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David Bowie デヴィッド・ボウイ/Lonodn,UK 8.11.1997

50歳を迎え、新たな地平を切り拓いた『EARTHLING』時代。その現場を極上クオリティで体験できる映像作品がリリース決定です。本作に記録されているのは「1997年8月11日ロンドン公演」。当時でも90年以上の歴史を持っていた伝統会場“シェパーズ・ブッシュ・エンパイア”で撮影された極上オーディエンス・ショットです。「1997年のシェパーズ・ブッシュ・エンパイア」と言えば、大傑作ライヴアルバム『SHEPHERD'S BUSH EMPIRE 1997 2ND NIGHT』でもお馴染みですが、本作はその前日にあたるコンサートなのです。そんな本作最大のポイントは素晴らしすぎるクオリティにあるのですが、まずはショウのポジション。“EARTHLING TOUR 1997”全体像の中から確認してみましょう。 ・5月17日-6月5日:ウォームアップギグ(4公演)・6月7日-8月14日:欧州(46公演)←★ココ★・9月6日-10月23日:北米(29公演)・10月31日-11月7日:南米(5公演) これがボウイ50歳のワールドツアー。「欧州」レッグはおおよそ前半が大陸編、後半が英国編となっており、本作のロンドン公演は44公演目にあたる最終盤でもありました。そして、そんな一夜を真空パックしたクオリティこそが凄い。ごく最近になって登場した新発掘マスターで種別としてはオーディエンス・ショットなものの、むしろ「関係者ショット」と言われた方がしっくりくる。1階の後方席からやや遠景で捉えているのですが、視点が高くステージ上のボウイとほぼ同じ。振り上げる観客の腕も遮蔽物とはならず、前方客の遙か頭上をスルーしてボウイの姿をじっくりと直視できるのです。しかも、安定感が凄い。詳しい状況は伝わっていませんが、視点の高さから言っても、ややカクカクしたカメラワークから見ても三脚を使っているのは間違いない。その絶景ぶり、安定感からして会場設営の関係者ショット……そう思えてならないのです。さらに圧倒的なのはマスター鮮度。時代柄アナログのビデオ撮影なわけですが、経年劣化がまるで見られず、テープヨレも白線ノイズもない。ブルーを基調にしたライトショウが舞い踊りますが、その光芒は細かい輪郭も鮮明なら暗闇に吸い込まれていくグラデーションまで美しい。デジタルに慣れきった現代の眼にも鮮やかで、20年前の光景がそっくりそのまま甦るのです。そして、音声。これがまた猛烈にパワフルでオン。光景には距離があるものの、ボウイの歌声も演奏も遮蔽物ナシに真っ直ぐ手元まで飛び込んでくる。あまりにパワフルなために重低音のピークに歪みもあるので『SHEPHERD'S BUSH EMPIRE 1997 2ND NIGHT』には及びませんが、ドラムンベース/ジャングルを大胆に取り入れたビートが五臓六腑を揺らすド迫力サウンドなのです。そんなクオリティで描かれるのは、50歳にして枯れることを知らないボウイの冒険心が丸出し。当時の新作『EARTHLING』から全10曲中7曲も大盤振る舞いされるわけですが、アルバム以上の躍動感が素晴らしい。生演奏ならではの肉感的なグルーヴが圧倒的で、ロックらしさたっぷりとまぶされている。そして、そのアンサンブルで甦ったクラシックスも新鮮。おおよそ『SHEPHERD'S BUSH EMPIRE 1997 2ND NIGHT』にも準じる内容ではあるのですが、その中でひときわ目を惹くのが「V-2 Schneider」。もちろん『"HEROES”』からのナンバーですが、この曲がステージで演奏されたのは20年を経た“EARTHLING TOUR”が初。プレスCDの決定盤『SHEPHERD'S BUSH EMPIRE 1997 2ND NIGHT』でも聴けなかった曲を動く姿で目撃できるのです。残念ながらオフィシャルに残されず、日本公演もなかった“EARTHLING TOUR 1997”。そのフルショウを極上の光景で本生体験できる傑作映像です。しかも、現場はわずか2,000人規模の“シェパーズ・ブッシュ・エンパイア”。その空間に身を置き、新たなサウンドに挑戦し続けていたボウイに出逢える1枚。 Live at Shepherd's Bush Empire, London 11th August 1997 AMAZING SHOT 1. Intro 2. Quicksand 3. The Man Who Sold The World 4. Queen Bitch 5. Waiting For The Man 6. The Jean Genie 7. Seven Years In Tibet 8. Battle For Britain (The Letter) 9. Fashion 10. Seven Years In Tibet 11. Fame 12. Outside 13. Stay 14. Looking For Satellites 15. Under Pressure 16. The Hearts Filthy Lesson 17. Hallo Spaceboy 18. Scary Monsters (And Super Creeps) 19. Little Wonder 20. The Last Thing You Should Do 21. Dead Man Walking 22. White Light/White Heat 23. Superman 24. V-2 Schneider 25. Look Back In Anger 26. All The Young Dudes David Bowie - vocals, guitar, alto & baritone saxophone Reeves Gabrels - guitar, backing vocals Gail Ann Dorsey - bass guitar, vocals, keyboards Zachary Alford - drums, percussion Mike Garson - keyboards, backing vocals COLOUR NTSC Approx.130min.

David Bowie デヴィッド・ボウイ/Lonodn,UK 8.11.1997

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