶やかさが素晴らしく、『EARTHSHAKER』『BLACK TIGER』『MEAN STREAK』の名曲群や停電による強制終了ハプニングまで楽しめる1枚です。2001 Club, Buffalo, NY, USA 27th October 1983 UPGRADE!! (60:38) 01. Interview 02. Hang 'Em High 03. Barroom Boogie 04. Take You To The Limit 05. Midnight In Tokyo 06. My Way Or The Highway 07. Black Tiger 08. I Believe In You 09. Mean Streak 10. Hell Or High Water 11. Forever 12. Hungry For Rock SOUNDBOARD RECORDING Dave Meniketti – Guitar, Vocals Joey Alves – Guitar, Backing Vocals Phil Kennemore – Bass, Backing Vocals Leonard Haze – Drums





























