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Vince Neil ヴィンス・ニール/NY,USA 2019

MOTLEYCRUE活動停止後もソロ・シンガーとして名曲群を歌い継いでいるヴィンス・ニール。そんな彼の最新ショウを記録した傑作ライヴが登場です。そんな本作に収められているのは「2019年8月29日シラキュース公演」。このディスクには2種の映像を収録しており、どちらも不完全ながらクオリティは特級。合計1時間11分でじっくりと当日のショウを堪能できます。まず最初に登場する「Recorder 1」ですが、これは開演パートをフィーチュアしたもので、前説から最初の3曲「Dr. Feelgood」「Shout At The Devil」「Looks That Kill」を収録。この映像の凄味は、猛烈な近さ! ステージ寄り(ダナ・ストラムの真正面)の最前列から撮影されており、前列の影など入る余地などなく視界全部がステージ。それこそカメラピットと同じ視点であり、一応ズームもしますが、それなしでも目の前にダナやヴィンスが大写しになる。ややブレ感もあるものの、まさにプロショットの1アングルかのようなド迫力映像です。そのままフルショウを堪能したいところですが、残念ながら「Recorder 1」は3曲で終了。その食い足りなさを補って余りあるのが長尺の「Recorder 2」です。こちらはステージ中央を真正面に据えた絶景のショット。最前列でこそないものの、それでも4-5列目という近さですし、目の前客の頭上越しに遮蔽物ゼロでステージを直視できるのも素晴らしい。さらに言えば、こちらは安定感もバツグン。ド迫力のインパクトという意味では「Recorder 1」に譲るものの、長尺でもじっくりと楽しめるのは間違いなく「Recorder 2」の方。「Don't Go Away Mad (Just Go Away)」とジェフのギターソロが未収録なために完全版ではないのが実に惜しい……。そして、そんな視点の異なる2つの映像を親和させているのが音声。ディスク1の極上音声をシンクロさせているのですが、これが単なるクオリティ以上の効果がある。普通、オーディエンス録音をシンクロさせると光景との距離感や方向性に違和感があるものですが、本編の録音はド密着なサウンドのためにどんな距離感の光景にもハマる。まるでサウンドボード音声を被せたように絶景の魅力を何倍にも引き上げているのです。MOTLEY CRUEの名曲群をSLAUGHTERの面々と演じるヴィンス・ニールの最新ツアー(ちなみにSLAUGHTER自体も同時並行でツアー中。カップリングではない日程もあるようですが、かなり工夫して両立させているようです)。そのタイトなアンサンブルは本家にも劣らず、狭い会場の密室感は本家では味わえない。MOTLEY CRUEのファンはもちろん、SLAUGHTERのファンにもお勧めの1本。 Live at New York State Fairgrounds, Syracuse, NY, USA 29th August 2019 TRULY PERFECT SOUND (71:00) All tracks are synched with CD audio master Recorder 1 1. Intro 2. Dr. Feelgood 3. Shout At The Devil 4. Looks That Kill Recorder 2 5. Intro 6. Dr. Feelgood 7. Shout At The Devil 8. Looks That Kill 9. Home Sweet Home 10. Same Ol' Situation (S.O.S.) 11. Heaven And Hell 12. We Will Rock You 13. Kickstart My Heart 14. Girls Girls Girls 15. Wild Side COLOUR NTSC Approx.71min. Vince Neil - Vocal, Guitar Jeff Blando - Guitar Dana Strum - Bass Zoltan Chaney - Drums

Vince Neil ヴィンス・ニール/NY,USA 2019

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