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Various Artists Renaissance,Colosseum,Family,Yes,Moody Blues/France 1970

ブルース、ジャズ、フォーク、サイケ……ありとあらゆる音楽文化がごった煮になっていた1970年のロック。そんな時代を超・極上クオリティで濃縮したプロショッット作品がリリース決定です。そんな本作の舞台になったのは「1970年1月6日-11日オランピア劇場」。パリで開かれた伝説の音楽祭“UNDERGROUND MUSIC FESTIVAL”を記録したフィルム『OPERATION 666』です。5日間で多彩なバンド/ミュージシャンが参加したのですが、本作はその中から14組の17曲を収録したもの。ドキュメンタリーやインタビューの類はなく、ひたすら演奏と音楽に浸りきれる映像です「UNDERGROUND」の名に恥じない濃厚な内容なのですが、それを伝えるクオリティも凄い。近年になって発掘されたマスターで、その画質/音質は完全オフィシャル級。右に掲載した画面キャプチャをご覧の通りモノクロ映像なのですが、大元のフィルムから起こされていること間違いなしの圧倒的な映像美。振り乱れる髪の毛の1本1本まで鮮明で、激情任せにロックする若かりし英雄たちの動きも滑らかそのもの。もちろん、音声も完璧なサウンドボードであり、BBCやBEAT CLUBもかくやのクオリティ。このまま公式リリース可能……いえ、劇場で上映していただきたいほどの映像記録なのです。そして、その映像美さえ圧倒する内容。とにかく、出演陣の顔ぶれと時代が凄すぎる。1組ずつご紹介していきましょう。 《ディスク1》 ●RENAISSANCE(1曲) 本作のオープニングを飾るのは英国プログレの雄、RENAISSANCE。もちろん1970年ですから、まだアニー・ハズラムではなくキース&ジェーンのレルフ兄妹時代。デビュー作から「Island」を演奏しているわけですが、2人が動き、ジム・マッカーティがドラムを叩いている光景だけで感動です。 ●TASTE(1曲) 続くは、ロリー・ギャラガー率いるTASTE。当時の彼らは『ON THE BOARDS』発売から1週間というタイミングでした。この年の8月に出演したワイト島フェスも伝説的ですが、それにも負けない灼熱のアンサンブルで「Catfish」をブチかましています。 ●CANNED HEAT(2曲) 前半のハイライトと言っても良いのがCANNED HEAT。ブルース研究家のアル・ウィルスンとボブ・ハイトによるホワイトブルース・バンドですが、何よりもこの年の9月に亡くなってしまうアルが存命中な事が素晴らしい。プロショットなのです。ボブのしゃがれ声も絶好調で「Let's Work Together」「On The Road Again」を豪快に歌う。黒人ブルーマンも認めた至高のホワイト・ブルースを極上クオリティで味わえるのです。 ●ZOO(1曲) 「まさにUNDERGROUND」とタメ息ものなのがZOO。フレンチ・ロックの黎明期を彩ったバンドで、プログレ風味なブラス・ロックにアヴァンギャルドなヴォーカルが乗る個性は圧倒的。地元フェスだからこその出演だと思いますが、これほどマニアックなバンドの動く姿を(しかも極上クオリティで)楽しめようとは……。つくづく、本作は凄いです。 ●FAMILY(1曲) 震え声の名シンガー、ロジャー・チャップマンのFAMILY。当時の彼らは『A SONG FOR ME』発売の2週間前という時期であり、デビュー作の1曲目「The Weaver's Answer」で燃え上がる姿を目撃できます。 ●COLOSSEUM(1曲) ジョン・ハイズマン率いる英国の誇り、COLOSSEUM。『THE GRASS IS GREENER』のリリース前後での出演で、まだクリス・ファーロウの姿はありません。強烈にブロウするディック・ヘクストール=スミスもハイズマンも若々しく、その表情までドアップなマルチカメラ・プロショットはとにかく圧倒的です。 ●テリー・リード(2曲) LED ZEPPELINの結成話には必ず名前が上がるテリー・リード。2曲で素晴らしく伸びるノドを披露しており、特にスローブルース「I’ve Got News For You」は彼が加入したZEPを想像せずにはいられません。 《ディスク2》 ●MARTIN CIRCUS(1曲) またしても凄い。「フランス初のプログレ・バンド」とも言われる名バンド、MARTIN CIRCUSです。ANGEに先立ち「ロック・テアトルの創始者」とされる伝説的な衣装ではないのですが、独特なフランス語ロックはやはり魅力的です。 ●KEEF HARTLEY BAND(1曲) これまた英国の重鎮KEEF HARTLEY BAND。当時の彼らは『THE TIME IS NEAR』制作中で、スリーピー・ジョン・エスティスの「Leavin' Trunk」で激しいブルース・ロックを聴かせてくれます。 ●YES(1曲) ディスク2の目玉とも言えるのがYES。ビル・ブルーフォードはもちろんの事、ピーター・バンクスまで揃ったオリジナル編成のマルチカメラ・プロショットです。しかも、演奏する曲もシングル『Sweet Dreams』のB面曲だった「Dear Father」というレアぶり。動くピーターも素晴らしいですが、キース・エマーソンばりに髪を激しく振り乱してハモンドと格闘するトニーの姿は必見です。 ●EAST OF EDEN(1曲) 個性派ばかりのプログレシーンでも際立つ名バンド、デイヴ・アーバス率いるEAST OF EDEN。グッとジャズ・ロックに舵を切った『SNAFU』時代で、あの名盤から「Ramadhan」を披露しています。舞い狂うアーバスのフルートが最高です。 ●MANFRED MANN CHAPTER THREE(1曲) 南アフリカ出身のマンフレッド・マン。フィルムでは個人名で表示されますが、彼もジャズ・ロックを志向したCHAPTER THREE時代でした。名門VERTIGOレーベルの第1弾でもあったデビュー作のリリースから2ヶ月後にあたり、「Time」をフリーキーに披露しています。 ●MOODY BLUES(1曲) 元祖コンセプト王、MOODY BLUESも参加。アポロ11号の月面着陸にインスパイアされた『子供たちの子供たちの子供たちへ』時代で、名曲「Gypsy」を演奏。すでにプラチナ・アーティストだった大御所の貫禄はさすがです。 ●リッチー・ヘブンス(2曲) 本作の最後を飾るのは、1969年ウッドストックでオープニングを務め、一躍時の人となっていたリッチー・ヘブンス。このフェスはウッドストックから約半年であり、あの歴史的名演に匹敵する熱気で「You Never Give Me Your Money」「Helplessly Hoping」を歌っています。 14組の全17曲。そのディープでバラエティの広い出演陣は圧倒的で、それぞれが歴史的な熱演を繰り広げている。いかに1970年のロックが深く、広いものだったのか。それを千の言葉以上に雄弁に物語るマルチカメラ・プロショットです。まさしく「ロックの文化遺産」以外の何物でもない至福の約2時間。 ★恐らく今年一番の蔵出し初登場・超絶映像タイトルです。全ロックファン必見。話題騒然の映像を最高画質でお楽しみ下さい!! L' Olympia Theatre, Paris, France 6th-11th January 1970 PRO-SHOT Disc 1(60:09) 1. Introduction (East Of Eden) 2. Renaissance - Island 3. Taste - Catfish 4. Canned Heat - Let's Work Together 5. Canned Heat - On The Road Again 6. Zoo - Little Boy 7. Family - The Weaver's Answer 8. Colosseum - Walking In The Park 9. Terry Reid - I've Got News For You 10. Terry Reid - Superlungs Disc 2(53:18) 1. Martin Circus - Dis-Moi 2. Keef Hartley Band - Leavin' Trunk 3. Yes - Dear Father 4. East Of Eden - Ramadhan 5. Manfred Mann - Time 6. Moody Blues - Gypsy 7. Richie Havens - You Never Give Me Your Money 8. Richie Havens - Helplessly Hoping B&W NTSC Approx.113min.

Various Artists Renaissance,Colosseum,Family,Yes,Moody Blues/France 1970

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