SABBATH史上、たった4公演だけ実現した「オリジナル・トリオ+トニー・マーティン」ラインナップ。その激レア・ライヴのマルチカメラ・プロショットを総まとめした決定盤が再発です! 「オリジナル・トリオ」とは、即ちトニー・アイオミ、ギーザー・バトラー、ビル・ワードの3人。アイオミ、マーティン&ギーザーによる“CROSS PURPOSES TOUR 1994”の最終レッグとして追加された“南米版MONSTERS OF ROCK”にビルが参加することで実現したラインナップなのです。まずは、“CROSS PURPOSES TOUR 1994”全体から、本作のポジションを見てみましょう。
・1994年2月8日-3月13日:北米レッグ(25公演)《約1週間後》・1994年3月21日-27日:日本公演(5公演)《約2週間後》・1994年4月11日-6月11日:欧州レッグ(35公演)《約2ヶ月半後》・1994年8月27日-9月4日:南米レッグ(4公演) ←★ココ★
このように、“CROSS PURPOSES TOUR 1994”の本編は6月には終了し、そこでボビー・ロンディネリが離脱。その後、アイオミの元に“南米版MONSTERS OF ROCK”出演のオファーが舞い込み、旧友のビルに声をかけたわけです。そんな“南米版MONSTERS OF ROCK”は、現地のテレビでも放送。4公演のうち3公演がプロショットで残されており、そのベストマスターを一網打尽にしたのが本作なのです。それでは、1公演ずつご紹介していきましょう。
【ディスク1:8月27日ブラジル公演】
まず登場するのは、南米レッグの初日ブラジル公演。先述の通り、このプロショットは当時のテレビ放送を元にしているわけですが、この日は実際のライヴと大きく異なる曲順ややたらとデカくミックスされたジェフ・ニコルズのキーボードが特徴的です。ビルが参加した'94年のライヴはただでさえ貴重ですが、そのビルが「Black Sabbath」に「War Pigs」といったオジー時代のクラシックや、「Children Of The Sea」など『HEAVEN AND HELL』収録曲だけでなく、「Time Machine」さらに「Headless Cross」など、ヴィニー・アピスやコージー・パウエルの楽曲にも挑戦している姿がしっかりと収められています。(リハーサルをしているとは言え)長いブランク明けのビルは、自分とは異なるスタイルの曲に苦戦していますが、本映像はそれを含めて重要なドキュメント。コージーらの鋭くタイトな演奏とはだいぶ違いますが、アンコールの「Iron Man」「Sabbath Bloody Sabbath」では「さすがオリジナル・メンバー」と唸らされる独特のムードとグルーヴを漂わせます。ラストにはメンバーへのインタビュー・シーンも収録。約60分にわたってライヴのハイライトと貴重なインタビューを観ることができます。
【ディスク2:9月1日サンチアゴ公演】
続くディスク2は、南米2公演目チリ公演。ここでも近年海外で発掘された新マスターを用い、従来から国内で知られるVTRマスターを遙かに凌駕するクオリティで収録。この日の映像はファンの間で「長編だが映像が良くない」と言われていましたが、本作ではその固定観念を覆す91分間を楽しめます。最大の旨みは、なんと言っても「Supertzar」から「Sabbath Bloody Sabbath」までのフルセット収録! ボビー・ロンディネリ在籍時のツアー本編からもオフィシャル映像『CROSS PURPOSES LIVE』がリリースされましたが、そちらは「Children Of The Sea」が欠落していた。つまり、本作は貴重な「オリジナル・トリオ+マーティン」の全長版であるばかりか、“CROSS PURPOSES TOUR 1994”唯一の完全映像なのです。「Time Machine」や「Headless Cross」はディスク1のサンパウロ公演でも観られましたが、南米ツアーにおける「I Witness」「Cross Of Thorns」の『CROSS PURPOSES』ナンバーはここでしか観られませんし、ビルも初日を経てだいぶカンを取り戻したらしく、プレイも安定しつつある。「Symptom Of The Universe」の後ではビルによるドラムソロまでしっかり収録されており、本作でも最重要の映像なのです。
【ディスク3:9月3日ブエノスアイレス公演】
最後は南米3日目のアルゼンチン公演。これまたアンコール部分こそ未収録ですが、セット本編は完全収録のうえに、サウンドも極上。この日にはテレビとは別のFMアルバム『BLACK AIRES(LANGLEY DELUXE 019)』もありますが、あの大傑作ステレオサウンドボードにも迫るクオリティです。凄まじいマスター鮮度による画質も素晴らしく、ほとんど劣化を感じさせない画面に、にじみやボヤケが気にならない発色と輪郭等々など……3公演の中でも飛び抜けた1枚なのです。このアルゼンチン公演では前2日間から大きくセットリストが変更されて『HEAVEN AND HELL』以前(つまり、ビル時代)のナンバーが中心になり、それに伴ってビルのプレイもはっきりと向上。特に「Into The Void」や「The Wizard」で醸す独特の倦怠的グルーヴ、「Black Sabbath」での不気味なムードなど、オジー時代の楽曲ではさすがの存在感を発揮。アイオミのヘヴィリフとギーザーの強烈なベースラインを活かす「War Pigs」でのプレイは必見必聴です。さらにこの両者のステージングを対照的に浮かび上がらせた「Neon Kights」や「Symptom Of The Universe」も見逃せない。マーティンもオジー時代の曲は歌いやすいようで、彼らしい巧みな歌いまわしに加え、この時期から目立ち始める中域~低音の魅力を活かした歌唱で、これら名曲の数々を歌い上げています。サウンドボード・アルバム『BLACK AIRES』ではこの後もアンコールの「Iron Man」と「Sabbath Bloody Sabbath」まで収録されていますが、本作は残念ながら「Paranoid」で番組が終了します。1994年南米ツアーの映像すべてをひとつに集大成した本作は、過去にありそうでなかった決定的な1本。208分間の大ボリュームにして、貴重極まる「オリジナル・トリオ+マーティン」を存分に味わえる3枚組。レア度、クオリティ、エンターテインメント……そのすべてがハイレベルにそろった1作。Estadio Do Pacaembu, Sao Paulo, Brazil 27th August 1994 PRO-SHOT Centro Cultural Estacion Mapocho, Santiago, Chile 1st September 1994 PRO-SHOT River Plate Stadium, Buenos Aires, Argentina 3rd September 1994 PRO-SHOT
Disc 1
PHILIPS MONSTERS OF ROCK Estadio Do Pacaembu, Sao Paulo, Brazil 27th August 1994
1. Time Machine 2. Children Of The Sea 3. Black Sabbath 4. War Pigs 5. Guitar Solo 6. Paranoid 7. Headless Cross 8. Iron Man 9. Sabbath Bloody Sabbath
Bonus Tack
10. Interview with Tony Iommi, Bill Ward & Tony Martin
Disc 2
Centro Cultural Estacion Mapocho, Santiago, Chile 1st September 1994
1. Supertzer 2. Time Machine 3. Children Of The Grave 4. Children Of The Sea 5. I Witness 6. Into The Void 7. Black Sabbath 8. Neon Knights 9. War Pigs 10. The Wizard 11. Cross Of Thorns 12. Symptom Of The Universe 13. Drum Solo 14. Headless Cross 15. Guitar Solo 16. Paranoid 17. Iron Man
18. Sabbath Bloody Sabbath
Disc 3
Live at River Plate Stadium, Buenos Aires, Argentina 3rd September 1994
1. Supertzer 2. Children Of The Grave 3. Children Of The Sea 4. Into The Void 5. Black Sabbath 6. Neon Knights 7. War Pigs 8. The Wizard 9. Symptom Of The Universe 10. Headless Cross 11. Paranoid
Tony Iommi - Guitar Tony Martin - Vocal Geezer Butler - Bass Bill Ward – Drums Geoff Nicholls - Keyboards
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.208min.





























