クレイグ・ゴールディ加入後の'86年ツアーは、4月から5月にかけてヨーロッパそしてイギリスをサーキット。3連続公演のハマースミス・オデオン公演に続き、こちらも2公演が行われたアイルランド・ダブリン公演で一旦の区切りを迎えました。そしてDIOは'86年6月6日から、アメリカにおける「SACRED HEART」ツアーの2ndレッグに突入します。同作のツアーは'85年のヴィヴィアン在籍時にも8月から12月にかけて大規模に行っていましたが、この2ndレッグはアメリカにおけるクレイグのお披露目も兼ねており、バンドの熱の入れようは大変なものがありました。その証拠に6月20日にはニューヨークのマジソン・スクウェア・ガーデンで一万三千人を集めるショウを披露するなど、前年に劣らないスケールの会場で精力的なライヴを繰り広げました。 本作はこの充実したツアーの13公演目に当たるミシガン州フリント"IMAスポーツアリーナ"におけるライヴを、80分間にわたり優れたオーディエンス・ショットで捉えています。会場の奥からの撮影ながら、ステージを正面から的確に収めた画面は、舞台におけるロニーやクレイグなどバンドメンバーのプレイをはっきりと確認できる優れたショットです。25年前の映像だけにやや暗めで、最近のデジタル映像のような鮮明さではありませんが、それでもプレイヤーの輪郭は明確で、ズームした場面では表情まできちんとうかがえます。来日公演でも多くの観客にインパクトを与えた神殿のセットに、グリーンとレッドのライトに照らされて巨大なドラゴンが浮かび上がるイントロは、いきなり映像ならではの見どころです。スポットライトで照らされたヴィニー・アピスの激しいドラミング、そしてパイロの炸裂から弾けるようにスタートする「King Of Rock And Roll」は、音源でしか'86年ライヴを知らないファンを驚かせるでしょう! 「Like The Beat Of A Heart」・「Don't Talk To Strangers」という前半の流れはヨーロッパツアーと同じですが、このアメリカツアーでは「Hungry For Heaven」に代えて「Time To Burn」がセットインしているのが大きな特徴です。ポップなテイストは「Hungry For Heaven」に近いものがありますが、クレイグはこれがDIOで作曲に関わった初めてのナンバーとあって、ステージ上でもより活き活きとしたプレイを見せています。「The Last In Line」からのメドレーでは、レーザー光線を用いた「Holy Diver」、照明と炎の舞台装置が明と暗のコントラストを巧みに描く「Heaven And Hell」など、大掛かりなステージには思わず見入ってしまいます。オープニングから映像を駆使した「Sacred Heart」は間違いなく最大の見せ場です。客席を思いのままに扇動するロニーのアクションも最高潮で、歌唱だけでなく全身で楽曲の世界観をアピールするパフォーマンスには圧倒されます。日本では難しい火薬や炎を用いたステージ効果も必見、ロニーが"Attack !!"と叫ぶと同時に咆哮して煙や火を吐くドラゴン(スーパーロック85ではロニー自身が叫んでいました)、光る剣を振るってステージ狭しと躍動するロニーの姿は見逃せません。 この日会場をソールドアウトにした5,000人の観客も、ロニーの強烈なパワーを前にして、熱狂的なリアクションで応えています! クレイグ・ゴールディを迎えたラインナップでの'86年ライヴは、6月17日のフィラデルフィア"スペクトラム"でショウを収録した「SACRED HEART "THE VIDEO"」で観る事ができますが、臨場感溢れる客席からのショットについて言えば、本作に並ぶものはそう多くはありません。音楽はもとより、ショウとしての見どころも多い「SACRED HEART」ツアーは、やはり映像で楽しみたい!ファン必見の80分間です!
Live at IMA Sports Arena, Flint, Michigan, USA 27th June 1986 AMAZING-SHOT
1. Intro. 2. King Of Rock And Roll 3. Like The Beat Of A Heart 4. Don't Talk To Strangers 5. Time To Burn 6. The Last In Line 7. Holy Diver/The Last In Line(reprise) 8. Drum Solo 9. Heaven And Hell 10. Keyboard Solo 11. Guitar Solo 12. Sacred Heart/The Last In Line(reprise)
13. Rock 'n' Roll Children 14. Long Live Rock 'n' Roll 15. Man On The Silver Mountain 16. Rock 'n' Roll Children(reprise) 17. Stand Up And Shout 18. Rainbow In The Dark
Ronnie James Dio - Vocals Craig Goldie - Guitars Jimmy Bain - Bass Vinny Appice - Drums Claude Schnell - Keyboards
COLOUR NTSC Approx. 80min.





























