伝説の“WAR TOUR”を代表する極上プロショットが過去最高峰を更新するアップグレードを果たしました! その代表映像とは「1983年8月20日ザンクト・ゴアールスハウゼン公演」と「1983年5月30日サンバーナーディーノ公演」。そう、“ROCKPALAST OPEN AIR FESTIVAL 1983”・“THE US FESTIVAL 1983”で知られる超有名プロショットです。良い機会ですので、“WAR TOUR”の全体像の中からショウのポジションをイメージしてみましょう。【1982年】《9月-10月『WAR』制作》・12月1日-24日:欧州#1(20公演)【1983年】《2月28日『WAR』発売》・2月26日-4月3日:欧州#2(29公演) ・4月23日-6月29日:北米(48公演)←★ココ★・7月2日-8月21日:欧州#3(5公演)←★ココ★・11月16日-30日:ハワイ+日本(7公演)以上、全109公演。アルバムの大ヒットを追い風にし、一気に大物バンドの地位を確立したツアーでした。本作の“US FESTIVAL”はその「北米」28公演目、“ROCKPALAST FESTIVAL”は「欧州#3」4公演目となるコンサートでした。この2つの大舞台は、古くからテレビ放送が知られ、オフィシャルの『UNDER A BLOOD RED SKY』と並んで“WAR TOUR”を象徴映像として君臨してきました。本作は、そんな2大プロショットがアップグレードした一大決定盤なのです。それでは、それぞれ詳しくご紹介していきましょう。 【1983年8月20日:ROCKPALAST OPEN AIR FESTIVAL】まず登場するのは、“ROCKPALAST FESTIVAL”。“WAR TOUR”は、ここ日本が最終公演地だったわけですが、その直前期にあたるショウでした。その映像美は究極的! もちろん、時代柄アナログ撮影になるわけですが、そのクオリティは現代のデジタル映像も真っ青……と言うのも、本作は本当にデジタル・マスターなのです。実は、この映像は2017年の夏になって再放送されたバリバリのデジタル放送。もちろん、ダビング劣化も経年劣化もまったく皆無。メンバーのパフォーマンスは当然として、キラッとギターに反射する日光や観客たちの表情に至るまで、現代デジタル放送だからこその超ビビッドな映像美が広がるのです。この美しさは……そうですね、ちょっと度のキツい眼鏡をかけたような感じ、とでも言えばいいでしょういか。眼鏡を作る際には、ちょっとキツめの度から生活しやすいように少し下げるものですが、本作の映像美は度を下げない眼鏡のように「見えすぎる」くらいに鮮やかさ。それこそ公式盤『UNDER A BLOOD RED SKY』にも匹敵する映像美なのです。 【1983年5月30日:THE US FESTIVAL】 続いて登場するのは、世紀の一大ロックイベント“US FESTIVAL”。4日間で67万人が集ったと言われる文字通りの巨大フェスティバルですが、U2は3日目の“ROCK DAY”に出演。デヴィッド・ボウイやスティーヴィー・ニックス、ジョー・ウォルシュ等と共に伝説的なパフォーマンスを繰り広げました。本作は、そんな伝説ステージの最高峰映像。テレビ放送のエアチェックが有名ですが、本作はまったく違う。なんと放送前の流出マスターなのです。再生そうそうに0.1秒もないノイズが入ることからアナログ・マスターなのは分かるのですが、それ以降は白線ノイズ1本すらない。大元マスターコピーと思われ、ダビング痕も見当たらない。音声も極上のステレオ・サウンドボードなのです。デジタル由来ではないこと、音声に極々わずかなノイズが入る瞬間があることから後半に収録しましたが、過去最高なのは間違いない……と言いますか、ここまで驚異的な画質・音質で残っていたとは想像すらできなかった超鮮明映像なのです。そんなクオリティで描かれる2大フェスティバルの素晴らしい事! もちろん、“WAR TOUR”自体は『UNDER A BLOOD RED SKY』でも味わえたわけですが、本作の“生々しさ”・“録りっぱなし感”は放送収録ならでは。初期3部作の超名曲で埋め尽くされたセット、若々しい生演奏やボノの姿だけでも圧倒的ですが、それを目の当たりにする観客たちも凄い。特に歴史に巨大な名を残す“US FESTIVAL”の超・大観衆の凄さは圧倒的。間近の観客の熱狂する表情までハッキリと見えていながら、それが後ろに行くほど小さくなっていき、遙か地平線まで人の顔で埋め尽くされる。そして、そんな“人の大地”はメロディに乗せて波立ち、まるで巨大な生き物が呼吸するようにうねる……。本作は、若きU2のコンサート映像ではありますが、それ以上でもある。素晴らしき“WAR TOUR”の音楽だけでなく、そんな彼らを愛した“時代の息吹”そのもの。それを史上最高峰クオリティで描ききった一大プロショット絵巻。2017年7月末に再放送されたマスターより収録。一目瞭然のアップグレード。 Rockpalast Open Air Festival 1983 PRO-SHOT(UPGRADE) *2017 digital broadcast The US Festival 1983 PRO-SHOT(UPGRADE) *from pre broadcaster video master Rockpalast Open Air Festival 1983 Live at Freilichtbuhne Loreley, St. Goarshausen, Germany 20th August 1983 (60:55) 1. Out Of Control 2. Twilight 3. An Cat Dubh 4. Into The Heart 5. Surrender 6. Two Hearts Beat As One 7. Seconds 8. Sunday Bloody Sunday 9. The Electric Co. 10. Gloria 11. New Year's Day 12. I Will Follow 13. 40 The US Festival 1983 Live at Glen Helen Regional Park, San Bernardino, California, USA 30th May 1983 TV放送ではなく流出映像で、マスター・コピーと断言できるクオリティで音声もステレオです。(59:56) 1. Gloria 2. I Threw A Brick Through A Window 3. A Day Without Me 4. An Cat Dubh 5. Into The Heart 6. New Year's Day 7. Surrender 8. Two Hearts Beat As One 9. Sunday Bloody Sunday 10. The Electric Co. 11. I Will Follow 12. 40 COLOUR NTSC Approx.121min.