話題作を量産し続けている西海岸コレクターの遺品マスター発掘プロジェクト。その最新弾となる1973年初頭の極上サウンドボードが登場です。本作に記録されているのは「1973年2月2日ソルトレイクシティ公演」。そのステレオ・サウンドボード録音です。このところ、毎週のようにSANTANAの極上サウンドボードが次々と登場しているわけですが、その源泉となっているのが数年前に他界した西海岸のコア・コレクターが遺した秘蔵アーカイヴ。生前、長年の収集物をデジタル化し、ベイエリアの音楽シーンに数十年関わってきた友人に託したもの。それを発掘の名門「JEMS」が精査・公開しているのです。1973年のSANTANAと言えば、『PROVIDENCE 1973 SOUNDBOARD』や『SAO PAULO 1973 SOUNDBOARD』といった名作も記憶に新しいところですが、実は本作はちょっと意味が違う。その辺の事情をご説明するためにも、まずは活動概要から俯瞰してみましょう。1972年・1月1日+28日:北米#1(2公演)・9月4日~10月30日:北米#2(16公演)《10月11日『CARAVANSERAI』発売》・11月4日~12月5日:欧州#1(25公演)←※PARIS 1972他・12月9日~17日:北米#3(5公演)1973年・1月18日~4月8日/6月21日:北米#4(48公演)←★ココ★・6月27日~7月19日:アジア(16公演)←※公式LOTUS《7月20日『LOVE DEVOTION SURRENDER』発売》・7月23日~8月8日:オセアニア(12公演)・8月12日~9月14日:北米#2(24公演)←※PROVIDENCE 1973・9月21日~10月21日:中南米(21公演)←※SAO PAULO 1973 《11月9日『WELCOME』発売》・11月13日~12月12日:欧州#2(27公演)・12月31日:サンフランシスコ公演 これが1972/1973年のSANTANA。『CARAVANSERAI』完成後、ニール・ショーン&グレッグ・ローリーが離脱し、トム・コスターらを迎えた新体制でワールド・ツアーを展開していた時期です。名盤『LOTUS』を生んだ伝説の初来日は1973年7月の「アジア」レッグだったわけですが、本作のソルトレイクシティ公演はその約5か月前、48公演に及ぶ「北米#4」の4公演目にあたる。『PROVIDENCE 1973』『SAO PAULO 1973』が『LOVE DEVOTION SURRENDER』発売後だったのに対し、本作は『LOTUS』へと続くセットの骨格が固まりつつある時期でした。名門が発掘した最高峰更新の1stジェネ・マスター そんなショウを伝える本作の核心は、何といってもそのサウンドです。この日のサウンドボード自体は以前から知られてきましたが、本作はその最高峰を更新する新発掘マスター。これまでの遺品シリーズと同じく、ソースから判断しておそらく1stジェネレーション(あるいは録音者自身の予備コピー)と見られる、極めてフレッシュな1本なのです。従来出回ってきたマスターの中には、ダビングを重ねてゴワゴワと劣化した音のものもあったわけですが、本作にはそうしたダビング痕が一切見当たらない。微細な部分に至るまで艶やかで、ただただ超のつく美麗サウンド。カルロスのギターが奏でるロングトーンは微塵の歪みもなく真っ直ぐに伸び、ノートの一つひとつが消えゆく儚い瞬間まで、克明に描き出されるのです。そして、ディテールが鮮やかであればこそ、サウンドボードならではの音の輪郭も一層くっきりと切り立ちます。カルロスのギター、トム・コスターとリチャード・カーモードのキーボード、そしてペラザ、アレアス、ミンゴ・ルイスによるパーカッション群――。これだけの大所帯が一斉に音を重ねても、各楽器がまるで混ざり合わない。見事なセパレート感が、アンサンブルの隅々まで見通させてくれるのです。卓のモニター回路にそのまま耳を委ねたような至近距離でありながら、公式品ではあり得ないほどの生々しさ。まさに「発掘オフィシャル級」と呼ぶにふさわしい鮮烈なサウンドボードです。伝説のロータスに向かって加速していくフルショウ その極上サウンドで味わえるのは、大名盤『LOTUS』へと結実していく直前の、脂の乗ったフルショウ。同じ“CARAVANSERAI Tour”でもある名作『PARIS 1972 SOUNDBOARD』と比較しながらセットを整理しておきましょう。ロータスの伝説・A-1 Funk/Batukada/Xibaba (She-Ba-Ba)/Castillos de Arena, Pt. 1 (Sand Castle)/Free Angela/Castillos de Arena, Pt. 2 (Sand Castle) その他・サンタナ:Waiting/Savor・天の守護神:Samba Pa Ti/Incident At Nashabur/Se A Cabo・キャラバンサライ:Every Step Of The Way/Look Up (To See What’s Coming Down)(★)/Just In Time To See The Sun(★)/Stone Flower・ウェルカム:Going Home/Mantra・不死蝶:Promise Of A Fisherman(★★)/Aranjuez(★★)・その他:Bambele(★)/Earth(★)/Toussaint L'Overture(★)※注:「★」印は伝統作『LOTUS』で聴けなかった曲。特に「★★」印は名作『PARIS 1972 SOUNDBOARD』にもなかった曲。……と、このようになっています。「Going Home/A-1 Funk/Every Step Of The Way」のメドレーで力強く幕を開け、公式『LOTUS』を貫く骨格は共有しつつ、本作ならではの選曲がふんだんに楽しめる。なかでも注目は「★★」印の2曲で、名作『PARIS 1972 SOUNDBOARD』でも聴けなかった「Promise Of A Fisherman」~「Aranjuez」の流れが味わえます。また「Look Up」「Just In Time To See The Sun」「Bambele」「Earth」「Toussaint L'Overture」といった、公式『LOTUS』では拝めなかった名曲群も豊富。ジャズロックへと深化しつつあったこの時期ならではの、濃密で多彩なレパートリーが堪能できます。世界中のコレクターを唸らせ続けてきた遺品マスター・シリーズ。その最新弾となる“CARAVANSERAI Tour”の新名盤です。従来マスターを無意味にするダビング痕のない新発掘マスターで、『LOTUS』前夜の大熱演がたっぷり味わえる。微細な一音までも脳裏に焼き付ける究極のリアル・サウンドボード。「1973年2月2日ソルトレイクシティ公演」のステレオ・サウンドボード録音。名門「JEMS」による遺品マスター発掘プロジェクトの最新弾で、最高峰を更新する1stジェネ・マスターです。ダビング痕は一切なく、カルロスのギターのロングトーンが消えゆく一音まで克明に描かれ、大所帯でも混ざり合わないセパレート感も見事。『LOTUS』前夜の充実セットには、名作『PARIS 1972 SOUNDBOARD』にもなかった「Promise Of A Fisherman」「Aranjuez」も収録した、発掘オフィシャル級の鮮烈サウンドボードです。Salt Palace, Salt Lake City, UT, USA 2nd February 1973 SBD Disc:1 (65:07) 01. Going Home / A-1 Funk / Every Step Of The Way 02. Samba Pa Ti 03. Look Up (To See What’s Coming Down) 04. Just In Time To See The Sun 05. Incident At Neshabur 06. Bambele 07. Stone Flower 08. Batucada 09. Xibaba (She-Ba-Ba) 10. Stone Flower (Reprise) 11. Waiting 12. Castillos De Arena, Part 1 (Sand Castle) Disc:2 (27:22) 1. Free Angela 2. Promise Of A Fisherman 3. Aranjuez 4. Mantra 5. Castillos De Arena, Part 2 (Sand Castle) 6. Earth 7. Se A Cabo 8. Savor 9. Toussaint L’Overture SOUNDBOARD RECORDING



























