1971年、秋から始まったヨーロピアン・ツアーから10月22日のスイス・ディエティコンで行われたステージからその第二部を新しく発掘されたマスターより収録されたCD。この10月22日の第二部は7年ほど前にリリースされていましたが今回、新たに発掘された再放送音源を収録したマスター・カセットテープが使用されてのCD化になっており、既発盤(BLACK EMOTION」と比べると収録されてる音域の差は歴然としており、ウルトラ・クリアーと表現しても全く問題ない鮮度抜群・安定感トップクラスの極上音質でこの第2部を楽しむことが出来ます。テープを提供して頂いた海外マニアの方からこの第二部の再放送日は第一部より数年も前に行われたとのことでした。昨年リリースされマイルス・マニアの話題を独り占めにした第一部 よりも鋭い第二部の演奏には聴いた誰もがそのスケールの大きさに驚き、何かに取り憑かれれた如くトランペットを吹くマイルスの姿には感動さえ覚えてしまいます。バンド・メンバーの集中力も衰えることなくオープニングからマックス全開でマイルスとのバトルを展開しています。改めてこの22日の第二部を通して聴いてみると、確実にキースのエレクトリック・ピアノは数段ステップ・アップしてることが判ります。放送された番組の都合でラスト「ファンキー・トンク」の終盤残り1分余りでフェイド・アウト終了します。また、ディスク2において若干テープ・ヒスが生じる箇所もありますが問題ないと思います。