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Paul McCartney ポール・マッカートニー/神奈川ローカル放送・マッカートニー特番 Off the Ground Special

ソロ二度目の来日公演を間近に控えた1993年11月。そんな時代の熱気が溢れ出す日本特番がリリース決定です。そんな本作に収められているのは、神奈川ローカルで放送されていた“SONY MUSIC TV”。そのポール・マッカートニー特番です。前述の通り、この番組は“THE NEW WORLD TOUR”での来日に合わせて放送されたもので、約30分枠の日本独自プログラムです。その内容は、ビデオ・クリップ集。有名人の語りやインタビュー、ナレーションの類は一切なく、ただひたすらポールが歌い、演奏していきます。ただし! ただ単にクリップがダラダラと流れていく番組ではありません。当時の最新作『OFF THE GROUND』をフィーチュアしつつ、来日を前にWINGS/ソロの23年間を振り返るコンセプトが貫かれているのです。 【傑作ダイジェスト「Video Discography」】その要となっているのは、番組序盤で流される「Video Discography」。ここでいきなり20年間のキャリアを9分20秒に濃縮しているのです。具体的に申しますと1970年の「Maybe I'm Amazed」から1990年のライヴ盤『TRIPPING THE LIVE FANTASTIC』まで、27曲分のクリップを次々と繋いでダイジェストしているのです。しかも、これが非常に濃ゆい。冒頭2曲「Maybe I'm Amazed」「Helen Wheels」のみやや早足ですが、1978年の「London Town」からは全アルバムを満遍なくフィーチュア。しかも、アルバム曲だけでなくシングルのみの「Goodnight Tonight」「Spies Like Us」やベスト盤『ALL THE BEST!』からの「Once Upon A Long Ago」もしっかり時系列で挿入。そして、ダイジェストの最後を〆る『TRIPPING THE LIVE FANTASTIC』からはビートルズの「Birthday」「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band)」がセレクトされ、濃厚な総括感が味わえるのです。そして、繋ぎもなかなか巧み。スタイルとしてはランキング番組などにありがちなタイプで、1曲20秒ほどの切り抜きを並べている。しかし、その抜き出し方のセンスが良く、曲と映像の美味しいどころをしっかりと押さえ、懐かしいクリップの数々から猛烈な時代感が吹き出す。オールバックに撫でつけた「Goodnight Tonight」やハードな「Getting Closer」、鍵盤尾上でスティーヴィーと歌う「Ebony & Ivory」、25歳の黒いマイケル・ジャクソンが若々しい「Say Say Say」、ICBMが飛ぶ「Spies Like Us」などなど。また、時系列だからクリップの流行も面白い。映像処理がどんどん進化していきますし、スリラーの残り香漂う「Say Say Say」や「Pipes Of Peace」の頃はポール自ら演技もしているものの、時代を経るほどに「演技=役者/ミュージシャン=演奏姿」になっていく。懐かしいだけでなく、時代と併走していく感じが楽しいのです。 【隅々から滲み出す1993年の薫り】「Video Discography」だけで長くなってしまいましたが、尺で言えば本作のメインはその後。ダイジェスト・セクションで『TRIPPING THE LIVE FANTASTIC』までたどり着いた後は、当時の最新作『OFF THE GROUND』セクション。ここではダイジェストではなく、4曲「Hope Of Deliverance」「C'mon People」「Biker Like An Icon」「Off The Ground」をフルで見せてくれます。このバランス感覚がいかにも“THE NEW WORLD TOUR”直前!という感じなのですが、それ以上に濃厚な時代感なのがラスト。視聴者プレゼント・コーナーなのです。ジャパンツアーの公演スケジュールが宣伝され、東京ドーム公演のチケット・プレゼント企画が告知される。その日程も懐かしいものの、プレゼントされるチケットが「各公演3組6名様・計18名様をご招待」というから凄い。当時はバブルが弾けていたはずですが、たかだかローカル局の30分特番に大盤振る舞いできる辺り、さすが90年代です。さらにふと気づくと応募方法がメールではなくハガキだったり、郵便番号が3桁だったり。番組独自と思われる「テレフォン・サービス」なる謎の電話番号も告知され、そこにはダイヤルQ2「0990-」が……。前述したように、本作にはナレーションの類は一切ないのですが、その隅々から1993年の薫りが滲んで溢れてこぼれだしてくるのです。特濃な内容にすっかり書き忘れておりましたが、本作のクオリティはもちろん極上。コアな記録マニアによる大元マスターは超美麗でダビング痕もゼロ。それこそ公式レーザーディスク起こしのような映像美です。そんな超極上クオリティでポールの23年間を28分間に濃縮還元した映像傑作。ポールを見つめてきた想い出が走馬燈のように駆け抜け、同時に“THE NEW WORLD TOUR”に胸を焦がしていたワクワク感まで甦ってくる1枚です。 Broadcast In Japan 1993 1. Introduction 2. Video Discography (9:20) (Maybe I'm Amazed / Helen Wheels / London Town / Goodnight Tonight / Getting Closer / Arrow Through Me / Coming Up / Waterfalls / Ebony & Ivory / Take It Away / Tug Of War / Say Say Say / Pipes Of Peace / So Bad / No More Lonely Nights / Spies Like Us / Press / Strangehold / Only Love Remains / Pretty Little Head / Once Upon A Long Ago / My Brave Face / This One / Figure Of Eight / Put It There / Birthday / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band) 3. Hope Of Deliverance 4. C'mon People 5. Biker Like An Icon 6. Off The Ground 7. Japan Tour Schedule 1993 & End Credit PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.28min.

Paul McCartney ポール・マッカートニー/神奈川ローカル放送・マッカートニー特番 Off the Ground Special

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