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Uriah Heep ユーライア・ヒープ/ユーライア・ヒープの歴史 A History of Uriah Heep Japanese LD Edition

かつてLED ZEPPELIN、DEEP PURPLEと並び称され、英国HRの象徴でもあった英雄URIAH HEEP。その歴史にライヴと証言で踏みこむ幻のオフィシャル映像が復刻です。その幻作品とは『EASY LIVIN': A HISTORY OF URIAH HEEP』。1985年に公式リリースされたヒストリー作品です。当時、VHS/レーザーディスクで発売されたものの、間もなく廃盤。その後もDVD化されることなく、歴史の闇消えていた映像作品です。本作は、その最高峰版である日本盤レーザーディスクからDVD化したものなのです。ひと口に「ヒストリー物」と言っても、現在の私たちがイメージするものとはちょっと違う。さまざまな時代のライヴ映像とメンバーのインタビューによって組まれるという基本は貫かれるものの、普通のものよりグッとライヴ重視。むしろ、多彩なメンバー構成をライヴで楽しみつつ、その裏舞台もコメントで添えられるスタイルなのです。ただし!そのコメント主が他の誰でもないケン・ヘンズレーだから面白く、1985年だから見逃せない。もちろん、ヘンズレーと言えば音楽スタイル的にもソング・ライティング面でも黄金時代の要。HEEPを去ってから40年が経った現在でもなお、ミック・ボックス以上の最重要人物とみなされている。しかし、彼は1980年にはURIAH HEEPを去っており、本作が制作された1985年にはBLACKFOOT時代の末期。さらに言えば、この年にはデヴィッド・バイロンも亡くなっており、そんなセンセーショナルなタイミングでの本心をぶちまけているのです。ともあれ、まずは全体像の把握から。本作は大きく4つのセクションから成っており、時系列で描かれていきます。それぞれご紹介していきましょう。 【デヴィッド・バイロン時代の“D.K.R.C.”出演(5曲+メドレー)】まず登場するのは、誰もが愛する黄金時代。「1974年4月15日」に出演した名物番組“DON KIRSHNER'S ROCK CONCERT(DKRC)”のマルチカメラ・プロショットです。“DKRC”には1975年にも出演していますが、本作で観られるのは故ゲイリー・セイン在籍していた「1974年」の方。そして、この「1974年」こそがポイント。セインの勇姿もさることながら、バイロンのヴォーカルが凄い。1975年にはアルコール問題が悪化してやや痛々しいパフォーマンスでしたが、ここでは文字通り黄金の輝き。70年代の名曲群を本来のヴォーカリゼーションでたっぷりと歌い、アグレッシヴなアクションもキレッキレなのです。そして、そんなライヴの合間に挟まるヘンズレーのコメントも面白い。結成の経緯、バンド名やそれに絡んだデビュー作のタイトルの由来、セインやリー・カースレイクを迎えて黄金時代に突入した充実感を振り返っていく。特にディープなのがバイロン解雇のくだり。「(バイロンは)ロッド・スチュワートに遅れをとるのをすごく悔しがって同じ洋服屋へ行ったり、なにかと張り合おうとしてたっけ」「昨年の9月、久しぶりに彼と話をしたときも(クビにしたことを)責められたよ」「もちろん彼と僕たちの間にはかなりの敵意があった(中略)デヴィッドはみんなに嫌われ、彼もみんなを嫌ってた」等々……。まぁ赤裸々ではあるのですが、インタビューの時期を考えると正直ぶっちゃけ過ぎ。正確に何月撮影かは分かりませんが、バイロンはすでに亡くなっていたらしく、リリース時期から逆算するとどうやら直後。そのタイミングでこの言葉……ヘンズレー氏の率直で正直な人柄が衝撃でもある映像です。 【ジョン・ロートン時代のプロモ(3曲)】バイロンに続くのは、名シンガー:ジョン・ロートン時代。『FALLEN ANGEL』からプロモ3曲「One More Night」「Come Back To Me」「Falling In Love」が楽しめます。ライヴではないのですが、演技などはなくシンプルな演奏シーンによるマイム映像は、スタジオ・ライヴのような感じです。そして、ここでもヘンズレー氏のコメントが鋭く面白い! ロートンに対して「ルックスはよくない」とサラッと断じつつ「それでも彼を迎えたのは、凄い声の持ち主だから」と絶賛する。そして、何より興味深いのがロートンを紹介したのがロジャー・グローヴァーという証言。曰わく「ロジャー(グルーヴァー)とジョン(ロートン)は一緒にバンドをやってたことがある。グレン・ヒューズやイアン・ギランも在籍してたバンドだ」と語るのですが、ロジャーとギラン、そしてグレンが在籍していたバンドと言えばDEEP PURPLEなわけで、そこにロートン? その辺はヘンズレーの記憶違いだとしても、ロジャーとロートンが旧知であるならURIAH HEEPを辞めた1979年にRAINBOWに誘えば良かったじゃんか……などと、「歴史のIF」にまで思いが広がってしまうのです。 【ジョン・スローマン時代のプロモ(1曲)】さらに続くのはジョン・スローマン時代。1曲「Feelings」のプロモではあるのですが、“動くスローマンHEEP”はそれだけで貴重! しかも、これが破壊力もバツグン。スローマンは甘い顔立ちでロートンよりは男前ではあるものの、白シャツを大きくはだけながら乳首を見せびらかすアクションは強烈無比。ヘンズレー氏も「あのころは悲惨」「バンドにはとうてい合わないヴォーカリストだった」と酷評していますが、確かに……。さらにスローマンの後ろにも注目。当時スツールに座っているのは名手クリス・スレイド。THE FIRMやAC/DCでのスキンヘッドが印象的ですが、本作ではまだフサフサした姿が拝めるのです。 【ピート・ゴールビー時代のオークランド公演(5曲+α)】そして、ピート・ゴールビー時代に到達。本作は1985年の映像であり、ピート時代は最新。「1984年4月27日オークランド公演」のプロショットを軸にバイロン時代と並ぶボリュームで収録されています。上記で「+α」としていますが、これは「Easy Livin’」のこと。この曲は本作独自の編集が施されており、冒頭のバイロン時代とゴールビー時代の映像を交互に組み合わせ。まるで第III期DEEP PURPLEのように2人が歌い分けるように作られています。また、ここでもヘンズレー氏のコメントが面白い。すでにHEEPを去って久しいわけですが、「僕としては(スローマンではなく)ピート・ゴールビーを入れたかったんだ。みんなに反対されてオーディションで落としたんだけど、今じゃその彼がヒープのリード・シンガーだってのは皮肉だね」「あのときもしもバンドがピートを選んでいたら僕は今でもユーライア・ヒープにいたはずだ」と妙に未練節。ミックについても手放しで絶賛しています。ヘンズレー氏によるコメント「もしデヴィッド・バイロンやゲイリー・セインが生きてたら、ぜひもう一度いっしょにやってみたいところだ」が余韻を残して幕を閉じる本作。この直後、URIAH HEEPは再び解体の危機に瀕するも、盤石のバーニー・ショウ&フィル・ランゾン体制を築いて現在に至ります。1985年とは、そんな「現在形」が完成する直前であり、バイロンの死によって再結成が永遠に不可能になった年でもありました。本作に描かれるのはデビューから15年の歴史ではありますが、それと同時に巨大なターニング・ポイントに経っていたURIAH HEEPとケン・ヘンズレーでもある。そんな時代が透けつつ、公式の復刻は望めない映像傑作。 Taken from the original Japanese laser disc(SM068-3070) (73:24) Recorded at Shepperton Studios, Surrey, UK on 15th March 1974 for "Don Kirshner's Rock Concert" (1974年9月30日にTV放送された "Don Kirshner's Rock Concert)1. Easy Livin' 2. So Tired 3. Stealin' 4. Love Machine 5. Rock 'N' Roll Medley 6. The Easy Road David Byron - vocals Mick Box - guitar Gary Thain - bass Lee Kerslake - drums Ken Hensley - keyboards Studio Promo 1978 7. One More Night 8. Come Back To Me 9. Falling In Love John Lawton - vocals Mick Box - guitar Trevor Bolder - bass Lee Kerslake - drums Ken Hensley - keyboards Studio Promo 1980 10. Feelings John Sloman - vocals Mick Box - guitar Trevor Bolder - bass Chris Slade - drums Ken Hensley - keyboards Live at the Galaxy, Auckland, New Zealand 27th April 1984 11. The Wizard 12. Stay On Top 13. Gypsy 14. Look At Yourself 15. Too Scared To Run Peter Goalby - vocals Mick Box - guitar Trevor Bolder - bass Lee Kerslake - drums John Sinclair - keyboards 16. Easy Livin' (独自編集、見所のひとつ) 17. July Morning (Outro) 73min. Linear PCM Stereo 4:3 NTSC PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx 73min.

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