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Guns N' Roses ガンズ・アンド・ローゼス/KY,USA 2019

遂に始まった“2019年版NOT IN THIS LIFETIME... TOUR”。その現場をリアル体験できる第一報映像が登場です。そんな本作に収められているのは「2019年9月28日ルイビル公演」。大型フェス“LOUDER THAN LIFE FESTIVAL”に出演した際の絶景オーディエンス・ショットです。このフェスは9月末に3日間で開催され、その名の通りラウドなバンド/ミュージシャンが53組参加。GUNS N' ROSESは、その2日目大トリとして出演しました。久々の最新タイトルとなったわけですが、それは現在の活動状況によるもの。2016年の再集結以来、4年目となった“NOT IN THIS LIFETIME... TOUR”ですが、今年は少々様子が異なりました。春先には新たなるスタジオ作品に取りかかったというニュースも飛び込んできたものの、同時にスラッシュのソロ活動も活発化。そのワールドツアーが終わるまで9ヶ月半もの間が空き、北米のみの16公演だけが組まれました。そして、本作のルイビル公演は、その序盤。3公演目のコンサートなのです。そんなショウで撮影された本作は、果敢にして絶景。ステージ中央を真正面に据えた(わずかにスラッシュ寄り?)アリーナ席から撮影されているのですが、素晴らしいのは視点の高さ。手に掲げているのか、自撮り棒付きのスマホなのかは分かりませんが、前方客の頭上越しにステージを直視できる。しかも、その視界が広々としている。思い切り引くとアリーナでも中央かと思われる距離もあり、ステージ後方の巨大モニターの全景が分かるのですが、そこに映された開演を告げるCGムービーも綺麗に押さえられている。前方には次々とスマホが掲げられる(現代らしいですね)のですが、それらをスルーして視界いっぱいにステージが占領するのです。そして、驚くのはその視界が延々と続くということ。いざショウが始まると前方のスマホ群は1つまた1つと姿を消して拳が振り上げられるのですが、この撮影者は下ろさない。そのまま約3時間のほぼフルショウを録りきってしまうのです(フレームアウトでもしたのか、一部でわずかなカットもあるので厳密に完全ではありませんが)。しかも、安定感もカメラワークも素晴らしい。先ほど距離感の話をしましたが、本作の大部分は遠景ではなく、そこから果敢に攻めたズームの連続。頻繁にクラウドサーファーも転がる環境にも関わらず、自在に視線を操ってアクセルやスラッシュを画面ド真ん中に押さえていく。ジャイロ機能付きの児童離棒なのかも知れませんが、騒乱ド真ん中のリアリティと見やすさを見事に両立。まさに”体験型”の傑作映像なのです。そんな映像美で描かれるショウは、久々にステージに戻ってきたGUNSの熱演。セットはこれまでの“NOT IN THIS LIFETIME... TOUR”を引き継いだものですが、良い機会なのでその内容も整理しておきましょう。●APPETITE FOR DESTRUCTION(7曲)・It's So Easy/Mr. Brownstone/Welcome To The Jungle/Rocket Queen/Sweet Child O' Mine/Nightrain/Paradise City ●USE YOUR ILLUSION I(4曲)・Double Talkin' Jive/Live And Let Die/Coma/November Rain ●USE YOUR ILLUSION II(5曲)・Estranged/You Could Be Mine/Civil War/Yesterdays/Knockin' On Heaven's Door ●CHINESE DEMOCRACY(3曲)・Chinese Democracy/Better/Madagascar ●その他(8曲)・Shadow Of Your Love[EP: GUNS N' ROSES]/Patience[G N' R LIES] ・カバー:Slither(ヴェルヴェット・リヴォルヴァー)/Attitude(ミスフィッツ)/Wichita Lineman(ジミー・ウェッブ)/Wish You Were Here(ピンク・フロイド)/Black Hole Sun(サウンドガーデン)/The Seeker(ザ・フー)……と、このようになっています。現代GUNS N' ROSESの映像は2年前のプロショット『ROCK IN RIO 2017』が基準になると思いますが、そこでは観られなかった「Madagascar」やVELVET REVOLVERの「Slither」、昨年から演奏し始めた「Shadow Of Your Love」も披露される。まさに最新型の“NOT IN THIS LIFETIME... TOUR”です。そして、それ以上に「2019年」を感じさせるのは、アクセルの風貌でしょうか。髪を短くカットして、バンダナもなし。そのせいか実に若々しく、アクションにもキレがある用に見えるのです。秋の全米ツアーを終えると新作の製作に専念すると言われているGUNS N' ROSES。もちろん、彼らの事だけに予定は未定でしかありませんが、もし宣言通りに事が進むとすれば、再びロードに戻ってくるのは数年後であり、現在とは異なるアルバム・ツアーになるでしょう。つまり、この秋ツアーこそ“NOT IN THIS LIFETIME... TOUR”の最新形であり、最終形。本作は、その現場を絶景席から超リアル体験できる1枚です。最新レポートの第一弾に相応しい映像作品。 Live at Kentucky Exposition Center, Louisville, KY, USA 28th September 2019 1. Intro 2. It's So Easy 3. Mr. Brownstone 4. Chinese Democracy 5. Welcome To The Jungle 6. Double Talkin' Jive 7. Better 8. Estranged 9. Live And Let Die 10. Slither 11. Rocket Queen 12. You Could Be Mine 13. Shadow Of Your Love 14. Attitude 15. Civil War 16. Yesterdays 17. Coma 18. Band Introductions 19. Slash Guitar Solo 20. Sweet Child O' Mine 21. Wichita Lineman 22. Wish You Were Here 23. November Rain 24. Black Hole Sun 25. Knockin' On Heaven's Door 26. Nightrain 27. Patience 28. Madagascar 29. The Seeker 30. Paradise City COLOUR NTSC Approx.178min.

Guns N' Roses ガンズ・アンド・ローゼス/KY,USA 2019

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