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Van Halen ヴァン・ヘイレン/MA,USA 2012

VAN HALENにとっては14年ぶり、そしてデイヴィッド・リー・ロスとは28年ぶりだったスタジオ遺作『A DIFFERENT KIND OF TRUTH』。そのリリース直後に沸く現場を体験できる傑作映像が登場です。そんな本作が撮影されたのは「2012年3月11日ボストン公演」。その超極上オーディエンス・ショットです。“A DIFFERENT KIND OF TRUTH TOUR”序盤と言えば、先日の復刻リリースも大好評な『A BEST LIVE OF TRUTH INDIANAPOLIS 2012』『A BEST KIND OF PHILADELPHIA』がありますが、本作はかの2作と三部作を成す姉妹作。まずは、当時のスケジュールから三姉妹それぞれのポジションを確認しておきましょう。・1月5日-2月8日:ウォームアップ(3公演)《2月7日『A DIFFERENT KIND OF TRUTH』発売》・2月18日+20日:北米#1a(2公演)2月22日『A BEST LIVE OF TRUTH INDIANAPOLIS 2012』・2月24日-3月3日:北米#1b(4公演)3月5日『A BEST KIND OF PHILADELPHIA』 ・3月9日:バッファロー公演3月11日:ボストン公演 ←★本作★・3月13日-4月1日:北米#1c(9公演)・4月10日-6月26日:北米#2(31公演)これが2012年のVAN HALEN。ツアー全体像は『A BEST KIND OF PHILADELPHIA』の解説に譲るとして、ここでは序盤「北米#1」「北米#2」だけにフォーカスしました。これをご覧の通り、本作のボストン公演はフィラデルフィア公演の2公演後。ツアー開始から10公演目にあたるコンサートでした。そんなショウで撮影された本作は、まさに「超」付きのド直近ショット。ポジションはステージ中央を正面に見すえる1階アリーナなのですが、ステージが猛烈に近い! 思いっきり引いた時に前列の頭(の先っちょ)がちょっとだけ見えるので最前列ではないようですが(恐らく5列目くらいですね)、ほとんどカメラ・ピットと変わらない距離からステージを直視。そこからさらに果敢なズームで迫るとデイヴの顔面は歯並び級ですし、エディの手元も指先まで目撃できる。しかも、ステージを見上げる角度のために周囲の観客が入らない絶景でもあるのです。そして、その特等席感のまま、見どころをばっちり押さえまくっている。もちろん、これだけの近さでメンバーを追うと左右に大きく振る事になるのですが、それでもブレをほとんど起こさずに見やすいから恐れ入る。また、遠景ショットと違って向いている角度によって光景がまるで変わるため、ワンカメにも関わらずマルチカメラのように飽きないのも素晴らしい。最前近くのショットは相当なテクニックとクソ度胸がないと逆に酷くなりがちなのですが、本作は旨みを最大限に引き出している。まさにド直近の見本のような超絶景映像なのです。そのクオリティで描かれるのは、姉妹となる前2作とも異なるフルショウ。“A DIFFERENT KIND OF TRUTH TOUR”は日替わりでセットを替えていましたので、ここでは前2作と比較しながら整理しておきましょう。・炎の導火線:Runnin' With The Devil/You Really Got Me/Ice Cream Man/Ain't Talkin' 'Bout Love ・伝説の爆撃機:Somebody Get Me A Doctor/Dance The Night Away/Women In Love/Beautiful Girls・暗黒の掟:Romeo Delight(★)/Everybody Wants Some!!・戒厳令:Unchained/Hear About It Later(★)・ダイヴァーダウン:(Oh) Pretty Woman/Hang 'Em High(★★) ・1984:I'll Wait/Hot For Teacher/Panama/Jump・ア・ディファレント・カインド・オブ・トゥルース:She's The Woman/Tattoo/China Town/The Trouble With Never(★)※:「★」印は“A DIFFERENT KIND OF TRUTH TOUR”の日替わり曲。 ★★印はDVD『A BEST LIVE OF TRUTH INDIANAPOLIS 2012』『A BEST KIND OF PHILADELPHIA』では観られなかった曲。……と、このようになっています。固定の18曲に日替わり曲をまぶすことでバラエティを出しているわけですが、その中でも最大の注目は「Hang 'Em High」でしょう。姉妹2作だけでなく、公式ライヴアルバム『TOKYO DOME LIVE IN CONCERT』でも聴けないわけですが、実はそれどころではない。1982年から30年ぶりに復活しつつ、再結成時代に演奏されたのも2回だけ(本作と3月28日ワシントンD.C.公演)。そんな超・激レア曲を特等席で楽しめてしまうのです。最前付近だからこその超アップ、特等席から体験感、激レア曲「Hang 'Em High」、10公演目でエンジンの暖まってきた名演……とにかくあらゆるポイントで特別すぎる“A DIFFERENT KIND OF TRUTH TOUR”の代表映像です。本音では姉妹作の『A BEST LIVE OF TRUTH INDIANAPOLIS 2012』『A BEST KIND OF PHILADELPHIA』を併せてツアーを追っていただきたいですが、もし迷うなら本則こそが最大のオススメ。 Live at TD Banknorth Garden, Boston, MA, USA 11th March 2012 AMAZING SHOT!!! 1. Intro.2. Unchained 3. Runnin' With The Devil 4. She's The Woman 5. Romeo Delight 6. Tattoo 7. Everybody Wants Some!! 8. Somebody Get Me A Doctor 9. China Town 10. Hear About It Later 11. (Oh) Pretty Woman 12. Drum Solo 13. You Really Got Me 14. The Trouble With Never 15. Dance The Night Away 16. I'll Wait 17. Hot For Teacher 18. Women In Love 19. Hang 'Em High 20. Beautiful Girls 21. Ice Cream Man 22. Panama 23. Guitar Solo 24. Ain't Talkin' 'Bout Love 25. Jump David Lee Roth - Lead Vocal Eddie Van Halen - Guitar, Vocal Alex Van Halen - Drums Wolfgang Van Halen - Bass, Vocal COLOUR NTSC Approx.114min.

Van Halen ヴァン・ヘイレン/MA,USA 2012

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