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John Lennon ジョン・レノン/Canada 1969 & more Japanese Broadcast Ver.

ジョン・レノンの2大プロショット・ライヴをフィーチュアした日本番組がリリース決定です。本作に収められているのは、某公共放送局による名番組“黄金の洋楽ライブ”。この番組は2006年から2010年まで放送されていた“BSサタデーライブ”の洋楽編で、ロック史に残る名作映像の数々を紹介するもの。余計な企画コーナーを挟まず、ひたすらライヴ映像に集中するシンプルな構成と、名作映像の選択眼と絶大なクオリティで人気を博した音楽番組です。そんな名番組のジョン・レノン特集が放送されたのは、“2009年5月26日”のこと。番組は2部構成で、第一部では「1969年トロント公演」、第二部では「1972年ニューヨーク公演」が取り上げられました。本作は、そんな特番を国内の記録マニアが録画したもの。当店では、この人物の極上マスターから数々の音楽番組をアーカイヴしておりますが、本作もその1つ。すでにデジタル時代の放送という事もあり、劣化ゼロのマスター・クオリティでお楽しみ頂けます。それでは、それぞれの映像を個別にご紹介していきましょう。 【第一部:1969年ロックンロール・リバイバル・コンサート】 まず登場するのは、ビートル解散前の「1969年9月13日」に出演した“ロックンロール・リバイバル・コンサート”。エリック・クラプトンや後にYESへ参加するアラン・ホワイト、クラウス・フォアマン、そしてオノ・ヨーコと共に出演した際の映像です。このショウはライヴアルバム『平和の祈りをこめて』になったわけですが、さらにボ・ディドリー、ジェリー・リー・ルイス、チャック・ベリー、リトル・リチャードのステージも1曲ずつ収録。ロックンロールの先駆者たちの熱演も楽しめます。実のところ、映像編も『スウィート・トロント』としてお馴染みなわけですが、本作はあくまでも放送版。番組独自のテロップが追加されており、さらに入りやすくなっています。1曲1曲にカンタンな説明が付き、パイオニア達にも紹介の日本語テロップが入る。ジョンのステージでは、MCにも日本語訳が付いて言葉の1つひとつがビビッドに伝わります。さすがに驚くような新情報などはないわけですが、あの名作の別バージョンとして改めて楽しめるのです。順序が逆になってしまいましたが、日本語テロップ以上に独特なのが前振り。この番組には著名人を進行役として迎えているのですが、ジョン・レノンの回を務めたのはかのムッシュ。彼はジョンと1才年上の同世代であり、その言葉はよくある「ビートルズへの憧れ」ではなく、同じ時代を生き抜いた音楽人ならではのもの。もちろん、妙な対抗意識とかでもなく、あの時代に異国のスーパースターをどう見ていたかが暖かい口調と共に語られるのです。 【第二部:1972年ニューヨークのONE TO ONEコンサート】 再びムッシュの解説が入り、第二部へ。こちらは障害児施設の援助を目的とした“ONE TO ONE運動”の一環として実施された「1972年8月30日マディソン・スクエア・ガーデン公演」のプロショット。ソロで本格的なツアーを行わなかったジョンにとっては1966年のビートルズのライヴ活動停止以来、唯一のフル・コンサートでした。こちらも『LIVE IN NEW YORK CITY』『ONE TO ONE CONCERT』として公式リリースされた映像であり、当店では日本版レーザーディスクから復刻されたプレスDVDも大好評を博しました。本作は、放送版の『ONE TO ONE CONCERT』に準じており、スティーヴィ・ワンダーやロバータ・フラックのステージから始まり、ジョンは「Come Together」以降のショウ後半をメインに編集されています。8月30日のMSGでは昼・夜の2公演があったわけですが、本作で見られるのは“夜の部”。『LIVE IN NEW YORK CITY』で一部観られた“昼の部”ではジョンも久々の大舞台に緊張しまくっていたのですが、本作では本領を取り戻している。特に「Come Together」のテンションは段違いで、ジョンとエレファンツのウェイン・テックス・ガブリエルがマイクを分け合って歌った挙句、ジョンが最後に「stop the war!」と叫んで(当時泥沼化していたベトナム戦争のこと)終えるなど、『LIVE IN NEW YORK CITY』バージョンとはまるで違う。さらに『LIVE IN NEW YORK CITY』でも“夜の部”が採用された曲でもカット割りが異なるのも面白いところです。そして、最後には三度ムッシュが登場。ジョンを「チャーミングに見えた」と評し、「自分でも『Come Togetherで出たらカッコイイと思われるぞ』と思ってたんじゃないかな」とジョンの心象を探る言葉が新鮮(もっとも実際のショウは「Power to the People」がオープニングだったのでムッシュ氏のカン違いなのですが、マニアックでないおおらかさがとても良い感じ)なのです。そして、衝撃なのが最後に明かされる秘話。70年代にムッシュが都内某所のサウナに入っていたところ、偶然入ってきたのがジョン・レノン。「どんだけ奇跡やねん!」とツッコミたくなる確率論だけでなく、あの両名が狭い個室に裸で二人きり……。光景をイメージしようにも、想像力の限界を軽く振り切ってしまう凄いエピソードです。ジョン・レノンの名作映像を2本立てでフィーチュアした名番組のDVD化です。ファンにはお馴染みの映像ではあるものの、そのクオリティは絶品ですし、独自の日本語テロップやムッシュの語りに彩られて新たなムードで楽しめる。 Broadcast Date: 26th May 2009 (88:55) 1. Intro 2. MC Live Peace In Toronto 1969 3. Bo Diddley (Bo Diddley) 4. Hound Dog (Jerry Lee Lewis) 5. Johnny B. Goode (Chuck Berry) 6. Lucille (Little Richard) 7. Introducing John Lennon 8. Blue Suede Shoes 9. Money 10. Dizzy Miss Lizzie 11. Yer Blues 12. Cold Turkey 13. Give Peace A Chance 14. Don't Worry Kyoko 15. John, John John Lennon - lead vocals, rhythm guitar Yoko Ono - vocals Eric Clapton - lead guitar, backing vocals Klaus Voormann - bass Alan White - drums Kim Fowley - spoken introduction 16. MC Live In New York City 1972 17. Superstition (Stevie Wonder) 18. Reverend Lee (Roberta Flack) 19. Somewhere (Roberta Flack) 20. Come Together 21. Instant Karma (We All Shine On) 22. Sisters, O Sisters 23. Cold Turkey 24. Hound Dog 25. Give Peace A Chance Plastic Ono Elephant's Memory Band John Lennon - vocals, rhythm guitar, keyboards Yoko Ono - keyboards Jim Keltner - drums Wayne 'Tex' Gabriel - lead guitar Gary Van Scyoc - bass guitar John Ward - bass guitar Stan Bronstein - saxophone Adam Ippolito - keyboards Richard Frank Jr. - drums 26. MC Outro 凄いエピソード PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 89min.

John Lennon ジョン・レノン/Canada 1969 & more Japanese Broadcast Ver.

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