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Tedeschi Trucks Band テデスキ・トラックス・バンド/MA,USA 2019

先日行われた来日公演の記憶も新しいTEDESCHI TRUCKS BAND。その短期記憶を確かな想い出に変える最新極上プロショットが登場です。そんな本作に収められているのは「2019年7月12日マンスフィールド公演」。母国アメリカの音楽祭“LEVITATE MUSIC & ARTS FESTIVAL”に出演した際のマルチカメラ・プロショットです。その気になる中身の前に、まずはショウのポジション。先日の日本公演も含め、ワールドツアー全体像の中で確かめておきましょう。 ●2019年・1月17日-3月2日:北米#1(23公演)《2月15日『SIGNS』発売》・4月2日-27日:欧州(17公演)・5月10日-25日:北米#2(12公演)・6月11日-16日:日本(5公演)・6月28日-8月24日:北米#3(28公演)←★ココ★・9月27日-10月5日:北米#4(NY6公演) ・11月6日-16日:北米#5(8公演)●2020年・2月1日:ロンドン公演 これが現在までに公表されているスケジュール。すでに2020年のショウも決まり始めています。彼らは北米を主戦場するバンドで、その合間に日本やヨーロッパを挟み込むスタイル。2019年も大きく4つに分けて北米をサーキットしています。そんな中で本作のマンスフィールド公演は、来日公演の直後。「北米#3」の9公演目にあたるコンサートでした。このショウは母国の大規模フェスだけあって生配信が行われ、本作はそのウェブキャストをDVD化したもの。そのため、綺麗に整理されたサウンド・ミックスも、最新デジタル全開な画質も、ツボを心得たカメラワークも、すべて鉄壁。完全オフィシャル級としか呼びようがなく、『SIGNS』のツアー・エディションとでも称して本作をボーナスディスクにしてもまったく違和感なし……いえ、むしろ是非そうして欲しいくらいの超極上マルチカメラ・プロショットです。「とにかく見ちゃってください!」としか言いようのない完璧なプロショットで描かれるのは、日本公演直後だけにあの熱演がまざまざと甦る。実のところ“LEVITATE MUSIC & ARTS FESTIVAL”は野外会場ですし、TEDESCHI TRUCKS BANDの開演はまだ日の高い時刻。その明るい現場は日本公演とは趣が違うものの、その燃え上がるブルースロックは紛れもなく先月観た熱演そのまま。マルチカメラだけに各メンバーのアップやデレクの手元がたっぷりと映されますし、ショウが進む毎に闇夜になっていくといよいよ先月の光景が脳裏にフラッシュ・バックしてくるのです。そして、その想いを掻き立てるのは日本でも聴いた名曲群。当店では日本公演ライヴアルバムでもセットを分析してご紹介しましたが、比較のためにも同じスタイルで整理してみましょう。●REVELATOR(1曲)・Midnight in Harlem ●MADE UP MIND(2曲)・Do I Look Worried、Part of Me ●LET ME GET BY(3曲)・Don't Know What It Means、Anyhow、I Want More ●SIGNS/HIGH & MIGHTY(3曲)・Signs, High Times、Hard Case、Shame ●カバー他(8曲) ・The Letter(THE BOX TOPS)、Down in the Flood(ボブ・ディラン)、Don't Keep Me Wonderin'(THE ALLMAN BROTHERS BAND)、Angel From Montgomery/Sugaree(ジョン・プライン/GRATEFUL DEAD)、Swamp Raga(THE DEREK TRUCKS BAND)、I Wish I Knew How It Would Feel to Be Free(ビリー・テイラー)、Key to the Highway(ブルース・スタンダード)、Space Captain(ジョー・コッカー)※( )内はオリジナル・アーティスト ……と、このようになっています。毎日変更するTEDESCHI TRUCKS BANDだけに日本公演のどのショウとも異なっているわけですが、バランスこそ違えど日本公演でも聴けた名曲やカバーがたっぷり。その中で日本で演奏しなかったのは3曲。『LET ME GET BY』の名曲「Anyhow」、デレクの『ALREADY FREE』のボートラでもあった「Swamp Raga」、それにビリー・テイラー(と言うより、ニーナ・シモン)のカバー「I Wish I Knew How It Would Feel to Be Free」も披露されます。何公演観ても「次はなに?」のワクワクが途切れない。TEDESCHI TRUCKS BANDの醍醐味がたっぷり味わえるのです。また、ゲスト参加もスペシャル。先月の東京公演ではドン・ウォズが登場しましたが、この日はBLACKBERRY SMOKEのチャーリー・スターが参加。ラストの「Key to the Highway」「Space Captain」で共演しています。現代最強のライヴバンド、TEDESCHI TRUCKS BAND。その最新ステージを2時間にわたってフル体験できるオフィシャル級マルチカメラ・プロショットです。終わったばかりの来日公演の記憶を定着させてもくれる映像でもありますが、それ以上に本作自体が『SIGNS』と同等以上の音楽作品。先月、生ステージを体験された方はもちろん、そうでない方にも全力でお薦めできる2019年の決定盤。 Marshfield Fair Grounds, Marshfield, MA, USA 12th July 2019 PRO-SHOT 1. Signs, High Times 2. Don't Know What It Means 3. The Letter 4. Do I Look Worried 5. Down in the Flood 6. Part of Me 7. Anyhow 8. Don't Keep Me Wonderin' (with Gabe Dixon) 9. Hard Case 10. Angel From Montgomery 11. Sugaree 12. Shame 13. Swamp Raga 14. Midnight in Harlem 15. I Want More 16. I Wish I Knew How It Would Feel to Be Free 17. Key to the Highway (with Charlie Starr) 18. Space Captain PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.125min.

Tedeschi Trucks Band テデスキ・トラックス・バンド/MA,USA 2019

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