1994年「Talk」ツアーより、日本公演直前に行われた南米ツアーより9月20日、チリはサンチャゴ公演を2時間27分に渡って極上レベルの超高画質プロショット映像で完全収録したお馴染みの映像。今回のヴァージョンは「CALLING & WAITING」とは別マスターで、既発盤とは比較にならない程に音質が向上した決定版です。素晴らしい画質と音声ながら、音の抜けに問題があったサウンドが改善されており、オリジナル・メニューも施されておりアッパー版に仕上がっています。テレビ放送の大元のマスターをそのままデジタル化したものと思われ、曲間は勿論、コンサート前の長めのオープニングSE等も含め、およそライブドキュメントとしては、これ以上ないほどの質・量で収録されています。メンバーがステージにバラバラと登場、トレヴァーのギターのつま弾きからまるでセッションのようにスタートするPerpetual Changeから、Roundabout/Purple Hazeで締めるお馴染みのTalkツアーの全貌を最良の画質とサウンドでたっぷりと楽しむことができます。映像はこのままオフィシャルリリースも可能なほどに優れており、おそらくアナログコピーを通過していない、ウルトラクリアーな画面にファンはただただ見入ってしまうことでしょう。音声はミックスが不完全な生々しいまでのステレオ・サウンドボード音源であり、PAアウトとは別物の、リアル過ぎる程のサウンドプロダクションはある意味、非常に刺激的であり、まさにあるがままの「イエス94」のステージを、最高レベルの画面とサウンド堪能できます。好みも分かれるところだと思いますが、音の湿り気を感じさせない、クリアーで抜けの良い、洗練された高度な音像で聴ける1994年ツアーはトレヴァー・イエスの究極の到達点として、全てのイエス・ファンにぜひ見て頂きたい非常に優れたパフォーマンスを堪能することができます。長い北米ツアーを通過してきただけあって、演奏に危なさはなく、無駄な音が一切無い、非常に完成されたクールで洗練されたステージを楽しむことができます。ジョンの歌声はまだまだ若々しく力強く、高度なテクニックとセンスで聴き手を酔わせるトレヴァーのギタープレイは各所で素晴らしい聴き所を演出します。音が良い分、バランスが妙だったり、ダイレクト過ぎるコーラスやテープエフェクトに興醒めしてしまう部分もありますが、イエス・ファンにとっては必携・必見映像であることは間違いありません。暗いシーンも多いのですが、とにかく画面が音声同様に非常にクリアーなので全編を通じて一切のストレス無くショウを堪能できます。大曲Endless Dreamを始め、新作「Talk」からのナンバーは1994年ツアーでしか演奏されなかった曲ばかりですので、新旧が上手くブレンドした、長いイエス史の中でもこの時だけの、非常に特異なセットをたっぷりと楽しめるお薦めの一枚です。イエス&プレグレファンの間でも評価に苦しむであろう、この時期のメカニカル&テクニカルなイエスの魅力を再確認するには、まさにうってつけのタイトルと言えるでしょう。音声を中心に大幅にアップグレードした決定版がオリジナル・メニュー付で登場です。 Live at Centro Cultural Estacion Mapocho, Santiago, Chile 20th September 1994 PRO-SHOT(UPGRADE!!!) 1. Intro 2. Perpetual Change 3. The Calling 4. I Am Waiting 5. Rhythm Of Love 6. Hearts 7. Real Love 8. Tony Kaye Piano Solo 9. Changes 10. Heart Of The Sunrise 11. Make It Easy 12. Owner Of A Lonely Heart 13. Rabin Piano Solo 14. And You And I 15. I've Seen All Good People 16. Walls 17. Endless Dream 18. Roundabout 19. Purple Haze Jon Anderson - Vocal Trevor Rabin - Guitars Chris Squire - Bass Tony Kaye - Keyboards Alan White - Drums PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 147min.