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Pink Floyd ピンク・フロイド/Italy 9.13.1994

本作に収められているの「1994年9月13日トリノ公演」。そのオーディエンス・ショットです。ただし、ただのオーディエンス撮影ではない。音声は超絶ステレオ・サウンドボードをシンクロさせ、究極仕様にアップグレードさせた1枚なのです。そのサウンドについては本編の解説に譲るとして、その超極上音声に氏合ってしまう映像美も凄い。ステージ左側のスタンド席から撮影された遠景ショットなのですが、そのマスター鮮度が圧倒的。時代柄ビデオ撮影に間違いないとは思うものの、ダビング痕や白線ノイズのまるでない瑞々しい画質も鮮やかな発色も驚異的。このツアーと言えば、当代きっての光の饗宴が話題となったわけですが、色とりどりのライトは当時そのままの美しさを湛え、レーザー光線も輪郭までクッキリ。メンバーの表情アップと言うよりは全景のスケール感に特化した映像ですが、そのスペクタクルを遺憾なく味わわせてくれるのです。実際、本作はその世紀のライト・ショウによるダイナミズムこそが最大の見どころ。「Sorrow」や「Keep Talking」で飛び交う幻想的なレーザー光線、巨大円形スクリーンをじっくりと見つめる「Shine On You Crazy Diamond」、ステージ上を大量のライトが回転する「Comfortably Numb」の演出、ステージ上で何をやっているのか分からなくなるほどライト全開になるハイライトの「Run Like Hell」等々など。さらに光の饗宴はステージだけでない。「The Great Gig In The Sky」や「Wish You Were Here」では観客の灯したライターの灯火が会場を埋め尽くし、さながら光の海のよう。本作はスタンド席撮影だけに、そんな光の交感遮蔽物なしで体験できるのです。オフィシャルの映像作品『驚異』でも“THE DIVISION BELL TOUR”の演出は目撃できましたが、現場映像だからこそ、その1つひとつがいかに巨大であり、スペクタクルが空間を染め変えていったかを実感できる。そんな現場体験を絶景の視界と超極上ステレオ・サウンドボードで実現する1枚。 Live at Stadio delle Alpi, Torino, Italy 13th September 1994 (with STEREO SBD) 1. Introduction 2. Astronomy Domine 3. Learning To Fly 4. What Do You Want From Me 5. On The Turning Away 6. Take It Back 7. A Great Day For Freedom 8. Sorrow 9. Keep Talking 10. One Of These Days 11. Shine On You Crazy Diamond 12. Breathe 13. Time 14. Breathe(Reprise) 15. High Hopes 16. The Great Gig In The Sky 17. Wish You Were Here 18. Us And Them 19. Money 20. Another Brick In The Wall Part 2 21. Comfortably Numb 22. Hey You 23. Run Like Hell COLOUR NTSC Approx. 155min.

Pink Floyd ピンク・フロイド/Italy 9.13.1994

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