80年代ブルースの象徴だった伝説のギタリスト:スティーヴィ・レイ・ヴォーン。彼が唯一行った来日公演の廃盤オフィシャル映像が最高峰マスターから復刻DVD化です。そんな本作の正体とは、廃盤久しい名作中の名作『TOKYO 1985』。「1985年1月24日:芝郵便貯金会館(現・メルパルクホール)」公演のマルチカメラ・プロショットです。当時、実際に現場へ足を運ばれた方もいらっしゃると思いますが、芝郵便貯金会館公演は1回ではない。まずは、日本洋楽史の記念碑となる日程から振り返ってショウのポジションを確かめてみましょう。・1月20日:大阪厚生年金会館・1月21日:名古屋雲竜ホール ・1月23日:芝郵便貯金会館・1月24日:芝郵便貯金会館 ←★本作★・1月25日:芝郵便貯金会館 以上、全5公演。これがSRVが日本に残したライヴのすべてです。芝郵便貯金会館では3日連続公演が行われたわけですが、本作の撮影が行われたのは、その中日でした。そんなショウを記録したプロショットは当時『LIVE IN TOKYO』としてVHS/レーザーディスクで日本限定リリース。15年ほど前にハーフオフィシャルな形でDVDやCD化も実現しましたが、それらもとっくに廃盤となっています(なお、このハーフオフィシャル版DVDもレーザーディスクから起こされているようですが画質・音質が劣化しており、ライヴ盤はCD1枚に収めるために「Testify」をカット。どちらも国際リリースを心待ちにしていた海外マニアからの評判がすこぶる悪いシロモノでした)。本作は、そんなハーフオフィシャルのコピー。。。では、ありません。最高峰クオリティと言われる当時のレーザーディスクのミント盤を発掘。そこから精緻にDVD化したものなのです。実際、そのクオリティには目を見張る。実のところ、似たコンセプトのギフトDVDRをご紹介したこともありますが、本作は圧倒的にクオリティ・アップしているのです。その要因はソースとなった原盤状態の差か、デジタル化の精度の差か、あるいはその両方か。それもそのはず、本作はミント盤を使用しているだけでなく、工程も徹底的にこだわり抜いている。当店では、LDタイトルを海外のアナログ映像専門メーカーに委託してプロユース環境でDVD化してきましたが、本作も同じ工程を経ている。まさに「これ以上は望めない」ほどありとあらゆる手立てを講じたDVD化なのです。その究極クオリティで描かれるのは日本で実現した奇跡のステージであり、まるで名盤『LIVE ALIVE』の“向こう側”をのぞき見ているような光景。ここでは、オフィシャルの伝統盤と比較しながらセットを整理してみましょう。前半(5曲+1曲)・テキサスハリケーン:Scuttle Buttin’(★)/Voodoo Chile/Cold Shot/Couldn't Stand The Weather(★)/ Tin Pan Alley (Dirty Pool)(★)・ソウル・トゥ・ソウル:Say What! 後半(5曲+α)・テキサスフラッド:Mary Had A Little Lamb/Love Struck Baby/Texas Flood/Lenny(★)/Testify (incl. Third Stone From The Sun)(★) ※注:「★」印は公式ライヴ盤『LIVE ALIVE』でも聴けない曲。……と、このようになっています。前半と後半でクッキリと色分けされており、前半は『COULDN'T STAND』曲のラッシュに当時未発表だった「Say What!」を交えたスタイル。それに対し、後半は歴史的大名盤『TEXAS FLOOD』ナンバーの一気呵成で、あの名盤を苛烈な生演奏で濃縮還元してみせるのです。クリス・レイトン&トミー・シャノンとの黄金アンサンブルは飛ぶ鳥を落とす勢いと円熟を併せ持ち、初めてのアジアに触れた新鮮さとオフィシャル撮影のあいまったテンションも申し分なし。これで悪いステージになろうはずがないのです。歴史的名作を連発する中で、奇跡的に実現したたった一度きりに来日公演。そのオフィシャル映像を日本盤レーザーディスクから精緻にデジタル化した1枚です。まさに日本洋楽史上の文化遺産。生前に一度だけ実現した来日公演のオフィシャル映像「1985年1月24日:芝郵便貯金会館公演」のマルチカメラ・プロショットを精緻にDVD化。ミント・クオリティの日本盤レーザーディスクを海外のアナログ映像専門メーカーに委託してデジタル化しており、その映像美は15年ほど前にリリースされたハーフオフィシャル盤以上。まさに史上最高峰クオリティで、名盤『LIVE ALIVE』でも聴けなかった「Scuttle Buttin’」「Couldn't Stand The Weather」「Tin Pan Alley (Dirty Pool)」「Lenny」「Testify」も飛び出す伝説の日本公演を目撃できます。 Live at Shiba Yubinchokin Kaikan, Tokyo, Japan 24th January 1985 PRO-SHOT*UPGRADE Taken from the original Japanese Laser Disc(PVLM-10) 1. Intro. 2. Scuttle Buttin' 3. Say What (Soul To Soul) 4. Voodoo Chile 5. Cold Shot 6. Couldn't Stand The Weather 7. Tin Pan Alley (Dirty Pool) 8. Mary Had A Little Lamb 9. Love Struck Baby 10. Texas Flood 11. Lenny 12. Testify (incl. Third Stone From The Sun) Stevie Ray Vaughan - Guitar, Vocals Chris Layton - Drums Tommy Shannon - Bass PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.86min.