『CARNIVAL OF SOULS』にまつわるもう1つの最重要スタジオ作品をご用意しました。レコード会社内部から流出した伝説盤 そんな本作の正体は、伝説ブートレッグ『CARNIVAL OF SOULS(PGBE CD96)』。『CARNIVAL OF SOULS』がお蔵入りアルバムだった1996年当時に流出し、公式リリースへと導いた歴史的な裏スタジオ作品です。この伝説盤のソースとなったのは、1996年1月に社内リファレンス用として配布された音源のコピー。わずかにミックスの異なる、ほぼ完全なアルバムそのものです。CDの解説でも触れましたが、完成した『CARNIVAL OF SOULS』はオリジナル・ラインナップのリユニオンが決定したことでお蔵入り。ブルース・キューリックとエリック・シンガーが心血を注いだ渾身作が、日の目を見ないまま葬られようとしていたのです。ところが、その運命を変えたのが『PGBE CD96』でした。この社内リファレンス音源が「アクセスできる誰か」の手によって外部に流出すると、幻の新作を待ちわびていたファンがブートレッグを求めた。カセットからCDへと、コピーは凄まじい勢いで世界中のコレクター間に広まっていったのです。当時、これがCD化された際に背表紙に刻まれたのがPolyGram社の内部リファレンスCDを思わせる型番が『PGBE CD96』だった。「Promotional Copy - Not For Sale」と記されたそのディスクは、まさに秘密の扉をこじ開ける鍵だったのです。公式版とは似て非なるもう1つのCARNIVAL OF SOULS そうして世に出た『CARNIVAL OF SOULS』でしたが、内容は最終的な公式版とは異なっている。曲順も違いますし、一部曲のタイトルも仮題。公式盤では「Master & Slave」となる曲は「Tell Me」と称され、公式盤「It Never Goes Away」も「It Never Ends」と題されていた。肝心要の音自体もミックスが異なっていました。そんな『PGBE CD96』が話題を呼ぶ中、本家本元のオフィシャル側もついに重い腰を上げ、曲数を増やした上で1997年10月に『CARNIVAL OF SOULS: THE FINAL SESSIONS』として正式リリースに踏み切った。つまり本作『PGBE CD96』こそ、封印されかけた1枚のアルバムを公式の世界へと引きずり出した立役者だったわけです。完成版とは似て非なるスナップショットだった『PGBE CD96』。本作は、その伝説スタジオ・アルバムを精緻に復刻した1枚です。Carnival of Soul Complete Sessionsが、独自ルート発掘マスターで綴る「制作の全貌」だとすれば、本作は、その作品を歴史の表舞台へと押し上げた「公式化の原動力」。同じ『CARNIVAL OF SOULS』を巡りながら、まったく異なる角度から光を当てるサブ・テキストです。(44:17) 1. Hate 2. Rain 3. Tell Me a.k.a. Master & Slave 4. Childhood's End 5. I Will BE There 6. Jungle 7. In My Head 8. It Never Ends a.k.a. It Never Goes Away 9. Seduction of the Innocent





























