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Various Artists EL & P,Bon Jovi,Asia,Deep Purple,Yes/Rock Aid Armenia Japanese LD Ver. & more

1990年に実現した豪華チャリティ・プロジェクト“ROCK AID ARMENIA”。その映像2作品が史上最高峰クオリティで復刻です。このプロジェクトの目玉は、豪華ミュージシャン共演によるDEEP PURPLEの「Smoke On The Water」カバー。メインのシングルの他、参加アーティストのコンピレーション・アルバム、クリップ集のビデオ、制作ドキュメンタリー・ビデオなどがリリースされました。本作は作品だった2タイトル、クリップ編の『THE EARTHQUAKE VIDEO』とドキュメンタリー編の『THE MAKING OF SMOKE ON THE WATER』をカップリングしたものです。それでは、それぞれ個別にご紹介していきましょう。 【ディスク1:THE EARTHQUAKE VIDEO(クリップ編)】 まず最初は参加アーティストのクリップ集。当時は主にVHSで流通していましたが、本作では日本でリリースされたレーザーディスク版を精緻にデジタル化いたしました。参加アーティスト15組のクリップが続くのですが、そのラインナップが凄い。BON JOVI、FOREIGNER、RUSHといった北米系もいますが、メインは大英帝国。HR/HM系やプログレ系の超大物バンドが大挙して登場するのです。ポイントは、その時代感。バンド名を眺めると70年代の勇姿が浮かんでくるラインナップなものの、映像は徹底的に華やかなりし80年代。ASIAやMIKE AND THE MECHANICS、THE FIRMが登場し、大御所バンドもクラシックスではなく、現役感アピールするかのような80年代クリップを大量投入。DEEP PURPLEなら「Perfect Strangers」ですし、GENESISは「Mama」、PINK FLOYDも「One Slip」をチョイス。ファンが一番望んでいる光景ではないけれど、猛烈に郷愁を誘われる……そんな映像集なのです。例えば、YES。往年の代表曲「I’ve Seen All Good People」が収録されているものの、そのバージョンは“90125 YES”のライヴ・クリップ。モダン・アート風のTシャツのトレヴァー・ラビン、オシャレなのか寝間着なのか微妙なジョン・アンダーソン。極めつきはクリス・スクワイアで、髪型はほとんどスティングですし、肩にザクのパイプのようなホースを付けた謎の衣装に身を包む。そんな彼らもナゾなら、を映し出す映像処理もナゾ。「スポットライトですよ」と言いたげなアニメーションの光芒が描かれ、「CG」と呼ぶのも躊躇われる稚拙な処理の数々が重ねられる。「Good People」を象徴しているであろう1940年代風の人々も登場しますが、メンバーや映像自体が古臭くなっているというジレンマに背筋がゾクゾク。もうほとんど古典SF映画のレトロ・フューチャー感覚です。そんなクリップ群の〆を飾るのが主役の「Smoke On The Water ‘90」。「We Are The World」や「Stars」よろしく、重鎮中の重鎮が次から次へと登場する。ちょっと名前を挙げてみると……イアン・ギラン&リッチー・ブラックモアのオリジネイター組の他、リズム隊がクリス・スクワイア&ロジャー・テイラー。ヴォーカルにブライアン・アダムス、ポール・ロジャース、ブルース・ディッキンソン。ギターにデイヴ・ギルモア、トニー・アイオミ、アレックス・ライフソン、ブライアン・メイ。鍵盤にキース・エマーソンとジェフ・ダウンズ。さらに、画面には出てきませんが、ジョン・ロードやジョン・ポール・ジョーンズもバッキングに参加しています。単に豪華有名人なだけでなく、まるで日本企画かのように日本人好みなスター達が勢揃いしているのです。そんな彼らが次々と音を重ねていく豪華絢爛な「Smoke On The Water」。「We Are The World」「Stars」のように専用の新曲ではないので見どころのフィーチュア度はやや低めですが、それでもそれぞれの個性が染みついた私たちには強烈。キースのシンセに乗せてリッチーのリフが乗り、ギルモアとアレックスのギターが同時に鳴る中、ロジャースの艶やかな美声が流れ出る。そんな中、強いてMVPを決めるならブライアン・メイでしょうか。超個性で世界に名を馳せる猛者の中にあってもメイのサウンドは群を抜いて輝く。「1音で誰か分かる」ではなく、「1音で他を忘れさせる」強烈さ。「QUEENのメイ」ではなく、ジミヘン並みに人類史上最高のギタリストなのではないでしょうか。ともあれ、ロック史上希に見る強烈無比な5分10秒です。 【ディスク2:THE MAKING OF SMOKE ON THE WATER(ドキュメンタリー)】 続くのは、その「Smoke On The Water ‘90」のメイキング編。これこそが大本命でして、何しろ大御所たちが次から次へとスタジオに現れては歌い、弾き、語る。その裏舞台もコメントも猛烈なのです。このセッションは1989年7月から9月に渡って4回に分けて行われ、本作では時系列に記録されています。 ●第1回セッション:1989年7月8日 本作は、アルメニア地震の被害状況とプロジェクトの意義を語るドキュメントを軽く挟みつつ、すぐに豪華セッションに入ります。まず登場するのは、7月の第1回セッション。ここではロジャー・テイラー&クリス・スクワイアがすべての土台となるバッキングを録音し、ポール・ロジャースやイアン・ギランが歌入れしていきます。ロジャーとクリスが並ぶだけでも壮観ですが、完成版では豪華な上物に隠れていたリズムトラックが丸出しになるのも嬉しい。そこにガイドギターが乗り、ロジャースとギランの歌が乗り……と、曲が少しずつ完成していく。クリスが「ここでポールの歌が乗ればハマるだろう」と語りますが、プロの録音手順が超大物によって明かされていくのが面白い。さらには、ギランがバッキングトラックの感想を聞かれ、2・3のコメントを加えて「ったく、シロウトさんには泣かされるね」と一言。もちろん、スタジオは爆笑に包まれるわけですが、その余裕っぷりまでもが豪華です。 ●第2回セッション:1989年8月5日 第2回は1ヶ月を空けた8月。さすがに超大物のスケジュールを調整するのがいかに難しいかが透けます。ここからギターやヴォーカルなど、豪華な上物録音が始まります。骨折の治ったブライアン・メイとデイヴ・ギルモア。「アルバムを1億2千万枚も売った男たち……その2人の初めてのセッションが実現するのだ」とナレーションが入りますが、まさにそれ以外にない豪華な光景と音。メイがギルモアのトラックを聴きながら「なかなかいいオカズだ」と語るシーンもゾックゾクです。特に面白いのはギルモアへのインタビュー。ちょっと書き出してみましょう。 −−PINK FLOYDの話を……ギルモア:(え? そっち!?という顔)−−「この2年ほどたくさんのツアーをやったね。そのエネルギーはどこから?」ギルモア:厄介者がいなくなって楽しくやれたんだ。−−それはロジャー・ウォーターズの事?ギルモア:さあね(笑)さらに、この日もギランの歌入れがありますが、快調に歌っていたところで突然一言「参った」と言って止まってしまう。一体ナニ?と騒然となったところでギランが言ったのは「詞を忘れた」。えぇ!? 「Smoke On The Water」ですよ? 人生賭けて何千回歌ってきたんですか。世界中のあらゆる曲を忘れようと、あなたがこの曲を忘れちゃダメでしょ……。 ●第3回セッション:1989年8月27日 第3回はさらに3週間後。ここでは再び登場のブライアン・メイに加え、トニー・アイオミ、リッチー・ブラックモアがギターを入れに来ます。独り、瞑想するような表情で弾くリッチーの姿も素晴らしいですが、必見はメイとアイオミ。もともと旧知の友人同士である2人が仲良く並んで弾き、インタビューに応える。本作の素晴らしさは、単にオーバーダブではなく、大物同士が並びながら弾き、語るシーンがたっぷりとあること。この2人も「Smoke On The Water」だけでなく、THE SHADOWSの「Apache」をセッションする姿も見られます。 ●第4回セッション:1989年9月10日 最後のセッションは9月。キース・エマーソン&ジェフリー・ダウンズのシンセとアレックス・ライフソンのギター、それにブルース・ディッキンソン、ブライアン・アダムス、三度のギランが歌入れして完成です。その1人ひとりが見どころですが、目を奪われるのはキース。ロック・キーボードの巨人が「Fanfare For Common Man」のフレーズを盛り込むアイディアを出し、華麗なインプロヴィゼーションを「Smoke On The Water」に重ねていく。さらにはダウンズと並んで1台のピアノで連弾シーンまである。2人がキャラクターも丸出しにふざけあいながらインプロヴァイズする。エゴなどまるでなく、単にその場の“音”を楽しむ美しくも微笑ましいシーンなのです。まさに豪華饗宴。1本1本が時代の薫りを発散するクリップ集に、大御所たちが無上無類な「Smoke On The Water ‘90」を作り上げていくドキュメンタリー。正直なところ、このプロジェクトは80年代のチャリティ・ラッシュの中では地味なイメージもありましたが、その輝きは格別だった……そんなことにも今さら気づかされる大傑作です。私たちが愛して止まないヒーロー達の80年代がギュウ詰めの1枚。 Disc 1 (77:15) ROCK AID ARMENIA: THE EARTHQUAKE VIDEO Japanese Laser Disc Edition 1. Introduction 2. Fanfare For The Common Man - Emerson, Lake & Palmer 3. Livin' On A Prayer - Bon Jovi 4. After The War - Gary Moore 5. Run To The Hills - Iron Maiden 6. Headless Cross - Black Sabbath 7. Dazed And Confused - Led Zeppelin 8. Heat Of The Moment - Asia 9. Hearts Turns To Stone - Foreigner 10. Silent Running - Mike And The Mechanics 11. Satisfaction Guaranteed - The Firm 12. Perfect Strangers - Deep Purple 13. Mama - Genesis 14. One Slip - Pink Floyd 15. The Spirit Of Radio - Rush 16. I've Seen All Good People - Yes 17. Smoke On The Water - Rock Aid Armenia 18. There She Goes Again - The Quireboys (Outro.) Disc 2(44:46) ROCK AID ARMENIA: THE MAKING OF SMOKE ON THE WATER Recorded at Metropolis Studios in London July-September 1989 Narrated by Tommy Vance 1. Introduction 1st Session: 8th July 2. Roger Taylor, Chris Squire 3. Brian May, Geoff Beauchamp 4. Geoff Downes, Chris Squire 5. Paul Rodgers 6. Ian Gillan 2nd Session: 5th August 7. Brian May, David Gilmour 8. Ian Gillan 3rd Session: 27th August 9. Tony Iommi, Brian May 10. Ritchie Blackmore 4th Session: 10th September 11. Keith Emerson 12. Bruce Dickinson, Bryan Adams, Ian Gillan 13. Alex Lifeson, Geoff Downes, Ian Gillan 14. Jon Dee (Life-Aid Armenia) 15. Smoke On The Water '90 16. Outro. PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.123min.(TOTAL)

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